1学期通知表 [教室長:松本] 終業式を終えて、1学期通知表が手渡されました。 小学生の生徒は嬉しそうに結果を教えてくれました。飛び跳ねるほど嬉しかった結果だったようです。 一方、中学生はというと課題が見えた結果だった生徒もおりました。 数学を95点前後取って、「3」がついてしまった生徒。 確かに提出物に課題があったと聞いておりますが、本人はどれだけ落胆したことでしょう。 真面目な生徒さんですし、まだ中学1年生、初めての通知表。 今後の彼の考え方に大きく影響しかねない意味で、教師とは重たい責務を担っています。 内申点が合計で7つも上がった生徒。 正当な評価をつけられたと思います。 中学2年生、真面目、主体性を持ってコツコツ取り組んでおりました。 受験生は基本的に1学期の成績は厳しめにつきます。それは東京都は2学期の成績が入試の内申点になるからです。 これをばねに、「2学期に向けて猛烈に頑張れ」というメッセージが見え隠れします。ただし、1学期についた内申点が2学期の内申点と無関係ではないので注意が必要です。 私はこれまでに様々な通知表を見てきました。 ひどいものでは、生徒の所見が「コピペ」だったものがありました。数人同じ内容が記されておりました。 どれだけ忙しかったのか存じませんが、保護者や子供たちにとって通知表というその学期の「最終評価」がどれだけ大切なものか忘れないでほしいです。 ※ ほんの一部の教師の方です。 保護者様にとって、学校の先生とは非常に繊細な存在です。 「しっかり先生の言うことを聞きなさい」「自分自身に問題があったのではないか」と言う基本姿勢を保ちつつ、「先生も人だから」と子供を納得させます。 良い先生もいれば、頭を傾げてしまう先生もいます。それは仕方のないことです。 そんな中、今教師は不足しています。近隣の中学校では3年生の〇〇科の先生がいません。 いないものは仕方がないとして、今後の予定について説明があったことを願います。 東京都の令和3年度教育人口等推計(速報値)概要では中学3年生の人口推移は令和12年度までに83,852人まで増加し、令和16年度までには75,166人になり一気に8,000人以上減ります。 生徒は増えますが、教師は不足。補えたとしても、今度は令和12年度以降、教師が余剰人員となります。 山積みになった問題に目を光らせつつ、どんな環境であれ、私たちも子供たちも強く立ち向かっていこうではありませんか。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.07.24