セルモの教室長BLOG

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学習計画の立て方

8月もあと2日ですね。

さてみなさん9月からの学習計画はしっかり立てられていますか?

このblogを読まれるのは、保護者様であったり同業者であったり、また当教室をご存じの一般の方だったりするので、この質問をしてもあまり意味が無いかも知れません。

そもそも計画というのは、あくまでも生徒さん自身が立てるものですしね。

なぜ今日このテーマを出すかと言うと、

よく「うちの子は学習の計画の立て方が分からない」というご質問を受けるからです。

実際のところはそれ程難しいものではありません。

例えば教科書が200ページあれば、テストは年間5回あるので概ね5等分の40ページ程度が次回のテストまでに学習が必要なボリュームです。

その40ページをテストまでの期間で、何回復習するか決定します。復習する回数はそのお子さんによって異なります。その生徒さんが理解が定着するまで、どれくらい復習が必要か?それは例えば、英単語や漢字のトレーニングをしてみると把握しやすいと思います。概ね1〜2回の学習で覚える生徒さんは、一般的な数学や理科を学習する場合も2〜3回程度で済むでしょうし、英単語や漢字が苦手で4回も5回も復習が必要な生徒さんは、他の科目でも同じ傾向にあります。

そういった生徒さんは、復習する時間が総合的に取れませんので、基本問題に絞るなど、学習の範囲を狭めて上げた方が良いと思います。

上記に書いたような内容を整理できれば、必然的に1日あたりに勉強するページ数が出てきます。そのあとはそのページ数の教科書のチェックや用語の練習、問題集を解いてみるなど、実際にやってみて時間を計測すれば良いわけです。

例えば英語は1時間、数学は40分など標準的な時間を設定し、一日に実施する科目数などを決めていけば、1週間のスケジュールで空き時間は分かるわけですから、計画に落としていけると思います。

あとは、実際にやるかどうかだけです。実際は計画を立てるのが難しいわけでは無く、この実行のチェックをするのが億劫で前に進まないケースのほうが多いのでは無いでしょうか?

まずは立派な計画を立てる前に、1科目ごとの標準値を計測する機会を持ち、そのあとに計画に落とし込む作業をすると、スモールスタートで学習は前に進んでいくかもしれませんね。

参考になさって下さい。

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2016.08.30
夏期講習最終日

本日で夏期講習は終了です。

と言っても、本日は朝から模擬試験を実施しており夏期講習は夕方のひと枠のみです。一部の生徒は、夏期講習に空席が無かったので、9月以降も通常授業の空席で夏期講習授業を実施する生徒もいます。

まあそうは言っても一応終了なので、感想を少し述べたいと思います。

まず受験生の多くが2学期の先取り学習を終えられたことに、ほっとしています。中には3学期分も終えられた科目がある生徒もいて、ずいぶん頑張ったなあと思います。貯金のある生徒は、これからの学校の授業をしっかり取り組めば、理解もずいぶん深まるものと思われます。

一方で2〜3名の受験生は予定通り進みませんでした。大きな原因の一つとしては、元々学校の進度に対し大きなGAPがあったことが原因ですが、一番大きな問題は一つひとつの復習を自宅でほとんど行わず、塾の授業だけで凄そうとして、結局日々の確認テストを英単語や漢字など練習を重ねる必要がある箇所で大きく落としてしまい、確認テストの範囲をやり直し・・となってしまったことです。

これらの生徒とは、夏休み入る前にしっかり話をしたのですが、裏切られた気持ちで残念です。しかし、例年こういった生徒が数名いることも事実なので、これからどういうバックアップをしていくか、そちらに思考を移して行きたいと思います。

他の学年でも、学年を超えた遡りをしていて、夏休み中に学校の進度に追いついた生徒も沢山いました。段々と勉強に対しての自信が顔に表れてきた様子も見て取れ、今後の定期テストが楽しみであります。

という様に状況としては様々ですが、今状態が良い生徒もそれを継続していかなければなりませんし、そうで無い生徒は巻き返しが必要で、9月以降も生徒をプッシュしていきたいと思います。

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2016.08.27
埼玉の事件に思う。

埼玉の東松山市で、16歳の少年が遺体で見つかるという悲惨な事件が起こりました。

またか!と感じた人も多い事件ですが、本当に集団心理というのは怖いものです。今回は10名近くの少年が関わっていたという報道もあります。15、16歳にもなって分別が付かないのか?と思う反面、無職の少年達という報道を見ると教育やしつけの機会を逸してしまう環境にあったのかも知れません。

もう少し事件の経緯や詳細が判明しないとなんとも言えませんが、社会全体で子供達に関心を持ち、教育やしつけの機会をしっかり持たないといけないな・・ということを改めて思いました。

