少しずつ、何度も、伝える、伝わる [代表:宮谷] 小学生から中学生への気持ちや学習の切り替え大事ですね。 やはり、学習面では高校受験という現実があり、学習量も圧倒的に多くなります。 精神面でも、マナーや社会性で中学生らしさが求められます。 例えば、時間管理や持ち物管理でも、小学生の時はサポートしてもらえたことが、自分自身で考え行動しなければならなくなります。 いきなり中学生になったら自分で出来るようになるということは有りませんから、小学校後半から徐々に切り替えていきたいものです。 そうは言っても、ことがうまく進まないことも多く、どちらの保護者様もやきもきしてされています。 保護者面談でもそのあたりのお話が多いです。 「どうすれば気持ちや行動が切り替わるのでしょうか?」と。 結論を言うと、時間を掛けて少しずつ切り替えていくしかありません。ある日突然切り替わる人もいるかも知れませんが、コツコツ・徐々にだと思います。 やはり成長の速さというのは、人それぞれですからね。 あまり沢山のことを一気に伝えても伝わらないので、少しずつ伝えることを絞って、出来るまで何度も伝えることで、徐々に伝わっていくと思います。 とある中学1年生の女子生徒さん。 6年生の後半からセルモに来てくれましたが、中学校に入ってから学習面での危機感を相当感じたようです。 入塾時から少しずつ伝えてきた中学校の学習の難しさを、ご本人も徐々に実感を持ってきたということでしょう。 授業のあと、必ず残って自習スペースで宿題をやって帰ります。ときには学校の課題も持ってきて、授業後に取り組むようになりました。 あまり多くを語らない静かな生徒さんですが、聞いてみると「学校の授業のスピードが速く、このままでは学校の授業についていけない..。」と語ってくれました。 生徒さん自ら気づいて、自分で行動を変えてくれたのが偉いなと思います。生徒さんの気付きに沿って、保護者様が学習時間や機会を与えてくださっているので、本人もしっかり活かそうと頑張ってくれています。 夏休みも頑張って登校してくれます。数学と英語を受講してくれていますが、夏休み中の夏期講習と通常授業で、学校の2学期中間テスト範囲まではなんとか先に終わらせておきたいと考えています。出来れば、期末テスト範囲まで終わらせられれば理想的です。 そうすると、学校の授業は相当楽に感じるはずです。数学も英語も初めて聞く、学ぶというのが無くなりますからね。その分、他の科目の学習に取り組む余裕も生まれると思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.07.03 小学1年生と中学2年生の生徒さんご入塾! [代表:宮谷] 1学期も終盤に入り、新たなご入塾がございました。 小学1年生と中学2年生の生徒さんです。 お二人共、内部生の方のご紹介でした。ご紹介でのご入塾は大変嬉しいです。 紹介するということは、教室のことをご信頼頂いているわけですからね。 早速今週から授業が始まりますので、1学期の課題を解消出来るよう頑張っていきましょう!! 丁寧に落ち着いて課題に取り組んで下さい。分からない箇所は分かりやすく、間違えを減らせるよう学習のコツをしっかりお伝えしていきますね! 夏休み明けの2学期には、自信を持って学校の授業に取り組めると良いですね! ちなみに、小学校低学年を受け入れることの出来る個別塾は以外と少なく、4年生や5年生からの受入が多いですね。 学習指導において、実は中学生よりも小学生のほうが難しいことが関係しています。特に、知識量や学習の経験が浅い小学校低学年の生徒さんに正しく理解してもらうには、噛み砕いた説明や繰り返しの説明が必要です。 また学習時の落ち着きなど配慮すべき点も多々あるので、その点で受入していない塾さんが多いのです。 しかし、セルモはどちらの生徒さんも集中出来るデジタルAI学習システムと社員講師のサポートで、小学1年生の方でも全く問題なく学習出来ます。 セルモのデジタルAI学習システムは、低学年の生徒さん向けに色々カスタマイズされています。 単にデジタルで学習するだけなら様々なツールが誕生していますが、しっかり書き取って学習出来るよう、様々な専用プリントが連動して用意されています。 