夏期講習Day3! [代表:宮谷] 個別学習のセルモ町田3教室では、21日(金)は午前(木曽教室は午後)から、22日(土)は午後から終日夏期講習でした。 金曜日は通常授業もあるので、まさに密度の濃い2日間でした。 なかなか疲れます(笑)。 お陰様で土曜日の夜はぐっすり眠れました。 さて、夏期講習を実施していると、受験生の課題が明確になります。 いくつかここでピックアップしましょう。 ①勉強体力が足りない。 ここ最近入塾した受験生に目立ちますが、長時間勉強する体力が身についていません。 講習期間中は、受験対策として複数の科目を学習します。そのためには勉強体力が必要ですが、今まで勉強から距離を置いていた生徒さんは、勉強に掛ける時間が短かったので勉強体力がついていません。スポーツと一緒ですね。 ただ、生徒さんたちは「今ここにある危機」は理解しているので、踏ん張って勉強してくれています。これを繰り返して、夏期講習後半には勉強体力を身につけましょう。 ②暗記も必要。 科目により興味の有無はあるでしょうが、都立高校を受験するのであれば5科目を勉強しなければなりません。 そうすると、漢字や英単語たくさん覚えなければならないし、理科や社会の用語もたくさん覚えなければなりません。 つまり暗記です。 例えば、地理で言うと、「日本の東西南北の最端にある島名」「北方四島」「日本の東経、世界標準時刻ロンドンとの時差」などを受験対策初回の生徒さんは覚えなければなりませんでした。 とある生徒さんとお話していると、沖ノ鳥島という名称は覚えているけど、沖ノ鳥島はどんな島かということは理解していませんでした。画像を見せて説明しましたが、沖ノ鳥島という名称も覚えなければならないし、写真を見て選択出来るようにしておく必要があります。 ちなみに沖ノ鳥島は東京都小笠原村の所属です。 暗記と言っても、単に名称を覚えれば良いということではなく、情報を複合的に覚える必要があるので、時間が掛かります。 要するに、秋や冬から始めても間に合わないということです。 ③丁寧に勉強する生徒さんのペースが速い。 同じ受験生でも、当然ながら学習のペースが異なります。一番速度差が出るのが数学ですが、速い生徒さんと遅い生徒さんでは3倍程度速度差がありました。 勉強速度が遅い生徒さんの特徴としては、計算式を見るとひと目で分かります。式が乱雑なのです。必要なプロセスを飛ばしてケアレスミスしたり、暗算が難しい箇所で暗算して間違えたり、そういった特徴が強いです。 これは長年染み付いた癖なので、講師陣は正しい手順の見本を示し、自己流での計算はやめるように伝えますが、生徒本人はなかなか癖を抜くことが難しいのです。自分の解き方でも正解したことがあるので、どうしても楽なほうを選んでしまいます。 最後は自分との戦いです。「このやり方では解けない。」と自己認識する必要があります。 こういった感じで、夏期講習は開始3日間が経過しましたが、毎日来ている生徒さんだとすでに8〜9コマの夏期講習を学習した生徒さんも出てきました。 毎回授業前に取り組んでいる英単語や漢字のトレーニングも含めて、受験生としての意識も出てきていると思います。まだまだ先は長いですが、自分の課題と向き合い頑張って行きましょう。受験生以外の生徒さんももちろん頑張って下さい。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.07.23