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小学1年生・2年生は塾や学研・公文に通うべきか? [代表:宮谷]

小学校1年生・2年生のご兄弟・姉妹をお持ちのご家庭からよくお受けする質問が、「何年生から塾通いすべきか?」という内容です。

紫色のランドセルを背負う小学生のイラスト(女の子)

結論としては「人によりけり」なのですが、保護者さん側で把握しておくべきことがあります。

教師と生徒と保護者のイラスト

まず、学校の授業内容が教科書どおりに進んでいて、生徒さんがその内容をしっかり理解・吸収しているかです。

授業参観へ向かう保護者のイラスト

先生によっては、独自のプリントや資料を使い授業をされている場合があり、教科書の内容を網羅出来ていない場合があります。

教えるのが下手な先生のイラスト(女性・小学校)

特に算数は、2年生でも「思考力」を確かめる問題が出題されており、単に「九九は覚えている」ではNGです。「九九のプリント」はたくさん見ているけど、それ以外は見たことが無い・・。そういったご家庭は、お子さんの学習理解度をしっかりチェックされて下さい。


傾向が変わったのは、2020年の小学校指導要領改訂からですね。

教科書が入ったランドセルのイラスト

以前だと「3年生後半から」そういった問題が増加し、4年生で算数につまずく生徒さんが多かったのですが、今は2年生・3年生でつまずいていて、つまずき期間が長期化する傾向にあります。

石のイラスト

学校の先生が生徒さんのつまずきを教えてくれることはまれなので、保護者さんが気づくのも遅くなったケースが多いです。生徒さんから相談出来ないケースも多いですね。

親を心配する人のイラスト(男性)

教科書の内容を理解出来ているかどうかのチェックは、市販の教材でも可能です。

教科書のイラスト(ブランク)

「教科書準拠」と書いたワーク教材を解いてみてもらって下さい。すでに学校進度が終わった箇所を解いてみて、これが8割以上解けない場合は、色々ほころびが出ているとお考え頂いたほうが良いです。8割だと、実際は3〜4割の内容は理解出来ていない・・、そんな印象でしょうか。

教科書のイラスト 文字なし


教科書準拠と書いていない教材の場合は、「楽しく学習してもらう」「学習に慣れる」ことを目的としているものがほとんどで、教科書の内容には沿っていないケースが多いです。あくまでもエッセンスを学習する教材です。


そして、塾なのか、公文なのか、学研なのか・・というところですが、塾は「本格的に各学年の内容をしっかり学習する場所」公文さんは「学習に慣れること」学研さんは「その中間」といったイメージでしょうか。


4年生の後半からは中学校の学習の予備学習が始まりますので、しっかり教科書の内容を抑えておく必要があります。公文や学研さんに行っている生徒さんも、切り替えのタイミングとしては3年生から4年生といったところでしょうね。


最初から塾に通っている生徒さんは、教科書の内容をしっかり学習しているので、内容の漏れは少なめとお考え下さい。また、塾にいくにしても、公文にいくにしても、きちんと基本的なルールに沿って解かせる(特に算数)ところがどうかきちんと確認をお願いします。暗算や楽な解法を推奨してばかりのところはやめておいたほうが良いです。

勉強をする男の子のイラスト

暗算や楽な解法は合う生徒さんと合わない生徒さんがいます。合わない生徒さんにその指導を長年続けると、精度は上がらず解法の改善も難しくなります。


このあたりは、各所でしっかりお話を聞かれ、その後はご予算感やご家庭の考え方で決定して下さい。


塾によっては4年生以上・5年生以上と学年の制限がある場合があります。ちなみに、セルモは1年生から登校可能です。

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