国語のベーシックな勉強法 [代表:宮谷] 国語の勉強法について 普段学習塾では数学や英語の授業がメインで、国語まで手が回らない生徒さん(数学や英語の遅れを取り戻したり、課題を解決するので精一杯などの理由)も多いかと思います。 実は、国語は5科目の中でも一番点数が取りやすい科目(実際に都立受験でも、国語の平均点は他の科目より10点以上高いです。)なのですが、ではどのように国語は自分で勉強すれば良いのでしょうか? ポイントを列記します。 ①教科書の熟読 他の科目同様ですが、まずは教科書をしっかり読み込みたいところです。 国語の多くの単元では、本文の後に「学習のポイント」が記載されています。まずはそちらから読みましょう。 この本文のどこを意識して読めば良いか、詳細に書かれています。 次に本文を読みますが、横に国語辞典を置いて読むことをお勧めします。 本文を読んでもよく理解出来ない生徒さんの多くが、「言葉の意味(語彙)」が理解出来ていないことが多いです。 わからない言葉は、国語辞典で調べながら読み進めると良いでしょう。 本文も1回で内容を理解しきるのは難しいので、2〜3回は繰り返し読みましょう。 ②問題集は「教科書対応の問題集を解けばOK!」 さて、次に問題ですが、学校の国語ワークがある場合は、まずはそれを解いて下さい。 ワークの配布をしない先生もいます。その場合は、セルモ教室でも販売しているiワークなどの問題集を解きましょう。 問題集本体や、附属の定期テスト対策用問題が終わった場合は、別の種類の教科書対応の問題集を解くことを進めます。 各セルモ教室に置いているので、自習などで解いてみて下さい。 なぜ教科書対応の問題集をお勧めするかというと、学校の先生も一から問題を作っているわけではなく、多くの先生が教科書会社や教材会社の「問題作成システム」を活用し問題を作成されています。 ということは、同じような問題が出題される可能性が高いということですね。 ③問題集を解くときのコツ これはテストでも同じですが、先に問題を確認し、どのような問題が出題されているか確認してから本文を読んで下さい。問題を確認しておけば、本文もその内容を意識して読み解くことが出来るはずです。 ただし、解きっぱなしはNGです。間違えた問題は、解答の解説を見てチェックして下さい。解き直しも当然必要ですね。 ④漢字は確実にGET! 漢字は定期テストでも受験でも、概ね15〜20点の配点があります。覚えてさえいれば得点出来るわけですから、学習の優先度は高いです。 テスト指定範囲の漢字をきちんと暗記する時間を取って下さい。 テスト範囲表が配布されないと、漢字のテスト範囲が分からない・・と言い訳する生徒さんも多いですが、分からない場合は学校の先生に「どのあたりまでやっておけば良いか。」と予め確認すれば、多くの先生は大まかな範囲を教えてくれるはずです。 このように国語の勉強法はそれほど難しくありません。時間さえ割けば点数が取れる(あくまでも中学生レベルの国語はという意味です。)科目です。一度皆さん試してみて下さい。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.03.31 春期講習皆頑張っています!! [代表:宮谷] 3月18日から開始された春期講習もあっという間に、3月30日となりました。 毎日のように来てくれている生徒さんが多いのですが、皆さん大きくジャンプアップしています。セルモは通常授業も組み合わせて、その生徒さんの課題を解消していきますが・・、 特に、新中学3年生の皆さんは、受験という現実がありますので、皆さん超真剣です。 新学年の1学期の数学と英語の先取りを終えようとしている中学3年生の生徒さん。 春期講習前は中学1年生の基礎計算をやっていたけど、この2週間全速力で頑張って中学3年生の基礎計算に到達した生徒さん(あくまでも計算だけですが)。 一方で、小学校低学年の生徒さんたちも同じように頑張っています。 苦手な算数を4ヶ月前の入塾時は2年生から復習し、3年生の半分程度まで全単元復習してきた小学3年生の生徒さん。 3年生の算数の1学期分をこの春で終えようとしている小学校2年生の生徒さん。 一人ひとりテーマが異なるので、ここに書ききれませんが、皆真剣なのが素晴らしいです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.03.30 保護者様からのご質問! 学習系統図を見れば一目瞭然!! [代表:宮谷] 週末の雨で、サクラがかなり散りましたね〜。 なんとか、入学式までは持ってほしいものですが、果たしてどうでしょうか。 Blogを書くと、保護者様からご質問を受けることがあります。 昨日書いた「中学2年生が連立方程式を解けるようになった。」というBlogに対し、「なぜ今の小中学生は、そこまで算数が苦手になるのか、取り戻しに時間が掛かるのですか?昔はそこまででな無かった気がしますが。」というご質問を頂きました。 理解して頂くには、算数・数学の学習系統図をご覧頂くのが早いと思います。 ぱっと見ただけで、まるで迷路というか、どういう繋がりを持っているのかひと目でわからないと思います。 簡単にいうと、「国は子供たちの学力を国際水準に合わせようとする。」「他の国の子供より優秀な子供たちを教育していこうとする」と、こういったメニューになってしまいます。他国で学習している内容は外せないし、日本独自のメニューも追加します。そうすると、たくさんの単元を学習することになります。 基本的に単元は増えることはあっても減ることはありません。 2012年の改訂で学習量が30〜40%増えましたが(ゆとり教育の反省)、2021年の改訂でさらに増えました。 2012年の改訂時も算数・数学を苦手とする生徒さんが激増しましたが、今回の改訂はさらにその状況を助長させています。 お子さんと伴走型で学習のフォローされている保護者さんからは、「こんな難しい単元があるのですね。初めて見ました。」というコメントもよく聞かれます。 例えば、中学2年生の最終単元の「四分位数と箱ひげ図」などは、その典型だと思います。 