セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

人口が15,000倍になった!? [代表:宮谷]

昨日blogに書いた「地球史マップ」ですが、Xでblogの更新をお知らせしたら,

ナショナル・ジオグラフィック社の方からReply頂きました(笑)。



昨日も寝る前に少し読書しました。


面白かったのは、「人類の進化」です。

06-01.jpg

出典:名古屋大学大学院 門脇誠二研究所

https://www.num.nagoya-u.ac.jp/outline/staff/kadowaki/laboratory/research/human_evolution.html


人類の進化は複雑で、ホモ・サピエンス(現在のヒトに繋がる人種)が約20万年前にアフリカに出現したあと、約6万年前にユーラシア大陸に拡散し、ホモ・サピエンスより先に住んでいたネアンデルタール人と交替しながら、現存する唯一のヒトになったというのが定説です。

クロマニヨン人のイラスト(新人類)


しかし、新たな研究も発表されており、ホモ・サピエンスがアフリカから誕生しただけではなく、ユーラシア大陸でネアンデルタール人等と共通した祖先から分岐した可能性など、新たな研究成果も出てきています。

説明会・セミナーのイラスト(白衣の女性)


なぜネアンデルタール人や、その他の人種(デニソワ人など)が絶滅したかには諸説ありますが、生殖能力や言語能力の差があったと言われています。その他、文化的な違いや組織力の違いなども影響しているようです。


ただ、そもそも当時の人類は数万人規模(5万人)でしか存在しておらず、ネアンデルタール人やその他の人種が絶滅したと言っても、何らおかしな話では無いこと が分かります。

世界の人口のイラスト

それから生き残ったホモ・サピエンスは、昨年80億人を超える人口になりました。


当時の推定人口の15,000倍以上になったわけであります。特に、この100年での人口の伸びは驚異的です。これだけの人口増加は、世界的な食料やエネルギー問題に繋がっています

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2050年には100億人近くまで伸びる予測がある一方で、日本を初めとした多くの先進国では少子高齢化になっており、これから人類はどういった変化を果たしていくでしょうか。

地球史マップお勧めします! 激辛チップスは食べてはいけません… [代表:宮谷]

昨日、帰宅後に購入した「地球史マップ」を少し読みました。

寝る前だし、疲れているから10ページ位だけにしておこうと思いましたが、結果的に50ページほど一気に読んでしまいました。

地球誕生の歴史、人類の地球の観察史、地球の構造を織り交ぜながら解説しており、飽きること無く読むことが出来ます。小学生には少し難しいですが、理科好きな中学生位であれば読めるかなと思います。

サンプル画像 地球史マップ1

発行元の日経ナショナル ジオグラフィックから画像をお借りしましたが、ビジュアルがとても美しく、このビジュアルもインターネットからダウンロード出来る仕組みになっています(但しフランス語。元々フランスで出版された書籍のようです。)。

サンプル画像 地球史マップ2

今までのところで印象的だったのが、画像にもある「地球中心説」と「太陽中心説」の話です。「地球中心説」つまり「天動説」と呼ばれるもので、宇宙は「地球を中心」として動いている考え方です。

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古来からずっとこの考え方が信じられてきました。様々な学者の研究や観測記録により段々とこの説は否定されるようになり、16世紀になり有名なコペルニクスが「地動説」を唱えます。その後、さらにその証拠が揃い始め、「天動説」は完全に否定されます。

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しかし、この「天動説」に基づいてガリレオ・ガリレイが宗教裁判で罰せられてから、400年後にようやくカトリックが公式に地動説を支持したのは21世紀に入ってからのことでした。単なる地球や宇宙の動きの話ではなく、宗教観も関係し、多くの人達の人生を左右してきたわけです。こういった話を含め様々な視点で情報を知ることが出来るのが、この書籍の良いところだなと思いました。

