セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

読解力の改善をはかるための努力は絶対必要! [代表:宮谷]

「読解力に課題がある。」


「文章題が苦手。」

読書で目が疲れた人のイラスト(女性)

入塾のお問い合わせをいただき、多くの保護者様から生徒さんの課題として挙げられるのが“読解力”です。


そして、「本を読めば解決しますか?」とご質問を受けます。

本の虫のイラスト(男性)

もちろん本は読んだほうが良いです。


しかし、読書が大好きな生徒が読解力があるかというと、必ずしもそうではありません。


まず、一番大事なことは「文章に書いている意味を、理解しようとする意思があるかどうか?」です。

元気な女の子のイラスト

文章を読むのが苦手な生徒さんは、苦手から嫌悪に変わり、そもそも文章を読もうとしないことが多いです。


読まずに、さっと眺めるだけです。

色眼鏡で見る人のイラスト(男性)

これで理解する・・というのは、無理があります。


できれば嫌悪感を持つ前に、読解力の強化・改善を図りたいです。


次に、大事なのは「語彙」が分かっているか?ということです。


「語彙(ごい)」とは、単語の総体、つまり対象となる文章や会話を理解するために必要な単語解釈の集まりです。


一つひとつの単語の解釈が出来ていないと、文章全体の意味を正確に捉えることが出来ません。

焦って書類を書く人のイラスト(女性)

その他にも、主語・述語といった文法ルールも理解する必要があります。


「誰が」「どうする」が主語・述語ですが、これが意外と小学校高学年や中学生になっても理解できていないケースが多いです。


文法はその他にもたくさんあります。同義語・反対語、こそあど言葉、接続語・・、小学校で習った文法だけでもたくさんあります。


こういった様々なことを改善するのは一長一短では無いのですが、改善活動に取り組まないことには話は前に進みません。


手軽な改善活動としては、勉強する時、文章を読む時に「国語辞典」を常備しておくことです。


分からない言葉があれば、すぐに調べましょう。辞書引きすることで、単語の意味だけでなく、他の使い方や近隣の単語も目にすることが出来ます。


また、文章を読む時は「句読点」で切って、そこまでの意味をまずは解釈するようにしましょう。


語彙が身に付いていない状態で文章を一気に読むと、理解がオーバーフローします。オーバーフローしないように区切るのが句読点の役割です。

焦って書類を書く人のイラスト(男性)

細切れに読むことで、脳が疲れずに済みます。


本格的な改善としては、読解力強化・改善のテキストを使ってトレーニングしましょう。

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕

書店にはたくさんの読解力強化教材がありますし、当教室でもオプションで受講して頂ける読解力強化メニュー(格安)があります。

https://www.selmo-machida.com/price/#course02


一番大事なことは継続することです。半年位で諦めてしまってはいけません。大文字にしておきます(笑)。


読解力というのは、目先の学習にも関係ありますが、最終的には将来社会に出た時に影響します。


仕事で指示が分からない、社内外の文書や指示書が読めない・・となると、困ることは言うまでもありません。何十年も影響することなので、何年も継続して取り組んだ頂きたいですね。

高専やダブルスクールという選択肢もある! [代表:宮谷]

現在、新中学3年生の面談を順次進めています。

三者面談のイラスト(男子中学生・高校生)

1年後には彼らの受験も概ね終わっていることかと思いますが、

・この1年のスケジュールを把握する。

・志望校選びはどうする?

・勉強はどうする?

・その他、現時点でのお困りごとは?


