夏休みの宿題 [教室長:松本] 夏期休暇を終えて、いよいよ夏期講習も後半です。 生徒の皆さんは宿題を終えることができたでしょうか(汗) とある生徒さんから「夏休みの宿題一覧」を見せていただきましたが、9教科全て宿題がありました。 国語:読書ポスター、漢字レッスン、ワーク約8ページ 数学:ワーク約20ページ、navima学習ドリル 社会:白地図作業長4ページ、プリント(地理・歴史)、人権作文2枚以上 理科:1学期学習範囲のワークをプリントで提出 音楽:合唱コンクール自由曲、下調べ 美術:「心の残る風景」の写真を撮る 体育:2学期水泳に向けて、市民プール等で泳ぐ機会を作る 家庭科:各国の郷土料理調べ 英語:問題集(実施後提出)、英語で映画レポート 多いですよね。私の記憶が曖昧なのかもしれませんが、昔は夏休みって「自由研究」しかなかったような気がします。 私は少し変わった中学生でしたので、曲を作って、譜面を書いて、ピアノで録音して提出していました。私が書いたなんとも微妙な曲を卒業式の日に3年生皆で歌ったことは黒歴史以外の何ものでもありません。穴があったら入りたいぐらいです。とは言え、楽しい中学時代でした。 さて、話を戻します。 夏期講習の前半では生徒たちに縄文時代から昭和までの時代区分を言えるようトレーニングしてきました。いよいよその引き出しの中に出来事を入れていく時です。 とは言え、さすがに量が多いので私自身の夏休みの宿題として年表を改めて作成しました。 「時代区分」「主な出来事」「関係人物」「文化・文学」「宗教・思想」「世界」に分類しました。 ちょうど兄が東京に帰っておりましたので見ていただきました。そうしますと、ぜひ子供たちには歴史をしっかり学んでほしいとのことでした。暗記力以外に、色々なことに興味を持つ「きっかけ」になるからだそうです。 この年表は必要最低限の言葉に絞っております。例えば「石油危機」としか書いてありませんが、それを取り巻く出来事がどれほど多いことでしょう。エジプトとイスラエルによる第四次中東戦争が直接の原因ですが、さかのぼれば旧約聖書の創世記から話すことになります。(詳しくは語れませんが。) そんな時間はありません。理科もありますから。 バランスよく勉強していきましょう。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.08.14 語彙力・読解力が求められるようになった。逆にそれらが無いと・・。[代表:宮谷] 1週間の夏季休暇を頂きありがとうございました。今日から夏期講習後半戦(と言ってもたった2週間ですが。)に入っていきます。 社員一同、しっかりリフレッシュさせて頂きました。私は、今年は帰省や長期の旅行が無かったので、家族サービスをしつつ、トレーニングジムに1週間通うことが出来ました。食事も制限して、若干ではありますが体重が落ち、筋力が付きました。ストレッチをしっかり行った成果もあってか、身体が軽い感じになったので、休み明けの気だるさもありません。 学習塾さんの中には、こういった休みのタイミングに1日・2日しか休まないところもあると聞いていますが、御本人の体力もそうですし、家族がいる場合はきついなあ・・と思います。 セルモは今後もGW・夏休み・年末年始と、休むべき時はしっかり休ませて頂き、その後の指導・授業を元気よく行っていきたいと思います。 さて、小学3年生の息子の夏休みの宿題のテキストを見ていると、算数も国語も「語彙力・読解力が必要な問題」が本当に増えたなと感じます。 2020年に改訂された小学校の学習指導要領ですが、直後の小学校の授業や課題テキストは、そういった語彙力・読解力が必要な問題は少なめで、算数だと計算中心といった感じで、指導要領の変更を完全に反映出来ていない(していない)内容でした。 流石にそれから3年が経過し、今の小学校4年生までは入学直後から新指導要領なので、テキストもしっかり指導要領を反映したものを使っているということだと思います。 ここで必要な語彙力・読解力ですが、例えば「怒る」という言葉の反対語を答える問題がありました。 保護者様も考えてみて下さい。怒るの反対は何か・・。 正解は「喜ぶ」「笑う」「泣く」の3つのうちどれかを答えていたら正解です。 ※「喜怒哀楽」という言葉がありますね。 