サンプル画像 地球史マップ3

サンプル画像 地球史マップ6

サンプル画像 地球史マップ7

昨日「地球史マップ」を読んで、やはり読書は大切だなと痛感しました。特にこういった図鑑系の書籍は、一つのテーマに対し、多用な視点の情報を知ることが出来るのが良い点です。最近はネット検索が中心となり、特定の情報を断片的に見てしまう傾向があるので、こういった俯瞰して物事を知ることにも時間を割いていきたいですね。


話は変わり、昨日とても危険だなと感じたニュースがありました。

ニュースサイトのイラスト

激辛チップスに潜む危険性 昨年は米で死亡事故も 水を飲むのは逆効果 有効なのは乳製品

https://www.sankei.com/article/20240716-BUN2F6SFJVHBTNF4XUL3WQNOXY/

真面目な顔のニュースキャスターのイラスト(男性)

私も20代の時に、渋谷にある某有名ラーメン店で激辛ラーメン食べて体調不良になり、それ以来一切激辛料理は食べないようにしています。

激辛ラーメンのイラスト

食べたその日はお腹を下し、なんとか自宅に帰ったものの汗が止まらず咳き込んで、一晩寝ることが出来ませんでした。

咳で寝られない人のイラスト

上の記事を見ると、大量の水を飲んでいたので逆効果だったのですね。しかし、その瞬間は牛乳を飲むという発想は湧きませんでした。

小さいパックに入った牛乳のイラスト

人それぞれカプサイシン(唐辛子の成分)に対する耐性は異なるので、私は基本的に低いと認識しました。

唐辛子のキャラクター

子どもたちは「激辛スナック」が好きで食べているというよりも、面白半分で食べている人が大半でしょうし、中には死亡事故に繋がるような場合もあるので、「人には勧めない・勧められても食べない。」ということが原則かなと思います。

唐辛子の断面のイラスト

各ご家庭でもお子様たちにその旨伝えていただけると幸いです。

拡声器で話す女性会社員のイラスト

ちなみに、激辛チップスを食べて搬送された子ども達を診察したお医者さんがSNSに登校されていましたが、食べたのは朝で、体調不良になったのは昼を過ぎてからとのことでした。

機内で病気になった人のイラスト

胃の中に残った成分が悪さをしたのかもしれませんね。

不健康な胃のキャラクター

アメリカではYoutuberが激辛チャレンジし、死亡事故も起こっています。いずれにせよ、こういった極端な食べ物は避けるべきかなと思います。

ペンシルベニア州とはどんなところ? [代表:宮谷]

現地時間13日(土)、アメリカのトランプ前大統領が銃撃されました。

トランプ氏がSNSで「耳の上部を銃弾が貫通」…「このようなことが起きるとは」 : 読売新聞

(出所:読売新聞)

幸いにもトランプ氏は耳に負傷を負ったもののの、命に別状は無く助かりました。一方で、演説会に参加していた方がお亡くなりになられました。御冥福をお祈りいたします。

トランプ氏サイト、流血した顔の画像掲載 選挙資金呼びかけ | ロイター

銃弾があと1,2センチずれていたら、おそらくトランプ氏も危なかったですね。犯人はシークレットサービスの狙撃犯の射殺されたとのこと。

特殊部隊のイラスト

事件の背景や詳細は各種ニュースに譲るとして、事件がおきたペンシルベニア州はどういったところでしょうか?

場所としては、首都ワシントンDCの北側で、ニューヨーク州の西側に位置します。


日本製鉄が買収に名乗りを上げて話題になったUSスチールの本社がある地域になります。大リーグでは、フィラデルフィア・フィリーズの本拠地です。

フィラデルフィア ・ フィリーズのプロフェッショナルなチームのロゴと旗を振っています。編集 3 D レンダリングの写真素材・画像素材 Image 81464332 さん

2学期中間テストの社会の時事問題で出題される可能性があるので、生徒さん達はトランプ前大統領のフルネーム・ペンシルベニア州の名前や場所などを覚えておきたいところです。


