海外で働くメリット、海外留学へ掛かる費用 [代表:宮谷] 昨日の保護者面談で、保護者さんや生徒さんに「是非、将来は一度海外で働くことも検討してみて下さい。」と伝えました。 英語を活用した職業を夢見ている生徒さんで、英語が得意で教室でもオンライン英会話を受講頂いています。 高校生の間に留学したいという希望もあるとのことです。 海外で就労して得られるメリットはたくさんあります。 ①異文化社会、多様な価値観を知ることが出来る。 ②日本よりも高額な報酬が得られる(国は限られますが)。 ③語学力が向上する。 といった所が代表的なメリットでしょうか。 では、高校生や大学生の間に留学しようと思うと、いくら位の費用が掛かるでしょうか。 高校生の場合は、学校で用意された短期留学プランがほとんどなので、一概に言えないところがありますが、 グループで行く1-2週間の短期留学で20-50万円前後、ひとりで行く短期留学は1-2ヶ月で50-100万円前後ということです。 もちろん国や地域によって異なります。 大学生が行く長期の留学(半年-1年)はさらに高額となり、300-500万円の間ということです。 留学先の施設(一般家庭or寮)、食事の提供形態、学習の内容などによって大きくぶれます。 つまり留学を望んでいる生徒さんも、「来年留学行くから、お父さん・お母さんよろしく!」というわけにはいかない金額なわけです。 送り出す各ご家庭も数年がかりで用意していく必要があります。なお、留学ローンもありますが、成績によって借りられる・借りられないがあり、誰でも利用出来るわけではありません。 ただし、最近ではサブスク感覚で利用できる留学サービスも誕生しており、月々1万円の支払いで5年で返す・・といった仕組みもあります。 そして、何よりも重要なのは安全性です。 昨日も下記のようなニュースがありました。 【速報】被害者の1人は日本人女性 3人死亡の米ラスベガスの大学で銃撃事件 https://news.yahoo.co.jp/articles/71ccfc9c63a92d7d6fd422243b7a1aeda8839668 銃規制がゆるい国や地域の場合、こういった乱射事件が頻繁にあります。 もちろん日本であろうが、銃規制のある国であろうが、事件や事故に巻き込まれる可能性はゼロではありませんが、できればそのリスクは低いところに送り出してあげたいものです。 いずれにせよ、お子さんたちが色々な環境でチャレンジすることは、何事にも変えられない貴重な財産になります。できれば応援してあげたいので、早めに様々な話を子どもたちはしておき、親としては準備をしておきたいところです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.12.09 大学指定校推薦 [教室長:松本] 少しだけ温かい日が続いていますね。 先日卒業生が教室にいらして、大学に合格したことを伝えに来てくださいました。 もう高校3年生になっていたのか!とびっくりしました。そして来年から大学生になるとはさらに驚きです。 高校の大学指定校推薦で3年間の評定平均が一定以上あると、面接で大学入試に臨むことができます。日々の努力の賜物ですね。高校1年生の中間テストからしっかり頑張ったようです。 同じ年に卒業した他の生徒も指定校推薦で大学に合格したようです。 昔と違って、およそ半数以上の生徒が指定校推薦や総合型選抜(かつてのAO入試)で大学へ進学していく時代です。大手予備校に大枚をはたいて、国立大学を目指すとか、浪人するとか、そういうものから時代はシフトしているのですね。 今、まさに高校受験を迎えようとしている生徒たちはさぞ重たい気持ちで毎日を過ごしていることでしょう。 彼らをどのようにサポートできるか、考えながら日々を過ごしております。 もしも今勉強に集中できていないのなら、是非こんな言葉を彼らに贈りたいと思います。 今本気を出せなければ、どうしていざという時に本気を出せようか いざという時と今を分けて考えてはいけない(ある書物より引用) 未来とは日々の積み重ねの先にある。 今、君たちが勉強しているのは高校や大学に受かるためだけではない。やがて社会に出たとき、それは世の中の理不尽なことから自分を守り、誰かを助けるために役立つはずだ。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.12.08 2023年11月26日実施スピーキングテスト概要[教室長:松本] 12月に入って急に寒くなりましたね。 先週は第3回合宿勉強会があり、生徒から高校への志望理由書の修正依頼を受けました。いよいよ受験本番です。 各生徒の保護者面談も実施しておりますが、受験に向けた課題は各自違います。私立高校志望であれば、面接、作文・小論文対策が必要で、推薦に落ちてしまった場合の一般受験対策も必要です。必要に応じて私立高校へ直接電話連絡して、詳しい内容を聞くこともあります。 都立高校志望であれば仮内申をもとに、志望校の妥当性を吟味し、本番の入試で何点取る必要があるか、その対策についてお話しさせていただいております。 さて、先月末にスピーキングテスト(ESAT-J)が実施されました。 昨年度に比べますと「試験会場が近くなった」など改善点もございましたが、「待ち時間が長い」など引き続き課題は残りました。 