今日も教室で、夏休みのちょっとした冒険をしている生徒達を数名見ました。髪の毛を染めたり、ツメにマニキュアを塗ったり、学校の校則に反する髪型をしたり・・・、中には腕にタトゥーのまねごとをマジックで書いている生徒など。

タトゥーは別として、個人的にはマニキュアくらいのおしゃれは許して上げたいなと思うほうなのですが、ちょっとした変化が友人関係や心境の変化に繋がっている場合もありますので、それとなく話しかけて何か問題が無いか自分なりに観察しているつもりです。

それでも昨晩とある生徒の保護者さんから、生徒さんのとある問題についてご相談頂きましたが、日々の観察の中ではそこまで気付かなかったです。興味関心を持つことは大事ですが、全てを見通せるわけでも無く、結果ああいった事件も起こるわけで本当に難しいものですね。

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2016.08.25
夏休みも残り1週間、課題の多い生徒さんは・・。

早いもので夏休みも残り1週間となりました。

夏休み期間は受験生の課題克服が重要なテーマです。課題がそれほど無い生徒はどんどん先取りして貯金を作れば良いのですが、そうではなく1年や2年の復習が必要な生徒にとっては、いくら時間があっても足りません。

大手塾さんの都合の良いCMやチラシで、「夏休みで課題は全て克服!」という感じでPRされているので、苦手は夏休みで全部克服出来ると思われているご家庭や生徒さんが多いのですが、実際はそんなに簡単に克服出来るものではありません。

中には中学校の最初からほとんど勉強出来ておらず、2年間分、場合によっては小学生の範囲の復習が必要な生徒さんもいます。さらに苦手が複数の科目にまたがる場合もありますので、そうなってしまうと夏休みだけで全て復習・克服出来るのはほんの一部(特例と言っても良いでしょう。)の生徒さんだけです。

ポイントを絞って指導すれば良いじゃ無いか!というご意見を賜る場合もあるのですが、現代の中学校の学習内容は基本的なポイントだけでもかなりの範囲が各科目あります。

時間を掛けて、2年生の夏休み・冬休み・春休み、そして3年生の夏休みと順番に計画的に復習した生徒さんは何とかなっていますが、夏休みから復習を始めた生徒さんは正直1年生の半分も終わっていれば御の字です。本当はもっと早く初めておかなければいけなかったのでしょうが、その認識が持てていなかったり、他様々な事情がありますので、今更言っても仕方ありません。

進めるスピードを上げようにも勉強が苦手な生徒さんは勉強に慣れていませんので、理解するスピードも無理矢理はやめては拒否反応を示します。また理解したとしても一発で各問題がスムーズに解ける訳ではありませんので、繰り返し解く時間も必要になります。

では夏休みで終わらなければどうすれば良いのか?受験まで(来年の1月・2月)に何とかするしか有りません。残り5〜6ヶ月です。場合によっては補習をするなど、特別な対応も必要かもしれません。実際に当教室の受験生を見渡すと、その対象となる生徒さんが数名いる状況です。

夏休みを終えてほっとしたいところですが、我々の悩みはまだまだ続きます。最後まで粘り強くフォローしていきたいと思います(するしかない!)。

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2016.08.24
再入学の生徒さん

昨日少し書きましたが、今春見事私立中学校に合格され当教室を卒業された生徒さんが、当教室に再入塾されることになりました。

今日学習チェックのため来校されています。

ノートの書き方や、進め方などは教える必要がありません。

しかし、1学期の内容を復習してみると理解出来ていないところが多いです。しっかり一つずつ復習していきましょう。

私立中学校に入った生徒さんは、合格の喜びで勉強の継続性が途切れてしまう生徒さんが多いです。そりゃそうですよね。ずっと同級生達が遊んでいるのを尻目に勉強してきたわけですから。少しくらい遊びたいですよね。

実際私も私立中学校卒業ですが、1年生の時はまさにそういう時期を過ごし、学校の先生には「勉強しないと進学出来ないぞ!」と言われたものです。焦って2年生から勉強した記憶があります。私の場合は、小学校4年生からずっと受験勉強していましたので、その反動はずいぶん大きかった記憶があります。

なんせ合格発表自体を母親に行ってもらい、自分は家でやりたかったドラクエやってしましたからね。合格した喜びよりも、「やっと遊べる!」喜びのほうが大きかったですね。

今日生徒さんと話すと、やはり同じような心境だったようで、一方で成績があまり良くない現実も理解出来ているようでした。

とにかく取り戻すしか無く、しばらく時間は掛かると思いますが、じっくり頑張っていきましょう!

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2016.08.23

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