など、今年の都立受験の問題などを実際に見て貰い、実際の受験のレベル感も掴んでもらいます。


ここ数年の傾向ですが、進学先の多様化が進んでいます。


今回も面談をすると、従来には無い進学先を希望される生徒さんもいます。


選択肢の中に増えてきているのが、「高等専修学校」通称高専や、「専門学校高等過程」通称ダブルスクールです。


高等専修学校は、昭和51年に新しい学校制度としてつくられた専修学校のうち、中学卒業者を対象とした課程です。


社会に出てすぐに役立つ実践的な職業教育を行い、いろいろな分野でスペシャリストを養成しています。


高等学校と並ぶ正規の学校として、高等学校の枠に収まらない多様な教育を行っているのが特徴です。


高等課程は、基本的には高専と同じ目的とした学校なのですが、卒業資格が提携校となる場合があるのが違いです。


例えば、町田調理師専門学校高等過程は、東海大学付属望星高等学校の卒業資格が貰えます。


多少の違いはあるものの、基本的には将来の就職や自立に向け専門的な教育を早めに習得することが目的なのです。


町田市内の生徒さんだと、お隣の相模原や横浜を含め、通学1から1時間半以内だと20以上の高専・高等課程があります。


専門分野も料理・パティシエ・美容・介護・会計・俳優/声優・音楽など、多様な分野の学校があります。


興味ある方はHPを見たり、見学に行ってみることをお勧めします。


ただ、気をつけなければいけないのは、保護者さんとお子さんできちんと約束をされることです。


専門的教育を受けるので費用も相応に掛かります。


途中で「やっぱり違う。辞めた!」と言われると、それまでのプロセスや投資が無駄になります。


選考の初期段階で、きちんと「最後までやり遂げる。」「意思を持って進学する。」ということをきちんと話し合い約束して下さい。


やはり過去にも途中で行かなくなった生徒さんのお話も聞いています。


高校進学は大人への入口です。


生徒さんにも自分自身で”意思決定する重要性”を理解してもらう必要があります。


それは普通の都立高校や私立高校でも同じです。

睡眠の問題・課題を抱えている生徒さんの増加、深刻です。 [代表:宮谷]

最近、朝起きられないお子さんが増えていますが、一言で起きられないと言っても原因は様々あります。


睡眠専門のグッドスリープクリニックさんのHPにその種別が書いています。

https://www.good-sleep.gr.jp/difficulty_getting_up/


これだけの原因が考えらるので、素人判断は危険です。


睡眠障害の専門病院や睡眠外来はとても増えてきているので、改善が見られないお子さんは診察を受けてみることをお勧めいたします。


やはり、過去に睡眠障害の診断を受けた生徒さんは、病院の方に「もっと早く来てほしかった。」と言われたそうです。


一度その症状が出ると、風邪とは違い数日ですぐに治るということはありません。


一定の治療期間が必要なので、場合により受験や大事なテストと期間が被ってしまう場合があります。


少なくとも気をつけないといけないのが、寝る前にずっとスマホを見ているお子さんです。


時間を決めて保護者さんが預かって下さい。


本ブログでも何度も書いていますが、スマホでずっと動画やゲームをやっている生徒さんが多すぎます。


上限は21時位では無いでしょうか。小学生だと20時とか・・。


受検生の今年の合宿勉強会で驚いたのが、過去問演習を開始してもスマホをやめられなかった生徒さんです。


開始の声が掛かっても、スマホを触り続け、50分の実施中も鞄から取り出して触っていました。


話を聞くと、手が勝手に動いてしまうそうです。知らぬ間に触っていることも多いようで、かなり深刻な状態だなと思いました。


一旦その日の演習中は預かりましたが、休憩時間になると早速ゲームをやっていました。他の生徒さんが自習をしているので、ゲームは控えてね?と言うと、会場の外の廊下に行って続けていました・・。かなり深刻な中毒です・・。

姿勢・ノート・語彙力の改善は時間が掛かる・・。 [代表:宮谷]

3月に入り、体験学習が本格化してきました。

「無料体験会」のイラスト文字

セルモの体験授業はなるべく初回は保護者様にご覧頂くようにしているのですが、


多くの保護者様がすぐにお気づきになるのが、生徒さんの「着座姿勢の悪さ」と「学校の勉強ではノート学習が身に付いていない」の2点です。

姿勢の悪い椅子に座る男の子のイラスト

ノートのイラスト(文房具)

また、学習面では「知識や理解の定着に課題」があることは、当然どの保護者さんもお気づきになられて体験授業に来られているのですが、それがどの部分なのか、なぜなのか、その点も体験授業により明確にお気づきになられるかと存じます。