主な試験内容は以下の通りです。 Part A ・音読です。難易度は高くなかったはずですが、できれば読みづらい固有名詞は入れないでほしかったです。 Part B ・英語の質問に対して答える問題です。No.1は注意が必要でした。 What are all of the events in September?とありますので、「全て(二つとも)」答えなければいけません。 Part C ・お決まりの4コマまんがを説明する問題です。最後のイラストが難しすぎます。We were able to reach the goal together.で良いと思いますが、簡単に出てくる内容ではないです。 Part D ・遠足で山に行きたいか、美術館へ行きたいか、またその理由を答える問題です。 注意点として、解答時間が40秒もあるので「それなりに長い英文(2センテンス以上)」が想定されています。 以上の内容でしたので、昨年より高得点を得られる生徒が多いと思います。英会話のGETやESAT-J直前対策を受講していた生徒であれば問題なかったのではないでしょうか。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.12.04 【受験対策】第3回 受験生日帰り合宿勉強会レポート 参加者保護者各位 いつもお世話になっております。 先週に引き続き、第3回の日帰り合宿勉強会を実施しました。主なトピックについてレポートいたします。 ①集合 今回こそは遅刻者無しで実施したいところでしたが、4名の方が遅刻しました。 2名は出発が遅れた、1名は会場に迷った、1名は集合時刻を勘違いしていたとのことでした。 1名は、すでに2回目の遅刻となります。 今回遅刻した生徒さんの多くが、通常授業や他の受験対策においても遅刻グセが習慣となってしまっています。遅刻することに対する罪悪感が無くなってしまっている可能性があります。 遅刻グセが将来及ぼす影響は言うまでもありません。各ご家庭で改めてご指導下さい。 ②数学大問1 令和5年度都立入試、分割後期の数学大問1を実施しました。 問題の構成は分割前期と同様ですが、計算問題は若干簡単なレベル設定がされています。 結果は、4点から46点で、30〜34点の得点だった生徒さんが一番多い結果となりました。 前回同様に、基礎計算問題で失点している生徒さんが多いこと。特に、基本的な平方根の分配方式の問題、二次方程式を間違えている生徒さんが多数いました。 二次方程式については、因数分解と勘違いしている生徒さんも複数いて、問題の指図に書いている「方程式」という言葉をしっかり確認しましょう。 計算以外では、1年生の資料の活用から出題された「階級値」の問題に対応出来なかった生徒さんが2/3を超えていました。2年生や3年生から入塾された生徒さんが多く、塾でも勉強されていない方が多い単元です。問題自体は極めて簡単なので、用語の意味や計算方法について改めて説明を行いました。 また、円周角の定理は少し難しい問題で、こちらも2/3の生徒さんが対応出来ない状況でした。円周角や二等辺の記号を書き込むこと、補助線を引くことなど、円周角を解くための基本的なステップを踏んで下さい。 いずれにせよ、大問1は46点満点と数学の得点の半分を占める重要な単元です。意識を上げて取り組んで下さい。 ※引き続き、コンパスを持ってこず参加している生徒さんが複数いました。コンパスや定規は受験では必須の文具となります。生徒さんには忘れないように何度も伝えていますが、保護者様のご指示のもと必ず持参するようにお願いします。 ③英語 先週の勉強会時点で、「英語文法小問の達人」を夏期講習から取り組み始め、現時点で終わっていない生徒さんには、今回の合宿までに終わらせるように指示を出しておりましたが、残念ながら複数の生徒さんが全く取り組めていない状況にありました。 それらの生徒さんについては、今回の勉強会では終日本テキストを取り組んでもらいました。ただ、昨日の終了時点では終わっていない生徒さんが多いので、本日日曜日も取り組んで終わらせるように伝えています。この時期は長文演習に取り組むべき時期ですので、各ご家庭でも状況をご確認頂き、速やかに終わらせるようにお願いをいたします。 また、都立問題の特徴として、出題しやすい単語や熟語表現について説明をいたしました。各生徒さんごとにメモを取って頂きましたが、出題しやすい動詞については「現在形・過去形・過去分詞」の変化活用を覚えること、熟語表現について「同義での書き換えパターンがある場合は、合わせて覚えること。」と伝えています。 辞書引きして、その熟語を使った例文も書いて練習しておくよう指示しておりますので、必ず実践するようにしましょう。 高頻出単語や熟語表現は、都立入試ナビさんを参考にさせてもらっています。 https://www.youtube.com/watch?v=t5A89XRPc7w https://www.youtube.com/watch?v=lLDreoFsfS8 ④国語 国語では都立の問題に多い小説・物語文の「選択問題の解き方」について解説しました。 選択問題は、選択肢を読点で区切り、その文節で区切った範囲の内容もしくは似たような内容が本文に書いていないかどうかをチェックします。