もしかしたら「褒める」という言葉を考えた人がいるかもしれません(笑)。 「褒める」の反対は、「謗る(そしる)」や「貶す(けなす)」です。「腐す」もあります。 これなかなか難しいですよね。怒るの反対語の問題は、一番最初に小学校1年生で登場します。漢字ではなく平仮名ですが。 つまり、指導要領上は1年生からそういった語彙について学習しており、2年生や3年生は「当然知ってますよね?」ということになります。 その国語力をもとに、算数などの文章題は組まれるため、国語が苦手な生徒さんは、算数の文章題や読解が必要な問題へ対応出来ないというわけです。 実際に小学生や中学生の生徒からの質問で一番多いのは「先生、この問題はどういう意味ですか?」という質問です。 解き方が分からないのではなく、問題の意味が分からないのです。 セルモでも季節講習で「読解力強化講座」を取られる方が多いですが、一番簡単なレベルのテキストでも結構難しいです(笑)。我々が読んでも、まれに「あれ?これ答えなんだろう。」と考えてしまうケースもあります。 今日のBlogを読んで頂いた読者の方であればすでにお気づきでしょうが、成績が取れない生徒さんの原因は、単に解法が掛けているだけでなく、語彙力が欠けていることによる弊害が大きいということです。 良くご質問を受けるのが「本を読めば解決しますか?」ということなのですが、単に本を読むだけではだめだと思います。本を読んで、分からない言葉やニュアンスは辞書で調べていく必要があります。と言っても、実際に読解に遅れがある場合にそれらをコツコツやっていると時間が掛かりすぎてしまうので、上記のような専用の教材を利用するのが一番良いと思います。 セルモでは、通常授業の前後でこの読解力・国語力強化教材を組み込む授業も可能ですので(オプション料金は安価です。)、お気軽にご相談下さい。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.08.14 仮内申点分析を進める。 [代表:宮谷] 夏季休暇期間中に色々作業を進めています。 座布団の洗濯の話は昨日書きましたが・・、もう一つの作業として都立高校を志望する生徒の仮内申分析を進めています。 1学期の通知表のデータをもとに(送っていない中3生の生徒さんは至急ご送付下さい。)に、志望校の合格率データとの突き合わせを行っています。 夏季休暇明けに各生徒さんに書類をお渡ししようと思いますが、ここで合格率データの考え方を説明しておきます。 ※セルモ町田では晶文社さんのデータを参考にしていますが、データ参照元により多少数値が異なりますので予めご了承下さいませ。 晶文社さんのデータには、「60%合格率(見込みあり)」と「80%合格率(ほぼ確実)」の二つの指標があります。その二つの指標に対し、必要な偏差値・換算内申・当日の学力検査得点などが表されています。 一例で説明すると、今年も志望者が多い小川高校で説明します。 まず、男子生徒さんと女子生徒さんでは、数値が異なります。 都立高校は男女別募集の学校と男女混合募集の学校の2つがあり、混合の場合は指標は一つなのですが、多くの学校では男女別募集です。町田総合、若葉総合高校は混合募集なので、女子生徒さんのほうがどうしても学力が高く、女子生徒さんの割合が多くなってしまいます。募集方法は全国的には、男女混合募集になりつつあるので、いずれ東京もそうなっていくのでは無いでしょうか。 男女別募集の場合、おおむね女子生徒さんの指標が高い学校が多いです。 まず保護者さんや生徒さんが見ていかないといけない数値は、全部で7つあるとお考え下さい。 ①推薦倍率:推薦入試における倍率 ②一般倍率:一般入試前期における倍率 ③偏差値:標準偏差の値 ④換算内申:通知表の値を、主教科5科目×5+副教科(4科目)×5×2の65点満点で計算したもの ⑤調査書得点:④の換算内申を300点満点に変換したもの。計算式は換算内申÷65×300です。 ⑥入試得点:当日の入試得点を700点満点に換算したもの。計算式は500点満点×1.4倍です。 ⑦総合得点:⑤と⑥を合計したもの ※学校により調査書得点と入試得点の割合が異なる場合があります。 ※令和5年度入試より、⑦の総合得点にESAT-J(スピーキングテスト、20点)が加わります。 