女性会社員の表情イラスト「ひらめき」


まず「着座姿勢の悪さ」ですが、この数年非常に顕著な傾向かと思います。

姿勢の悪い椅子に座る女の子のイラスト

原因は様々なのですが、コロナ禍を経験し、非常にその割合は増えています。

本Blogでも何度も回てきましたが、姿勢が悪いと、

・内臓が圧迫され、酸素吸入量が減り脳へ酸素が回らない。=理解力や処理力に影響。

・視野が狭くなり、教材やノート全体を見渡せない。=問題処理が遅くなる、ケアレスミスの増加。

・将来的には腰痛の原因となり、健康被害が出る。=日常生活に支障が出る。


と、姿勢が悪くて良い点はありません。ただ、一度姿勢悪いモードが続くと、筋肉や意識が癖づいてしまうので、なかなか治りません。ストレートネックも典型的な症状ですね。

ストレートネックのイラスト

姿勢矯正教室に通う生徒さんもいるほどです。経験上、声がけだけだと、一瞬は姿勢が良くなりますが継続はしません。


やはり姿勢矯正のプロに診断と対策をお願いしたほうが良いでしょう。

整体の施術のイラスト


次に、「ノート学習が身に付いていない」ですが、ノートというのは情報を整理整頓し、適切に処理する場所であります。

開いたノートのイラスト

きちんとノートを取れるようになると、正しい理解や処理方法が得られます。


しかし、近年の学校ではノート指導がほぼ無いので、ノートに整理整頓してまとめられない生徒さんが圧倒的に多くなりました。


学校のナビマのように、画面だけを見て楽に答えようとする習慣が身につき、小学校1年生であればまだしも、2年生以降の学習に大きな影響を及ぼします。


できるだけ小学生の早いうちから、ノート学習にしっかり取り組めるようお願いします。

セルモはオリジナルノートを活用し、ノート学習の改善に努めていますが、ここ最近だいぶんオリジナルノートの活用が定着化してきた印象です。教室で100円で販売しています。


最後に学習に課題がある原因の一つに、「語彙力」が原因になっているケースが増えてきました。今の教科書の中身は、「読解力がある」ことを前提にした問題ばかりですからね。

名言集のイラスト


例えば、「これらの」「これ」などの指示詞や、「このように」「よって」などの接続詞の意味を理解出来ていないと、問題全体の文脈が読み取れず、算数や数学だと問題までたどり着きません。一つずつ、それぞれの言葉が何を意味しているのか、きちんと積み上げていく必要があります。


語彙力の改善、姿勢の矯正やノート学習の習慣化はともに時間が掛かる項目です。

階段を登る人のイラスト(男性)


小学校時点で気付いた方は、なるべく早めに改善に取り組んでいただきたいと思います。

“受験合格”をゴールにしないでね! [代表:宮谷]

昨日は都立一般入試前期分割の合格発表でしたが、朝からその対応で大変疲れました。

合格した人のイラスト(男子学生)合格した人のイラスト(女子学生)

LINEやメール・お電話で、保護者様の喜び・悲しみ、様々な声を聞きました。


合格発表後に登校した生徒さん達とお話しましたが、皆さんそれぞれの心象風景や意見がありました。


きっとそういう風景を積み重ねて、人間として成長していくのでしょう。


成長期のイラスト

今回の経験や体験を大切にしてください。


令和6年度入試 合格速報!(2024年3月1日更新)

https://selmo-machida.com/wpsys/topics/10437.html


さて、一方で心配なこともあります。

心配する人と吹き出しのイラスト(男性)


来週から中学3年生の大半は「高校進学準備講座」で数学Ⅰや英語を実施するのですが、昨日はまだその準備が完了していないため、受験対策メニューで未着手の数学の問題を解いてもらいました。

数学者のイラスト(女性)


とある生徒さんは、1年生の一次方程式の受験問題、他の生徒さんは同じく1年生の比例・反比例の受験問題に取り組みました。


すると、とても大切な方程式の手順や、比例定数の求め方、反比例の計算の公式など、多くの解法を忘れてしまっているでは無いですか・・。

ふさぎ込む人のイラスト(女性)

説明をすると、「そうだった・・。」と思い出してくれましたが、受検生特有の現象です。受験合格でほっとした気持からなのか、一気に油断が出てしまうのです。


昨日は仕方ないと思うのですが、週末ゆっくり休んで気持を切り替えてください。


元気な男性のイラスト

高校の学習は中学校以上に科目が多く、難易度も高いです。


成績の上下差も露骨に出ます。小学校や中学校で味わった「分からない辛さ」はもう体験してほしく無いと思います。さらに、義務教育では無い高校は留年もあります。


来週の土曜日に「高校進学準備セミナー」をオンラインで実施します。


是非ご参加いただき、気持を切り替えるきっかけにしてください。


(日時)

3月9日(土) 18:00から19:30


(お申込み先)

下記のエアリザーブからお申し込み下さい。

https://airrsv.net/selmomachidatsurukawa/calendar

※お申込み後アクセス先URLをお知らせいたします。


(主な説明内容)

・高校の学習の難しさ
・大学受験の仕組み

・今年度共通テストの分析

・ブロードバンド予備校のご案内 等

無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!