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なぜ中学1年生の2学期の定期テストは大幅に得点が下がるのか? [代表:宮谷]

この2週間、各教室では中学1年生の方のお問い合わせが続いています。

2学期中間テストで数学や英語が20〜40点下落したからというのが主な理由です。

プレゼンテーションのイラスト「ホワイトボード・右肩下がりのグラフ・女性」

なぜここまで大幅な下落をしたのか、その理由は明確です。


①1学期の定期テストは「お客様扱い」のテスト内容で、誰もが高得点を取れるように設計している。

設計書のイラスト

→中学校入学後初回の定期テストで悪い点数だとモチベーションが下がるので、比較的解きやすい問題だけでテストが構成されており、勉強時間をそれほど割かなくても、皆ある程度の高得点が取れてしまう。特に、数学と英語はその傾向が顕著。


②2学期からは通常のテストが実施される。

テストの問題用紙のイラスト

→①の裏返しですが、「2学期は学校生活にも慣れた。」という判断で、学校教科書(指導要領)に沿った標準レベルの定期テストになります。そうすると、基礎問題からある程度難しい問題までまんべんなく出題されるので、しっかり勉強時間を割き、学習法が理解出来ている生徒さん意外は点数が取れなくなる。


③町田市内は学習の小中連携が図れていない。

ウサギのカップルのイラスト(卯年)

→これが最大の原因と考えていますが、町田市内の各小学校の学習内容では、中学校の学習に耐えうるだけの学力を身に付けるのは厳しいところがあります。


細かい理由は省略しますが、学習の内容(質×量)が全く合致していません。学校の先生が悪いのではなく、今の学習内容が小学校で対応できる限界なのです。中学校に対応する学習を実施しようと思うと、おそらく今の2倍の授業時間を確保しなければならないでしょう。


それは現実難しいところがあります。


よって、ご家庭で学校の授業でまかない切れていない点を徹底学習するか、我々のような学習塾で内容・定着ともに深く学習するか、どちらかの選択肢となります。



気をつけなければならないことが2点あります。

「注意」のマーク


(1)上記に書いた「小学校では、中学校に備えて十分に学習出ない。」ということは、決して学校の先生からお話が来ることはありません。あくまでもご家庭で、お子さんの学習状況を冷静に分析し、何が足りていないのか確認していく必要があります。

三者面談のイラスト(男子中学生・高校生)


(2)中学校で学習の課題が露呈しても、学校の先生からそのお話が来るのは、高校受験の直前になってからです。丁度、今週中学校の三者面談がありますが、多くの生徒が「もうちょっと頑張らないと厳しいよね。」と言われています。受験まで半年を切ってそれを言われても、対策が打てる内容には限度があります。


当然ながら、学習のリカバリーには時間が掛かります。大量の学習内容を一つずつ体系的に復習していかなければならないし、単に知識の問題だけでなく、正しい解き方や理解の定着のさせかたなど、学習に苦労する原因は多岐に渡ります。

豆腐メンタルのイラスト

生徒さんのモチベーション低下や自信の喪失など、メンタル面も重要です。メンタルは、机に向かう入口の部分に影響しますので、メンタルが限界に来る前に対処していくことが重要です。


先週・今週と体験授業に来てくれた多くの中学1年生は、「あれ、なんで点数が取れないのだろう?なんとか、元の点数(1学期の)に戻したいな。」まだそういうメンタル状態です。

やる気のない中学生・高校生のイラスト(女子)

これが学年が進んでくると、「諦め・拒否」の境地にたどり着いてしまうので、いくら保護者さんが厳しく伝えたところで、お子さん達のメンタルは簡単に復元しません。

断っている女性のイラスト

さて、体験学習に来てくれた中学1年生の生徒さん、早速入塾が決まった生徒さんは、頑張って「さかのぼり学習」に取り組んでくれています。少し時間は掛かりますが、焦らず正しい学習法を身に付けましょう。

ヘッドホンをして勉強をする人のイラスト(男性)


初回数学を体験された生徒さんは、次回は英語の体験学習です。セルモでは、中学生の方には必ず数学と英語の体験を実施します。


数学と英語に共通するのは、「感覚的に学習してはダメ。」ということです。どちらも「ルール(解法や文法)」がある科目なので、まずはそれらを正しく認識し、他人に説明できるレベルまで落とし込んでいきましょう。


決してやる気が無い生徒さんはいません。皆さん知識や勉強法に課題があるか、メンタルが傷んでいるだけです。回復法は必ずありますので、とにかく1日でも早く改善に取り組みましょう。

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