文節ごとに◯✕を付け、明らかに間違えているものを消去法で絞っていくと、正答を見つけることが出来ます。 国語は平均点が高いので、しっかり実践して高得点を目指しましょう。 ⑤理科 都立大問4で出題される、理科の生物問題の出題傾向についてお話をしました。 生物は植物と動物に別れますが、出題確率が高いのは植物で、植物の中でも「植物のつくり」「光合成と呼吸」「遺伝」の出題確率が高いことを説明しました。 動物分野では、「消化酵素の働き」や「細胞分裂」の出題確率が高いです。 上記の重要語句の理解・暗記はもちろんのこと、実験を通した問題に対応出来るようにして下さい。 ⑥社会 地理でほぼ100%出題される世界地理や雨温図について説明しました。地域としては、オーストラリア・ブラジル・カナダ・アメリカ・インド・イギリスなどが出題確率が高く、国の位置・首都や主要な都市の位置・産業や農業の特徴・日本との貿易内容TOP3・気候などを把握しておくようにお話をしました。 すべて教科書に載っている内容ですので、見直すことと雨温図については気候区分ごとの雨温図の特徴を暗記しましょう。 世界の雨温図の特徴は、ちびむすドリルさんの下記サイトを参考に学習して下さい。 https://happylilac.net/mu1709041103.html#down0 上記にあげた国や主要都市が、どの気候区分に属しているか書き込んでいくと良いでしょう。 ⑦その他 生徒さんにお話を聞いていると、塾の時間とこの合宿勉強会以外では受験勉強していないというお話を聞きました。 全体に必要な勉強時間から逆算しても、塾関係でカバー出来る勉強時間は限界があります。当然、自宅でも学習時間は確保して下さい。 それでは、学習した内容やポイントは速やかに整理整頓し、理解を消化させていくようにしましょう。 次回も頑張ってください!! カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 鶴川教室 2023.12.03 仮内申点、受験問題を解く。 [代表:宮谷] 11月もあっという間に終わりました。 今日から12月が始まります。きっと12月もあっという間に終わるでしょう。1日1日を大切に過ごしていきたいですね。 受験生は仮内申が出て(一部出ていない学校もありますが)、志望校受験の実現度を見積もります。受験生の保護者様は教室からフォームを送っているので、なるべく早めに送信をお願いします。 なお、「仮内申通知書」というものが生徒さんに配られているはずですが、学校によって口頭の場合もあります。口頭の場合は、生徒さんが「何の数値」を担任の先生から聞いたのか理解していない場合があります。良くわからない場合は、担任の先生に必ず確認を取って下さい。 また、都立を受験させる生徒さんで、換算内申の計算方法を理解していない生徒さんや、保護者さんも計算の仕方がわからないとのご質問を頂きました。 計算はとても簡単で、 数英国理社の合計+実技科目の合計×2という計算式になります。65点満点となりますので、改めて確認をお願いします。左記の計算式が分からない方は、教室に通知書を持ってきて下さい。 さて、勉強面の進捗ですが、数学では三平方の定理など、受験に欠かせない3年生の要素を学習した後に、受験レベルの問題に入ります。 英語も、リスニングトレーニングを開始(リスニング試験のある学校の生徒さんのみです。)し、文法では後置修飾・間接疑問文・仮定法などの学習を終えると、受験頻出の連語(熟語)や文法表現を学びます。 今日もとある3年生の生徒さんが、3年生の英文法を終え、1年生の文法知識を使った受験頻出表現に臨みましたが、残念ながらあまりにも分からず苦渋の表現でした。 例えば、1年生ではWhat time is it?と、「itの特別用法」と言われる文法を学びますが、このitを使う表現には時刻を尋ねるWhat time is it?の他に、How long is it?や、How far is it from?など、掛かる時間や距離などを尋ねる表現があります。1年生の学習時点では、「他にこんな表現もあるよ。」で学習が終わっていた内容なので、覚えている生徒も少ないです。 しかし、受験的には「学習した内容」となるので、比較的良く出題される表現です。ということで、覚えていくしかありません(笑)。一度覚えれば難しい表現では無いので、使いこなせるようにしていきましょう。 数学や英語だけでなく、社会もグラフや表などを用いた問題が多く、受験レベルの問題に慣れていく必要があります。大昔のように語句さえ覚えれば何とかなるという状況ではなく、思考力や経験を問われる問題になっています。 つまり理想的な状況で言うと、基本的な学習は各学年でしっかり終えて、3年生のこの時期は受験レベル問題に集中したいところです。 ただ、やはり最近は基礎学習範囲が広いこともあり、その学年ごとに学習を終えている人は少なくなっています。つまり受験期の勉強時間は、基礎学習の復習+受験問題の学習と多くの時間を割かなければなりません。勉強体力が無いと学習は進みませんので、「3年生になったら頑張る。」と言っても集中力が持ちません。早めに勉強体力を身につけていきましょう。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.12.01 BACK