数学の基礎計算が出来るようになった中学2年生! 保護者さんの見守りに感謝!! [代表:宮谷] 昨日3月25日(土)も春期講習でした。 昼からの開催でしたが、小学校低学年から中学校2年生の生徒さんが各教室に元気に登校してくれました。 それにしても、静かに集中出来ている春期講習です。 一人ひとりテーマは異なりますが、皆一所懸命学習出来ています。学校の先取りをどんどん進める生徒さん、中には1学期の内容をほぼ終了しつつある生徒さんも出てきています。学校の授業が復習の位置づけになります。知識がある状態で復習を受けることで、理解はより定着するでしょう。 受験対策の社会・地理を進める生徒さん。日本は東経135度で、イギリスの旧グリニッジ天文台から、9時間の時差。時差と言っても、イギリスが早いの?日本が早いの?、そもそも何故9時間の時差になるの?1年生の地理の学校の授業で聞いているはずですが、多くの生徒さんが覚えていません。そういったところから復習していきます。 ちなみに、旧グリニッジ天文台は観光名所の史跡となっており、計測所としての役割は終えています。新グリニッジ天文台というのはありません。 世界の時刻を決めたグリニッジ天文台は、世界の中心! https://www.travel.co.jp/guide/article/11290/ やはり学習の改善には、「集中して」×「時間を掛けて」学習することが何よりも重要なので、この環境を提供出来ていることに誇りを感じます。 中には3コマ集中して取組んでくれた生徒さんもいました。 その中で、一人の中学2年生の生徒さんの頑張りが光ります。 昨年の夏休みに入塾してくれた男子生徒さん。 当時の課題は、小学校の分数や小数が解けない状態で、2年生の分数から復習を開始しました。 小学校の分数と小数は全単元復習し、そこから中学校のプラス・マイナス(正負の数)の計算、文字式の計算、方程式と復習を進め、この春休みで中学校の連立方程式まで来ました。 あと少しで中学2年生までの基礎計算が終わるので、3月中に3年生の計算に取り組めると思います。4月に学校の授業が始まった段階では、学校の授業が復習の場になるので、生徒さんも喜びを感じることでしょう。 実際にセルモの授業時の表情も良くなっており、生徒さんの心の成長も感じます。 テスト期間は、テスト範囲の学習も少し取組んだので、基礎計算の取り戻しに少し遠回りとなりましたが、ここまでこれたことがとても良かったと思います。 保護者さんも暖かく見守って頂けました。 保護者さんの中には、入塾後1,2ヶ月で苦手は克服出来るとお考えの場合もあります。つまずいた箇所が1箇所や2箇所であれば、短期間で苦手は克服出来るでしょうが、小学校の時から長年算数から距離を置いてしまった生徒さんの改善は、流石に1,2ヶ月というわけには行きません。実際に生徒さんにお話を聞くと、算数や数学の授業中は、窓の外の木をずっと見ていたり、心を無にして時間が経過するのを待っていたようです。 彼ら、彼女らは「学校の授業が理解出来ず辛くなり、だんだんと授業自体を主体的に受講しなくなった。」わけです。 でも、心の奥底では「何とかしたい、取り戻したい。」という気持ちは残っています。 今回の生徒さんも、その気持ちだけはありましたので、途中でくじけず頑張って取組んでくれました。保護者さんとお話すると、「もう少し早く改善に取組んでおくべきでした。」とおっしゃっていましたが、それはもう言い出しても仕方ないことですので、いま全力で取り組むしかありません。 さて、問題は4月から中学3年生になることです。数学や英語の改善だけではダメでしょうし、受験を見据えて、学校でも定期テストの点数は取っていかないといけなし、課題のある提出物の改善も果たしていかないと内申点が取れません。 さらにその先には、受験レベルの問題が解けるか・・という課題もあります。今は当然そういったレベルにはありません。今の頑張りは認めつつも、その先の困難を考えると悩みも尽きません。生徒さんが最後まで努力を継続出来るよう、全力でサポートしていきます。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.03.26