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お客様各位
2022年は大変お世話になりました。
コロナ禍が長期化し、2月に始まったウクライナ情勢が世の中が不安定さを加速させた2022年でした。
日本でも子供達を取り巻く環境は厳しさを増しています。
この混沌とした状況を今の子供達に引き継ぐわけにはいきません。10年後・15年後に期待を持てる世の中を、現役世代の大人は創っていかなければなりません。
少し前の話になりますが、
フィギアスケートのゴールドメダリストの羽生結弦選手が、
「努力はウソをつく、でも無駄にはならない。努力の正解を見つけることが大切。」と言っていました。
この言葉はとても良いですね。
努力しても成果が出ないこともあります。仕事でも勉強でもそうだと思います。
その場合は努力の仕方が悪かったのかもしれないし、まだ努力の途中なのかもしれない。
しかし努力をしたからこそ、その事が分かったとも言えます。
つまり努力した内容を冷静に分析し、次の改善に繋げるのが一番なのでしょう。
努力の正解を見つければ、「力強い自分」を創ることが出来ます。
2022年は不安定な世の中でしたが、来年以降もどうなるか分かりません。
「不確実な世の中」ですので、10年後はもっと大変な時代が来るかもしれません。
その時に20代になっているお子さん達が自立して行動出来るよう、今の努力が正解と感じてもらえるよう、どの生徒さんに対しても丁寧に確実にサポートしていこうと改めて感じた次第です。
来年もよろしくお願いいたします。
今年もあと1日で終わります。
年末になると子供の頃を思い出します。
3つ覚えていることがあって、
1.母親と一緒にお餅を作った
家には年に1回しか使わない餅つき機がありました。もち米を蒸して、その後何種類かのお餅を作っていました。
何も入っていない白いお餅、あんこ入りの0餅、干しエビを入れたお餅、豆が入ったお餅、様々作りました。
一緒に作ったお餅は、未だにあれほど美味しいお餅は無いなと思います。
ちなみに、お正月にお餅を食べるのは平安時代から行われていた「歯固め」の儀式に関係があるそうです。
長寿や健康を祈る儀式で、硬い鏡餅を割って食べていたそうです。
2.年越し蕎麦はニシン蕎麦
私は大阪出身なのですが、母親はよくニシン蕎麦を作ってくれていました。
甘辛く炊いた身欠きニシンから出る甘い出汁が美味しかったです。
関東ではあまり身欠きニシンを見ることが無いので、懐かしい想い出です。お雑煮も地域により色々ありますよね。
3.箱で買ったみかんをたくさん食べていた
父親がなぜか何箱もみかんを買ってきて、冬はいつでもみかんがありました。
手が黄色くなるほど(笑)、みかんを食べていた記憶があります。
柑橘類を食べすぎて手が黄色くなるのは、柑皮症というそうです。
柑皮症自体は健康に害は無いそうですが、毎日10個以上食べていた記憶があります。
今年久しぶりに箱でみかんを買ってみたのですが、子供達は1日3〜4個に留めており流石に10個は食べていないですね(笑)。ビタミンCを気軽に取れるので、風邪の防止にとても良いと思います。
皆さんもお子さんと良い年末年始の想い出を作って下さい。
昨日は冬期講習4日目が無事終了しました。
年内最終の授業でした。
生徒さんも、講師の皆さんもお疲れさまでした。
さて、私が担当している鶴川教室の様子を・・。
今日も小学3年生の女子生徒さんが、国語読解力強化コースに取り組んでくれました。
3日連続で塾に来ていますが、「大変?」と聞いたら「全然大変じゃないけど、段々と国語の問題解くのが楽しくなってきた。今日はほとんど間違えずに解けたから嬉しかった。でも、字が下手だからうまくなりたい。」とのことでした。自身の課題をよく把握出来ている点が素晴らしいですね。年始の授業では、字の練習のためになぞり書きを入れてあげようかな。
小学校5年生の男子生徒さんは、中学校英語の先取り学習に取り組んでいます。春期講習と夏期講習で、すでに小学校英語をクリアしました。その訓練の成果もあるのか、中学校1年生1学期の基礎文法は全く問題ありません。基礎単語も小学校英語で練習していたので、よく覚えています。下手すると、さかのぼり学習している中学生を追い抜く可能性があります。
「今のうちに”先取り学習”していると、中学校に入ってから楽だよ。」と伝えると、「友達で朝からゲームばかりしている人がいるけど、ちょっと心配。」と言っていました。余裕があると、他人を思いやる気持ちが持てますね。
中学2年生の男子生徒さん、英語の復習が学校の進度に近づいてきました。入塾当初は「動詞って何?」という状況でしたが、語順はだいぶん正しく書けるようになってきました。一方で、まだまだ細かいところの知識は詰めきれていません。
「あとユニット4つ位で、学校の進度に追いつくね?」と話をふると、「段々と学校でやっていた内容に近づいているのが分かってきました。学校でやっている時は、何をやっているか全く分からなかったけど・・。」とのことでした。