問題の板書プリント、レクチャー(基礎解説)の穴埋めプリント、ひらがなやカタカナの練習の専用プリントなど、多種多様に用意されています。 さらに、小学1/2年生は料金をお安く設定しています。1時間あたり1,200円の授業料ですので、「本当は個別指導が良いけど、料金が高いからなあ?」という保護者様のお悩みも解消出来ます。 各教室、小学校1年生から高校2年生(3年生は来年から)のご相談お待ちしております! カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.07.02 令和6年度東京都立入試の結果概要発表! [代表:宮谷] 先週6月27日に、東京都教育委員会は2024年度(令和6年度)東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査の報告書を公表しました。前年度と比較した教科別の平均点は、数学、英語、理科が上昇し、国語と社会が下降したとのことです。 概要は下記のyahoo!ニュースをご覧ください。 【高校受験2024】都立高の学力検査、3教科で平均点上昇 https://news.yahoo.co.jp/articles/42476cea493e7967712e70de5f3c76a21fc65d8f 各教科(100点満点)の平均点は、国語75.9点、数学61.7点、英語66.9点、社会55.5点、理科66.8点とのことですが、昨年の問題を見ると数学・英語・理科は難易度を少し下げたことが問題を見ると明らかに分かったので、おそらく下がりすぎた平均点を上げるための施策かなと思います。 ただ、来年もこのレベルなのか?というと、やはり問題のレベルは波や調整があるので、しっかり対策・準備が必要です。 国語は元々平均点が高いので、あまり上下は参考になりません。 問題は社会です。過去のblogでも何度か取り上げていますが、やはり社会は知識量がかなり必要で、さらに問題量が半端ないので、諦めてしまう生徒も多いです。逆に言うと、中堅・上位校を目指す生徒さんは、この社会を如何に得点するかが勝負かと思います。 教育委員会の報告書を見ると、社会の得点分布グラフだけ明らかに異なりますからね。 https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2024/files/release20240627_03/survey.pdf 社会の得点力を上げるには、地理・歴史・公民の基本事項をしっかり理解していることが前提で、その知識複合的を組み合わせていく都立特有の問題の出題傾向やアプローチを習得することです。 セルモでは秋の日帰り合宿勉強会で、この社会特有の解き方・考え方の指導に力を入れてますので、受験生の皆さんは、この夏・秋で基本事項の習得に力を入れてください。 また、数学や英語も過去問を解いても最初は驚くような点数しか取れません。コツ・経験が何よりも重要になりますので、要は全科目しっかり備えてくださいということです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.06.30 中学2年生は一次関数に突入! 最大危険領域です!! [代表:宮谷] 1学期期末テストが終わり、中学2年生で連立方程式の利用の学習が終わった生徒さんはいよいよ「一次関数」の学習に入っていきます。 ちなみに連立方程式の利用も苦手な生徒さんが多く、ここで時間を要している場合もあります。ただ、テストでは1問あたりの配点が大きい単元なので、踏ん張って理解出来るようにしていきましょう。 さて、タイトルに「最大危険領域」と書きましたが、この一次関数以降の単元は「図形の合同・証明」「確率」「四分位数と箱ひげ図」と難易度の高い単元が続き、数学を完全に諦めてしまう生徒さんが大変多いことで有名(教育業界では)です。 学校での平均点も100点満点で30点台に落ちてしまう学校もあり、2年生の後半から数学の改善目的で塾へのお問い合わせが大変増えます。 しかし、これだけ沢山の領域を基礎から復習するのはとても大変なので、出来れば夏休みが終わるまでに課題を解決しておきたいところです。 