セルモの教室長BLOG

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テストの手応え、水溶液の基礎学習をテスト前日に..。 [代表:宮谷]

昨日6月10日(月)から鶴川中学校の1学期期末テストが始まりました。

テスト・受験のイラスト「試験中の女子学生」

早速、教室の自習スペース利用可能時間から登校してくれた生徒さんがいました。


中学1年生の生徒さんですが、状況を聞いてみると「数学と社会は問題ないです。美術はまあまあかな。」と冷静に答えてくれました。


問題ないというのは、事前に取り組んだ膨大な量の事前学習内容がきちんとテスト内容にはまったということです。1年生の1回目のテストですから、まずは基本を何度も繰り返すことが重要ですが、それをしっかりやり遂げてくれました。

テスト・受験のイラスト「試験中の男子学生」

次に登校してきた2年生の生徒さんは、「数学は頑張ったから解けた。問題数が予想よりも少なかったので、時間内に解くことが出来ました。」とのことでした。


題の連立方程式の確かめの計算をやったかどうか聞いた所、「きちんとやったので、大丈夫だと思います。」と頼もしい回答。


テストの問題用紙のイラスト

一方で、社会や美術の状況を聞いてみると無言だったので(笑)、おそらく数学ほどは手応え無かったのでしょう。


この生徒さんの場合、先週末の日曜日に数学のテスト範囲の前半部分の範囲を復習し、大いに解法を間違えていたので、改めて指導しなおしました。そういったことも良かったとのことでした。

塾の講師のイラスト

さて、このように一人ひとりの状況はありましたが、それよりも深刻だったのが2日目のテストへの備えです。


それは特に中学2年生の理科の学習準備でした。

息子を心配する母親のイラスト

2年生や3年生でよくあるのですが、1学期に前年の積み残し箇所の出題があります。


今回も鶴川中学校2年生の理科は、1年生の水溶液や地層が出題範囲として指定されていました。

地層のイラスト(火山)

そこの範囲をきちんと復習出来ていない生徒さんが多く、時間的制約はありましたが、特に計算ルールを理解しなければならない水溶液に絞って復習に取り組みました。

ビーカーのイラスト(科学)

水溶液の計算ルールで理解しないといけないのが、濃度計算です。小学校5年生で割合の計算を学習しますが、ここで百分率を使った濃度計算のルールを学びます。


また小学校の理科でも学びますし、中学1年生の数学・理科でも学びます。しかし、皆さん苦手なので、ずっと避けてきた方が多いんですね。

塩・食卓塩のイラスト

昨日は、そもそも食塩水を初めとした溶媒と溶質を混ぜた溶液とは何かということや計算式の考え方、数字から百分率の変更の仕方など、基本となる部分を多くの生徒さんに説明しなおしました。

液体窒素の入ったビーカーのイラスト

皆さんには、テスト前日にこのような学習をすることは、本来本質的では無いことを伝えています。学校の授業の段階で、しっかり不明点は解消して欲しい(質問する、調べる)ですね。学校の先生に質問しづらければ、セルモで事前に学習時間を確保するようにアドバイスしました。


昨日の学習が今日のテストに役立つことを祈っています。

やり遂げることで力が身に付く! [代表:宮谷]

週末のテスト対策授業、それぞれの生徒さんが自身の課題に向け頑張ってくれました。

①3日間全科目のテスト範囲の仕上げを何周も取り組んだ生徒さん


例えば数学は、セルモシステム(2周)+セルモシステム計算ドリル+iワーク本体+iワークプラス+iワークプリント+ちびむすドリル


と、合計すると7周テスト範囲を復習しました。「そこまでやるの?」と疑問に思われたかもしれませんが、高得点を狙う生徒さん達は5-6周以上復習に取り組むこと、何ら珍しくありません。稀に1回学校の授業を受講しただけで高得点を取れる生徒さんもいますが、多くの生徒さんは何回も繰り返すのです。

加点方式のイラスト(男性)