この単元は、統計やマーケティングで使える技能だと思いますが、そのあたりをきちんと説明しておかないと、生徒さんも「これは何のために勉強しているのか?」ということになります。 ただ、現実的には学校でもこれだけ単元が多いと、駆け足の授業になります。駆け足の授業ですから、苦手な生徒さんがいても学校の先生はその生徒さんを放置せざるを得ません。 「学校の算数や数学の授業はクラス分けしていますよね。」とご指摘頂くケースもありますが、クラス分けしていると言っても、あくまでも下のクラスでは、各単元の基本を丁寧に説明しているだけで、単元が減るわけは無いし、定期テストは同じ内容になります。 このような背景もあり、「苦手になった生徒さん」の取り戻しには時間が掛かります。 以前は「10歳の壁」と言って、小学4年生位から「算数が苦手になる」生徒さんが増えましたが、今は「8歳の壁」となっており小学2年生からついて行けなくなっている生徒さんが増えています。よって入塾学年も、「4/5年生」から「2/3年生」からと低学年化しています。 「学校の先生がもっと早く教えてくれたら良いのに。」という言葉と、「学校のテストはそこそこ解けていた。」という言葉は保護者様からよく聞かれます。 一つには、学校の現場で多用されているカラーテストも影響しているのかな?と思います。このカラーテストの話は本Blogでも何度か取り上げていますが、やはりカラーテストは色々問題があります。ツイッターなどで「カラーテスト」で検索してみて下さい。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.03.27 数学の基礎計算が出来るようになった中学2年生! 保護者さんの見守りに感謝!! [代表:宮谷] 昨日3月25日(土)も春期講習でした。 昼からの開催でしたが、小学校低学年から中学校2年生の生徒さんが各教室に元気に登校してくれました。 それにしても、静かに集中出来ている春期講習です。 一人ひとりテーマは異なりますが、皆一所懸命学習出来ています。学校の先取りをどんどん進める生徒さん、中には1学期の内容をほぼ終了しつつある生徒さんも出てきています。学校の授業が復習の位置づけになります。知識がある状態で復習を受けることで、理解はより定着するでしょう。 受験対策の社会・地理を進める生徒さん。日本は東経135度で、イギリスの旧グリニッジ天文台から、9時間の時差。時差と言っても、イギリスが早いの?日本が早いの?、そもそも何故9時間の時差になるの?1年生の地理の学校の授業で聞いているはずですが、多くの生徒さんが覚えていません。そういったところから復習していきます。 ちなみに、旧グリニッジ天文台は観光名所の史跡となっており、計測所としての役割は終えています。新グリニッジ天文台というのはありません。 世界の時刻を決めたグリニッジ天文台は、世界の中心! https://www.travel.co.jp/guide/article/11290/ やはり学習の改善には、「集中して」×「時間を掛けて」学習することが何よりも重要なので、この環境を提供出来ていることに誇りを感じます。 中には3コマ集中して取組んでくれた生徒さんもいました。 その中で、一人の中学2年生の生徒さんの頑張りが光ります。 昨年の夏休みに入塾してくれた男子生徒さん。 当時の課題は、小学校の分数や小数が解けない状態で、2年生の分数から復習を開始しました。 小学校の分数と小数は全単元復習し、そこから中学校のプラス・マイナス(正負の数)の計算、文字式の計算、方程式と復習を進め、この春休みで中学校の連立方程式まで来ました。 あと少しで中学2年生までの基礎計算が終わるので、3月中に3年生の計算に取り組めると思います。4月に学校の授業が始まった段階では、学校の授業が復習の場になるので、生徒さんも喜びを感じることでしょう。 実際にセルモの授業時の表情も良くなっており、生徒さんの心の成長も感じます。 テスト期間は、テスト範囲の学習も少し取組んだので、基礎計算の取り戻しに少し遠回りとなりましたが、ここまでこれたことがとても良かったと思います。 保護者さんも暖かく見守って頂けました。 保護者さんの中には、入塾後1,2ヶ月で苦手は克服出来るとお考えの場合もあります。つまずいた箇所が1箇所や2箇所であれば、短期間で苦手は克服出来るでしょうが、小学校の時から長年算数から距離を置いてしまった生徒さんの改善は、流石に1,2ヶ月というわけには行きません。実際に生徒さんにお話を聞くと、算数や数学の授業中は、窓の外の木をずっと見ていたり、心を無にして時間が経過するのを待っていたようです。 彼ら、彼女らは「学校の授業が理解出来ず辛くなり、だんだんと授業自体を主体的に受講しなくなった。」わけです。 でも、心の奥底では「何とかしたい、取り戻したい。」という気持ちは残っています。 今回の生徒さんも、その気持ちだけはありましたので、途中でくじけず頑張って取組んでくれました。保護者さんとお話すると、「もう少し早く改善に取組んでおくべきでした。」とおっしゃっていましたが、それはもう言い出しても仕方ないことですので、いま全力で取り組むしかありません。 さて、問題は4月から中学3年生になることです。数学や英語の改善だけではダメでしょうし、受験を見据えて、学校でも定期テストの点数は取っていかないといけなし、課題のある提出物の改善も果たしていかないと内申点が取れません。 さらにその先には、受験レベルの問題が解けるか・・という課題もあります。今は当然そういったレベルにはありません。今の頑張りは認めつつも、その先の困難を考えると悩みも尽きません。生徒さんが最後まで努力を継続出来るよう、全力でサポートしていきます。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.03.26 保護中: 英語授業オペレーションの変更について このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード: カテゴリー: 最新NEWS&お知らせ 2023.03.25 NEXT