小川高校は、上記7つの指標で ①男子 2.18倍 女子 3.40倍 ②男子 1.40倍 女子 1.26倍 ③男子 60% 46 80% 49 女子 60% 45 80% 48 ④男子 60% 40点 80% 42点 女子 60% 42点 80% 44点 ⑤男子 60% 185点 80% 195点 女子 60% 195点 80% 205点 ⑥男子 60% 365点 80% 405点 女子 60% 350点 80% 390点 ⑦男子 60% 550点 80% 600点 女子 60% 545点 80% 595点 小川高校のデータを見ると面白いのが、偏差値は男子のほうが若干高いのですが、倍率は女子のほうが高いので、必要な換算内申や調査書点は女子のほうが高いという現象です。一昨年も女子生徒さんのほうが倍率が高かったので、女子生徒さんで同校を目指す生徒さんは、まずは必要内申点をできるだけ高めることに注力して下さい。 7つも指標があり、さらにそこに60%基準と80%基準があるので、生徒さんはなかなか理解が難しいところがあり、「志望校は子供の意向を重視しています。」とお考えの保護者さんは注意して頂きたいと思います。多くの生徒さんが、これらの数値を客観的に見ているわけではなく、学校の雰囲気や友達関係を中心に感覚的に捉えていることが多いからです。 もちろん生徒さんの意向は大事ですが、そこに保護者さんの冷静な目線を加えて欲しいと思います。 上記の指標で何が大事かと言われると「全部大事」です。 例えば、偏差値や換算内申の80%基準をクリアしていても、推薦倍率が4倍や5倍、一般倍率が1.8倍や2倍を超えてくると、指標を超えていても不合格になる可能性があります。 つまり、すべての値を総合的に見る必要があります。学校の定期テストと違い、受験の場合はおおむね同じような学力の生徒さんが受けに来るので、ちょっとした差で不合格になってしまいます。 ということからすると、倍率の高い学校へ偏差値や調査書得点が足りないのに受験することは自殺行為であると言えます。 あくまでもすべての数値を客観的に見て「余裕のある状態」で受験して下さい。 不安を払拭するには、都立の場合はとにかく勉強量を積むしかありません。5科目あるので、5科目の基礎学力を高めること(教科書レベルは理解出来るようにする)、そして受験レベルの問題をたくさん解いて、最後に過去問題で仕上げていくことが大事です。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.08.12 勉強体力の必要性。 高校入学後はすぐに大学受験対策! [代表:宮谷] セルモは小中学生を対象とした個別学習塾ですが、情報収集の一貫として主要校のSNSをフォローしています。 特に情報発信に熱心なのが都立成瀬高校です。 Twitterで常に情報発信されているのですが、本当に様々な独自の取り組みをされている素晴らしい学校と思います。生徒の自主性や思考力を鍛えるための取り組みを様々されています(成瀬BB!プロジェクトは有名です。)。 すべては子供たちの将来のためですよね。もちろん勉強面でも様々なカリキュラムや取り組みがあります。 丁度昨日も学校で行っている夏期講習の情報を発信されていました。いま高校内部で夏期講習をやっているところはとても多いです。 昨年成瀬高校に合格して通っている卒業生がいます。卒業生インタビューを今回実施させて貰ったのですが、やはりその独自の取組に早速参加して、高校生活を楽しく過ごしているようです。 ※卒業生インタビューは、16日(水)にHPに掲載予定です。 ※過去の卒業生インタビューにも成瀬高校へ進学した生徒さんのお話を載せています(08番のYさん)。 https://www.selmo-machida.com/graduates/ 過去の卒業生も多くの成瀬高校進学者がいますが、卒業後にインタビューをしたり、街中でばったりあったりすると共通して言っているのが、「楽しいけど、大変です!」ということです。 「何が大変なの?」と聞くと、「高校入学後、すぐに大学進学の話がありました。希望している大学はどこか、それはなぜか、どう勉強していくのか、そういった事を考えなければならず、休んでいる暇がありません。」と言います。 ある程度の上位校であれば、この状況はほぼ共通していることでしょう。 