実施する中で計算ルールで勘違いしているところが発見されたり、間違えやすい癖を修正したり、復習に取り組んだ価値がありました。


理科や社会も合計4-5周はテスト範囲を学習しました。今日も学校のテストが終ったら、夕方から自習に来ると言っていました。大事なことは、きちんと時間を割いているということだと思います。塾で毎日のように学習することで、しっかり集中して取り組めました。



②社会地理の学習時間が掛けられておらず、急遽対策を実施した生徒さん


数学や英語の仕上げがまだ多少足りないところがあったのですが、初日のテスト科目である社会地理の全範囲を学習しました。

地図帳のイラスト

課題だったのは、代表的な各単元の用語、そして特に山地・山脈・河川・平野などの名前でした。淀川や筑紫平野など、読めない漢字や間違って覚えていた漢字も多かったです。

川・河原のイラスト

特に地理名を覚える時は、地図を横に起きながら、「どこの都道府県にあるのか、周辺の都市名は…」など、周辺の情報と関連付けて覚えていくことが大事と伝えました。



③数学のテスト範囲が、並列授業なので2つの範囲に別れていた生徒さん


中学3年生が因数分解・平方根の数量関係の範囲と、相似図形と図形関係の範囲に分かれており(並列方式)、膨大なテスト範囲がありました。2つの範囲を合わせると、70ページ強でしたが、元々数学が苦手なこともあり、高速な学校の授業では理解出来ず、セルモで通常授業+テスト対策授業と時間を掛けて一つひとつ丁寧に取り組みました。


最後に計算問題の仕上げに取り組みましたが、因数分解は解法を忘れていた内容も多く、乗法公式や置換法の説明・指導をすべてやり直しました。苦手にしている生徒さんは、特にテスト直前に基礎内容の復習は欠かせません。おそらく今回復習をしていなければ、本番で基礎問題で大きく失点していた可能性もあります。

ヘッドホンをして勉強をする人のイラスト(男性)

上記は対応した一例ですが、すべての生徒さんの学習内容が全く異なるので、事前準備が欠かせません。


理想としては①の生徒さんのように、9科目すべての学習ができれば理想ですが、まずは1科目ずつしっかり仕上げてやり遂げることが大事です。得意な科目を作っていけば、その勉強法や自信が横展開出来るはずです。


引き続き、各教室のテスト対策授業を丁寧に実施していきます。

数学のつまずきは、算数の「分数・小数・単位・割合・図形の特徴」の5つが原因! [代表:宮谷]

個別学習のセルモでは、「学習につまずきが発生し、さかのぼり学習を必要としている生徒さん」を積極的にサポートしています。

それは、セルモで利用しているデジタルAI学習システムが、さかのぼり学習に向いていること。類題復習やオリジナルノートの仕組みが、理解定着繋がること。

その他にも個別学習だけど低料金なので沢山勉強出来るなど、さかのぼり学習を必要としている生徒さんに最適な学習メソッドだからです。



さて、生徒さんのつまずきが多い科目は、圧倒的に数学と英語です。この2つの科目は、暗記だけでは無理で、仕組みを体系的に理解する必要があるので、どうしても途中段階でつまずきや迷子になってしまうと、その後の学習が難しくなる共通点があります。

道に迷った人のイラスト(男性)


ちなみに、数学でつまずきが発生している生徒さんのほとんどの原因が「小学校の算数」です。中学校に入り勉強が分からなくなったのではなく、小学校段階で予兆が出ていたわけです。

迷子の女の子のイラスト

特に、「分数・小数・単位・割合・図形の特徴」の5つに課題を抱える生徒さんが多いです。


とりわけ多いのが分数で、分数の構造から始まり、数直線の目盛り、通分や約分の計算、小数との相互変換など、広い範囲で分数を理解出来ていないまま中学校に進学しているケースを多く見ます。

入学式のイラスト「学ラン・セーラー服の学生」


生徒さんに聞くと、「実は小学校の途中から分からなくなっていた。」と告白を受けるケースが本当に多いです。


学校から「◯◯君は、△△が出来ていないので、今すぐ対処して下さい。」と指示されることはほとんどありません。よって、家庭で気づいてあげて速やかに対処することが大切です。