トランプ前大統領がなぜペンシルベニア州で演説会を行ったかと言うと、この地はアメリカ大統領選挙で激戦州の一つとなる州だからです。


要は共和党と民主党の支持率が拮抗する場所ということになります。


アメリカ大統領選挙は伝統的に、北東部や西海岸が民主党の地盤(党のイメージカラーから、ブルー・ステートと呼ばれる)で、中西部や南部が共和党の地盤(同様にレッド・ステート)とされており、下の地図でピンク色の場所がスイング・ステート(別名パープル・ステート)と呼ばれる支持が拮抗する激戦州になります。

2560px-Swing_states.svg.png

大統領選挙で勝つためには、各州の大統領選挙人(アメリカ大統領選挙は間接選挙です。)を確保する必要があるので、このスイング・ステートでの演説会やイベントが増えるということになります。


アメリカ大統領選挙の仕組みを分かりやすく

https://www.asahi.com/special/visual/us-election1/


このペンシルベニア州は、人口が約1,300万人(全米第5位、東京より若干少ない)の大きな州になります。前回の大統領選挙で、現職のバイデン大統領がこのペンシルベニア州で勝利し選挙人を獲得したことで、大統領選挙の結果が決まりました。

アメリカの大統領のイラスト2

つまり、それだけトランプ前大統領としても力を入れざるを得ない地域だったということが分かります。


大統領選挙の仕組みや、二大政党制は高校受験でも出題されますので、今回のblogの内容も各ご家庭でお話頂ければ幸いです。

作文練習会実施、字は大きく・濃く・丁寧に[代表:宮谷]

13日(土)は夏休み前作文練習会を実施しました。

作文のイラスト

受験生の皆さんに集まって貰い、


①受験作文の目的

②作文と小論文の違い

③作文用紙の使い方

④見本作文の書き写し


このような流れで取り組んでもらいました。


みんな真剣に取り組んでくれて良かったと思います。作文は最近書く機会が減少しており、作文用紙の使い方は小学校以来始めて聞くという生徒さんも多かったですね。

マルを出すうさぎのキャラクター

また、小学校生はOKなルールでも、中学生や受験作文ではNGなルールもあることを理解してくれたかなと思います。

バツを出すうさぎのキャラクター


さて、共通する課題としては皆さん「字が全体的に薄い」ということです。

メモ帳のイラスト(文房具)

採点官は多くの作文を見ていきますので、小さく薄い字では「読みづらい」と感じてしまい、前向きな採点が出来なくなります。


大きく濃い字で「丁寧」に書く必要があります。


作文は鉛筆のほうが濃くしっかり書けますので、作文用に鉛筆を3本用意しておくように伝えました。

筆箱のイラスト(四角)

1本だと折れてしまったら使えなくなります。


また、前半と後半で鉛筆を交換して、字の太さを統一すると読みやすくなるでしょう。そういう意味での3本となります。試験当日は、しっかり削っておいて下さい。


なお、8月10日前後に昨年度(令和6年度)の都立過去作文テーマが発表されるはずです。東京都教育委員会HPに掲載されます。

※例年8月10日前後


作文練習会に参加された生徒さんには、9月6日(金)を締切として令和6年度の志望校のテーマに取り組んでみて各教室に提出してもらように伝えています。


私立の生徒さんも、昨年度のテーマが各学校発表(HPや説明会)していると思います。不明な場合は学校に確認して頂ければと思います。作文が無い私立の方は、テーマを設定しますので各教室までおたずね下さい。

作文用紙のテンプレート

提出方法は、作文用紙(400字)に筆記して頂き各教室までご提出下さい。


※練習会に参加した生徒さんには、400字作文用紙を数枚配布しています。

木星のお陰です! [代表:宮谷]

明日は受験生の夏休み前作文練習会です。

作文の添削をしている先生のイラスト(男性)

残り枠は12:30開始の枠のみとなります。

作文のイラスト

お申し込み忘れはございませんでしょうか?

