社会は点でなく線で学習したいが・・。大量の教材! 中学2年生の生徒さんは! [代表:宮谷] そう言えば、昨日は1989年にベルリンの壁が崩壊崩壊した日でした。 自分は当時中学生でしたが、東西冷戦の終結の音が世界各地で流れ始め、その象徴だったベルリンの壁が崩壊しました。 普通、ああいった国境を隔てる壁(ちなみに、下記のイラスト通り、ベルリンの壁自体は東ドイツの中にある飛び地だったのですが。)は国境警備隊が強固に守っているものですが、当時の東ドイツ当局が検問所を解法し、往来が自由に出来ることになったのが崩壊のきっかけでした。 それくらい、当時の民主化の流れ・うねりは強かったのだと思います。その後、翌90年に東西ドイツが統一され、91年にはソビエト連邦が消滅しました。 さて、上記の歴史の流れは第二次世界大戦後の歴史の中でも重要なエポックメイキングですが、今回多くの中学3年生の歴史のテストで出題される内容です。 何人かの中学3年生に聞くと、ベルリンの壁という言葉は知っていましたが、それがなぜ崩壊したのか、その後どうなったのか、どこにあったのか、そういった事をきちんと把握している生徒は皆無でした。 いま中学校の授業では教える内容が多すぎて、どうしても事象が”点”となってしまいます。本当は歴史は”流れ”で把握すべきなのですが、それが出来ていない状況にあります。 本来であれば、この東西冷戦の終結はその後の社会に大きな影響を与えただけに、授業2〜3回は使いたいのでしょうが、流石にそういうわけにもいきません。学校の先生も難しい判断を迫られます。伝えたいけど時間が無い。そういった状況でしょう。 話は変わり、昨日各教室長とコミュニケーションをはかり、来週末から始まる受験生の日帰り合宿勉強会の教材選定・決定を行いました。生徒さんにより志望校が異なりますし、今までの勉強の積み重ねも異なりますので、それに応じた教材を選定する必要があります。 最近は各教材メーカーも工夫を凝らしていて、生徒さんの課題別の教材を用意してくれています。深夜まで掛かり教材の選定・発注数量の計算を行いました。全部で300冊程度の大量の発注になりますが、今日注文をし来週半ばには届くようにしたいと思います。 また、こちらも話が変わりますが、現在中学1年生のお問い合わせが爆発しています。問い合わせの半数以上が1年生です。その多くが中間テストの結果を経てのものですが、やはり多くの生徒さんが小学校で把握しておくべく算数の分数・小数、英語の基礎文法の理解に課題があります。 結論としては、急ピッチで復習するしかありませんので、なるべくこの11月〜1月の3ヶ月で復習を終わらせましょう。冬期講習も含め、真剣に取り組むべきでしょう。3学期の学年末テストは、学校のテスト範囲に沿った学習に取り組みたいです。そのためにはとにかく学習時間が必要ですので、保護者様もご協力をお願い申し上げます。 一方で、中学2年生のお問い合わせはまだまだ少ないです。年が明けたら・・というご家庭が多いと想像しますが、毎年「こんな状態であれば、もっと早く手を打っておくべきだった。」とのお声が多いのも事実です。1年生以上に復習には時間が掛かりますので、その点賢明なご判断を頂ければと・・。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.11.10