なぜ一次関数が難しいかと言うと、 ①用語が難解で理解出来ない。 ②計算は連立方程式までを完璧に使いこなせないと解けない。 ③グラフの作成方法が分からない、書けない。 ④式とグラフの関連性が理解出来ない。 と、分からなくなるいくつかのステップがありますが、最近は①の段階でつまずく生徒さんがとても多く、用語の意味や式との関係性をはっきり理解しておく必要があります。 例えば、「変化の割合」という言葉がありますが、「傾き」「比例定数」と同じ事柄を表す3つの言葉があります。 それぞれ使う場面が異なるのですが、保護者さんの多くは「傾き」という言葉だけ学んだ方も多いので、お子さんから質問を受けてもなかなか回答が難しいです。 それだけ数学も複雑化しています。 ちなみに、ごくごく簡単に説明すると、 ①変化の割合 xが増える量に対して、yがどれくらい増えるかをはかるもの。→表や文章題で使う用語 ②傾き 直線の傾きの度合い(斜め具合)。 →グラフの問題で使う用語 ③比例定数 横の変化の数と縦の対応の数が一致するとき,その関係を比例とし,その数を比例定数とする → 式や表で使う用語 という違いになります。 数学が苦手な生徒さんや、読解力に不安を持つ生徒さんだと、この解説をしただけで混乱することがおわかり頂けるかと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.06.30 学習する目的をきちんと伝えて指導したい! [代表:宮谷] 6月最後の週末です。近隣に青いあじさいがとても綺麗に咲いているご家庭がありました。心癒されました。 夏期講習のご提案書は保護者様のお手元に届いておりますでしょうか? 生徒さんの鞄の中に入れっぱなしのケースも多いので、ご確認頂ければ幸いです。 7/5(金)までのお申し込みが5%OFFの早割となります。すでに多数お申し込み頂いております。 さて、数学(算数)や英語の難しさは本blogで度々述べてきましたが、数学や英語ばかりに目がいって見逃されがちな科目が国語です。 国語と言っても、文法・漢字・物語文・説明文(論説文)・古典・漢文と範囲が多岐に渡ります。 学校の国語の授業で気をつけなければいけないのが、先生の嗜好が大きく影響するということです。 上記の単元を1年掛けてまんべんなく実施する先生もいれば、一部の分野に寄ってしまう傾向の先生もいます。中学校のテスト範囲表を見ると、テスト範囲が全然異なるケースが多いです。 中には古典や漢文は全く実施せず!みたいな場合もあります。 国語は分野が幅広くあるので、それぞれの分野を学習する意味を生徒さんたちにきちんと伝える必要があります。 一番出題量が多い「物語文」は様々な場面や会話から「自分と相手の状況を理解して、話すべき・伝えるべき言葉を選ぶ力」が身に付きます。 難しいのが文法です。「正しく日本語を使えるようになるため」というのは多くの生徒が理解できますが、一つひとつの内容が難しいため、途中で嫌になる生徒が多いです。 例えば、中学校で学ぶ文法で「形容動詞」という品詞がありますが、子供からしてみると「形容詞と動詞がくっついたの?なんのこっちゃ?」で有名な品詞です。 実際には動詞では無いのですが、明治時代に「性質は形容詞と同じだけど、動詞と活用の形が同じなので形容動詞」と名付けたのが始まりです。 こういった背景の説明無く、「暖かだ」は形容動詞なので覚えておくように!と習っても、生徒が関心を持つ分けも無いし、理解するわけがありません。 あまり細かい説明をすると逆に分かりづらい!「とにかく覚えれば良いんだ!」という人もいますが、今子供達の周りには動画やゲームなど楽しく刺激的な情報やコンテンツが沢山あるので、乱暴な指導では子供達は積極的に学ぶことは無いでしょう。 そういう意味でも、教室で国語や理科・社会を勉強してもう時は、なるべく生徒さんが関心を持ってくれるよう、何のために勉強するのか、日常生活との接点は?など、色々工夫して説明するよう心がけています。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.06.29 NEXT BACK