共働き家庭のイラスト

一番最後の学校から学習についての課題提起が無いという問題点ですが、下記のようなニュース記事を見ると、一人ひとりの学習を細やかに見ることは事実上不可能であることが分かります。


本当に学校の先生はやることが多すぎます。実際に、この記事にある先生と近しい状況は、私の子供の担任の先生からも聞いたことがあります。


学校はブラック職場? 先生に密着…“不登校や外国人”追われる対応、教育現場のリアル【報道特集】

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3cc223ee38bd6fb87890cf66a0a428a28bf7a3

忙しい女性ビジネスマンのイラスト


そういう意味では、やはり気付きと改善の中心にあるのは、各ご家庭・各保護者さんであると言えます。私も二人の子供を持つ父親として、十分に見れていない点があると認識しています。


時間の使い方を変え、しっかり子供と向き合わないといけないなと反省しました。

自己PRカード作成は、受験への意識醸成のきっかけになる! 【代表:宮谷】

昨日の午前中、某ファミリーレストランで受験生の自己PRカードの添削を行っていました。

例文】都立自己PRカードの書き方 | 都立入試ナビ

自己PRカードは11月から12月に掛けて、中学3年生が学校に提出する大事な受験生用の書類です。


内容は…

①志望理由について

②中学校生活の中で得たこと

③高校卒業後の進路について

の3つです。


都立高校受験生は志望先に中学校から提出され、私立高校受験生は提出は無いですが、多くの私立高校では面接があるので、ここにある内容を整理しておく必要があります。


先日、保護者さんと生徒さんに参加してもらった説明会で概要や記入のポイントを説明し、サンプルも配布しました。


その後、期限までに提出してもらい今週から添削を進めています。


添削は1日あたり2-3人が上限です。


一人ひとり提出してもらった内容を熟読し、それをより良いものにすべく添削します。


1件30分くらいは掛かるので、3人添削したら1時間半です。


他にもやるべき仕事はあるのと、とても集中力の必要な仕事なので、それ以上は難しいです。

焦って書類を書く会社員のイラスト(男性)

添削した自己PRカードは、各教室長から保護者さんにフィードバックしています。


フィードバックを受けた生徒さんは、是非何回も目を通して、声に出して読み上げて下さい。

手紙を読む人のイラスト(男性)

そうすると、自分では話しづらい表現や、話しやすい句読点の位置に変更できるはずです。

意識の高い人のイラスト(女性)

この自己PRカードの作成は、自分自身の過去・現在・未来を整理するので、受験への意識醸成にぴったりです。毎年、これをフィードバックした生徒さんは、教室でも受験へのアドバイスをしっかり聞いてくれるようになります。こういったプロセスを踏んで、意識が上がっていくのだと思います。

保護者さんが思っている以上に、内容は難しく多い! [代表:宮谷]

いよいよ鶴川中学校の定期テストが来週に迫っています。他の中学校も2週間から20日前を切りましたね。

テスト・受験のイラスト「試験中の女子学生」

すでに9科目の範囲の勉強と仕上げが終わった生徒さんもいれば(今日以降、何を勉強しようかね・・と昨日相談。)、そうでない生徒さんもいます。

全身で喜びを表す男子学生のイラスト

当たり前の話なのですが、準備期間をしっかり取った生徒さんほどその準備は進んでいます。

決心した人のイラスト(女性)

ワーク勉強会や、テスト対策授業を有効に活用してくれていることはもちろんのこと、昨年から流れを作ってきたことや、自宅での学習時間もしっかり割いてくれています。保護者様のサポートもありがとうございます。

ガッツポーズのイラスト(会社員)