作文を書く子供のイラスト(女の子)

文の習得は非常に時間が掛かるので、今のうちから時間を掛けてしっかりレベルアップしていきましょう。


なお、参加される方は、

①筆記用具

②開始5分前集合

③服装は自由

④教室は木曽教室

です。


場所、参加時間の間違えが無いようにお願いします。


さて、今日は理科分野のお話です。

教科書のイラスト「理科」

よくハリウッド映画で、地球に巨大隕石が近づいてきて、その落下をアメリカ中心の防衛隊が防ぐ…というようなパターンがあります。

彗星・隕石のイラスト

「あり得ない!」と思っている人も多いかと思いまずが、実際に巨大隕石は落下したことがあります。

地球に衝突する隕石のイラスト

巨大隕石が地球に落下したのは、約6,500万年前に「惑星キラー」と呼ばれる直径10kmの小惑星が地球に衝突し、ユカタン半島沖のメキシコ湾に直径200メートルの「チチュルブ・クレーター」が出来たことが、地球史の中で最大の隕石(惑星)落下です。


https://forbesjapan.com/articles/detail/24920?module=article_related

チチュルブ衝突と呼ばれるこの衝突により、恐竜を含む当時地球上に生息していた全生物の75%が絶滅したとされます。それ以来、地球に巨大隕石は落下していません。

スピノサウルスのイラスト


では、なぜ地球に隕石が落ちてこないのでしょうか?


それはいくつかの理由がありますが、

①多くが大気圏で燃え尽きている。

②地球の近くに、地球より直径が11倍大きい木星があり、その引力に引き寄せられる。※下のイラストで、地球の二個右側が木星です。

太陽から右に、水星、金星、地球、月、火星、木星、土星、天王星、海王星(受験生は暗記!)

※月は地球の上の小さいものです。

太陽系のイラスト

このような理由から、大きな隕石が落下してこないそうです。


ちなみに、2023年には直径数十メートルの隕石が木星に衝突し、もし地球にこの隕石が来ていたらどうなっていたか?と考えると、恐ろしい感覚になります。


隕石の落下速度は秒速2〜10kmだそうです。

落下物から逃げる人たちのイラスト

拳銃の何十倍もの速さなので、避けることはほぼ不可能でしょう。


では仮に6,600万年前の惑星キラーと同じように、地球に小惑星が近づいてきたらどうなるのでしょうか?

パンチカードを読む科学者のイラスト

科学者達は真剣に議論していて、地球の周回軌道上にある小惑星を調査し、小さい惑星であれば現代の技術を持ってすればロケットや核兵器を用いて破壊は可能と分析しているようです。

パソコンを使って働く白衣の人のイラスト(男性)

しかし、惑星キラーより大きな惑星となると、現代の技術では避けることが出来ないようです。


衝突のエネルギーによって300℃の熱を持つ衝撃波が発生し、全大陸の広い面積で火災が発生すし、火災による煙は、塵や水蒸気とともに上層大気に厚い雲を形成し、地表に届く太陽光が大幅に減少します。

ゲリラ豪雨のイラスト(自然災害)

その結果、気温が数十年間下がり続け、植物の生育が難しくなり、飢饉が地球規模で蔓延するとのシミュレーション結果を出しています。

寒い外のイラスト

それに、これだけの人間が避難するシェルターもありません。

ペットと避難している人たちのイラスト

約7万4,000年前に、インドネシアで大規模な巨大大噴火がありましたが、この時も地球規模のは快適な気候変動で多くの人が亡くなったそうです。しかし、アフリカやインド方面で人類は生き残り、今があるそうです。

地球のイラスト(アフリカ・ヨーロッパ中心)


昨日、「先生、理科に興味を持つ方法を教えて下さい!」という生徒さんがいたので、自分たちが住む地球を起点に調べ物してみると、少し面白みがでてくるかな?と思い、今日のblogを書きました。


ところで、先週多摩センターの有隣堂書店で下記の書籍を見つけました。値段が高いので購入を躊躇してみましたが、やはり欲しいので今週末書いに行こうかと思います!


https://amzn.asia/d/08O5SNKo


もう1冊気になっている本はさらに高いですが、こちらも面白そうです。

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