なんせ中学校生活以上に濃厚で早く時が過ぎ去る高校生活です。高校入学後すぐに大学進学への準備がスタートします。ライバルがスタートを切っているので、自分たちの高校だけのんびりしているわけにはいかないからです。 そういう意味では、大学進学を真剣に頑張りたい生徒さんは、中学校のうちから勉強体力を付けておくことが重要です。いくら学習の知識をつけようにも、受け止める体力や継続する体力が無いと頑張れません。中学生から・・と言いましたが、小学校4年生以降の勉強量の差は、中学校入学後の体力差に大きく影響することは言うまでもありません。 きちんと下準備をしている生徒さんと、そうでない生徒さんの勉強体力差はとても大きなものがあります。30分集中出来ない生徒さんもいれば、多少の休憩を挟んで何時間でも勉強出来る生徒さんがいます。当然、スピードも異なってきますので、結果として勉強量は2倍、3倍の差では無く、10倍、20倍の差になります。 何も10倍勉強出来る生徒さんが最初から優れているわけではなく、10倍差をつけられるプロセスを踏んできたということです。 ここ最近の傾向として、長期化したコロナ禍の影響で、体力・集中力ともに備わっていない生徒さんが多いのも事実です。勉強への影響だけでなく、病気がちなのも一つの傾向として出ています。 対策としては、やはり運動量を増やす、まずは朝の散歩からでも良いと思います。勉強も、時間を決めてまずは目標をやり切ってみるなど、(勉強)体力改善のための対策を進めてもらいたいです。 いずれも高校進学後を見据えた時に、生徒さんが「頑張れる」素地を作るためです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.08.11 座布団の洗濯、ホットクックで無水カレー [代表:宮谷] 長期休暇を利用して、毎回各教室座椅子のIKEAの座布団を洗濯しています。 普段はリセッシュ除菌スプレーでメンテナンスして、長期休暇中に洗濯・乾燥させます。 洗濯と言っても、3教室の座布団を合わせると50枚以上あるので、1回4枚ずつ洗濯して12から13回洗濯しています。 1回20分位で終わるのですが、13回洗濯するとして260分、つまり4時間20分掛かります(笑)。 なかなかの重労働です。本当はコインランドリーで洗いたいのですが、座布団などは禁止されています。先に私が担当している鶴川教室のものを終わらせ、今日忠生教室と木曽教室のものを終わらせました。 終わらせましたと言っても、乾燥機で乾燥を掛けるので、実際にすべて終わるのは明日でしょう。 洗濯をしながら、テスト対策授業の日程の検討などその他の業務を進めます。 さらに、お盆休みで学童や保育園を休んでいる子供たちの食事も作ります。妻が仕事なので、全て自分でやらなければなりません。家事と仕事のハイブリッドで進めます(笑)。 こういう時は、シャープのホットクックでカレーが簡単です。 材料をホットクックに入れてスイッチを入れるだけで無水カレーを作ってくれます。 ただし、1時間位掛かるので、お腹が空いた子供たちから「1時間も掛かるの?早く食べたい。」とのクレームが出ました(笑)。 今の子供たちは「プロセスを省いた結果を知りたがる。」ところがあり、教育上良くないなと思いました。 「時間が掛かるので少し待ちなさい。その間に部屋を片付けよう。」と伝えました。 このプロセスを省いた結果を知りたがるのは、親も気をつけなければなりません。 今の小中学生の勉強においては特にそうですね。「やる気が無い。」「勉強が嫌い。」そういった単純な言葉で片付けないようにしましょう。 日頃からBlogに書いているように、今の指導要領は様々な要素が絡み合い、そう簡単に理解出来る中身ではありません。また量も非常に多いです。 まずはそういった複雑な状況になっていることを理解し、お子さんがリスクを背負わないよう小学生のうちから学習に遅れないようにして下さい。 遅れた場合は遡ってやり直すしかありませんから、相応に時間が掛かります。学習塾に頼って頂く機会が多いと思いますが、まずは我々を信頼して頂き、しばらくの間見守って頂ければと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.08.10 NEXT BACK