一番の障壁は、今の中学校の各科目のボリュームと難易度です。

「ボリューム満点」のイラスト文字

例えば、今回鶴川中学1年生の数学は範囲が約50ページですが、「50ページもあるの?」と思われるかもしれませんが、実はこれは予想よりもかなり少なかったです。

予想屋のイラスト

数学の教科書は約280ページあるので、年間4回のテストで均等に割ると70ページずつは進めていかなければなりません。

ジュースを分ける家族のイラスト

そういう意味では、2学期以降のテストにしわ寄せがいきます。


その50ページですが、正負の数の四則演算がテスト範囲の中心です。


保護者さんの年齢により分かれるのですが、この正負の数の四則演算は、保護者さんが習っていた解き方と今は違います。

ナースキャップのない女性看護師のイラスト「疑問」

特に加法と減法については、今の中学生は二通りの解き方で習っています。仮に第一解法と第二解法とすると、私も含めて40代以降の保護者さんであれば第二解法しかご存じないと思います。


例題を出してみます。

☆24+(-8)-(-41)

整数の正負の数の加法と減法が混じった計算ですが、


☆第一解法で解くと…

24+(-8)-(-41)

=24+(-8)+(+41)

=+(24+41)+(-8)

=+65+(-8)
=+(65-8)

=+57


となります。「え?何、この解き方?」と思われるかもしれませんが、これが中学1年生の最初にならう解法です。


☆第二解法で解くと…

24+(-8)-(-41)

=24-8+41

=24+41-8
=65-8

=+57


となります。多くの保護者さんが認識している解法はこちらです。


答えは同じになるのですが、数学は様々な解き方があることを知ってもらうのと、正負の数の構造を理解するために、第一解法があります。

入り組んだ迷路を歩く人のイラスト

ただ、国が定める学習指導要領がそのような趣旨で作られていても、中学1年生にとっては数学の冒頭で「混乱を招く」要因になっていることは間違いありません。

勉強が不調な人のイラスト(男性)

ちなみに、数学1年生の一番最初は「素数」と「素因数分解」です。「え?素数って、中学1年生で勉強しているの?」こちらも、それを知ると驚かれる保護者さんが多いのですが、素数とこの加法と減法で混乱して、その後数学の授業は一切主体的に受けなくなる生徒さんが非常に多いです。学校では教室の窓の外を見て、時間を過ぎ去るのを待つようになります。

窓の結露のイラスト


上記の加法と減法でいうと、学校の先生により「どちらで解いても良いよ..」という先生もいれば、「加法に変換する方法で答えよ..」と問題で指図してきて、途中式を確認する問題を出す先生もいるので、一応両方の解法を知っておかなければなりません。

勉強のイラスト「テスト勉強・女の子」

つまり、「生徒さんが混乱することを前提とした」学習時間が必要ということです。全く混乱せず、習った解法をスムーズに展開出来る生徒さんもいますが、多くの生徒さんが一度は混乱します。

勉強が不調な人のイラスト(女性)

一度で済めば良いですが、3回・4回・・と混乱し続ける生徒さんもいますので、指導側も根気強く丁寧にサポートしていく必要があります。当然、学校ではそこまでは難しいので、塾側で時間を割きます。


なお、「混乱する生徒さんはどういった生徒さん?」なのかというと、二つの明確な特徴があります。


1つは、小学生の時から暗算を多様して、途中式を書く習慣が身についていない生徒さんです。K式やフラッシュ暗算・タブレット学習等をやっていた生徒さんにその傾向が強いですが、中学校の数学は暗算がほぼ難しい問題設計になっているので、上記のように必ず式を丁寧に書く必要があります。

設計書のイラスト

しかし、式を書く習慣が無かった生徒さんにとって、その習慣を身に付けることは大変厚い壁となります。理由は「面倒」だからです。思春期の生徒さんにとって「面倒」は一番の大敵です。


2つめは、分数と小数の構造や計算を理解出来ていない生徒さんです。特に、分数と小数の相互変換と、分数の通分やよく分かっていない方は、かなりの苦戦が待ち構えています。上記の例のように整数の問題だけであれば良いのですが、分数・小数・括弧などが複雑に絡み合う問題もあります。

教科書のイラスト(算数)

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