今はALTの授業もあるので、この生徒さんが言うように、「理解がほとんど出来ていない。」状況にある生徒さんは多いです。
別の中学2年生の女子生徒さん。せっかく基本的な実力があるのに、それを活かしきれていません。宿題を忘れてきたり、遅刻してきたり・・、どこか自分に甘いところがあります。
でも、ちょっと難しい問題も自身で解ける場面も多く、本気で頑張ればもっと良い成績が取れる生徒さんです。勉強ということ自体への興味や、成績を取ることが彼女のプライオリティでは無いのかもしれませんね。何か具体的な目標が持てれば頑張れるような気がします。成績を取っておいたほうが選択肢も広がります。年始はそういった話も増やしていきましょう。
いずれにせよ、一人ひとりの状況をよく観察してフォローしていくことが学習塾の役割なので、年末年始でそれぞれの課題を整理したいと思います。
そして、一番肝心の・・。
受験生の皆さんは、大切な年末年始6日間の休み期間、適度に休息を取りつつもテキストや課題を進めていってくださいね。模擬試験を受けた生徒さんは、その直しと実力強化問題集が優先課題です。もう言い訳は出来ない時期なので、体調管理に気をつけながら集中して頑張って欲しいと思います。
昨日で、冬期講習3日目も無事終わりました。
昨日も各生徒さんが集中して頑張ってくれました。特に感心するのが、小学校2年生の男子生徒さんです。2コマ連続で取ってくれていますが、昨日のBlogで書いた国語の読解力強化問題や、国語の文法問題の学習を進めてくれています。
合わせて200分の授業(途中で休憩を挟みながら)ですが、大きく崩れることなく集中してくれました。算数もすでに2年生の範囲は終わっているので、この冬は国語力の強化を進めています。
ウルトラマンが大好きな中学2年生女子生徒さんも、数学と英語を交互に勉強しています。英語は学校の進度に近づいてきましたね。数学はまだ範囲が広いですが、頑張って近づけていきましょう。
年内は本日28日で終了となります。新年4日から冬期講習と通常授業が再開となります。授業は終わりですが、事務仕事などが残っているので、私個人はコツコツ仕事を続けます。
また、各教室では年末ギリギリで新規体験のお問い合わせの対応をさせて頂いております。日程調整の関係で、新年明けの体験授業になる場合もございますが、ご容赦下さいませ。
残念ながら濃厚接触やワクチン接種の関係で、欠席の生徒さんがいらっしゃいますが、体調が戻ったら振替対応いたしますのでご安心下さい。
一般的な個別学習・指導塾は、前日までの連絡した振替対応していないのですが、セルモは授業開始前までにご連絡を頂ければ対応いたします。
さて、中学2年生で数学や英語の先取り学習をしている生徒さんは、冬期講習で国語や理科・社会を学習しています。
国語は平家物語に取り組んでいる生徒さんが多いです。
古典・古文に関する分野の平家物語ですが、残念ながら中学生の生徒さんにとってはなかなか興味が持てない分野です。私も中学校時代は正直興味がありませんでした。
よって、こういった古典を学習する時は、生徒さんが興味を持てるように「なぜこの単元が教科書にあるのか?」「皆さん中学生に知ってもらいたいこと」などをお話するようにしています。
冒頭で、
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
現代語訳:祇園精舍の鐘の音には、諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。娑羅双樹の花の色は、どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、春の夜の夢のようである。勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。
とありますが、これはある意味これから受験生になる中学2年生の皆さんへ向けてのメッセージです。
来年には受験生となり、高校入学後は社会人になるための基盤作りに入っていきます。
社会に出ると、日々変化の連続です。自分が持っている価値観(視野)だけでは上手に生きていけませんから、柔軟にコミュニケーション良く生活し、視野を広げていくことが重要です。頑固で得することはありません。
そういう意味では、この冒頭部分は、まさに社会生活自体と置き換えられるのかもしれません。
ちなみに、祇園精舎とはブッダ(お釈迦様)のために建てられた修道施設で、ブッダの大口支援者であったスダッタさん(富豪・長者)によって建てられました。
そのあたりのストーリーは、先日紹介した手塚治虫先生のブッダ13巻に描かれています。
現在もインドに存在し、国の歴史公園に指定されています。江戸時代には、徳川家光将軍の命により祇園精舎の視察が命じられましたが、なんと間違えてカンボジアのアンコール・ワットに行ってしまった逸話があります。
今だと、スマホの地図情報で世界どこでもほぼ間違えずに行くことが出来ますが、当時は正確な世界地図さえも無い時代・・・。わずか400年で世の中は大きく変わりました。
話は戻りますが、国語の多くの単元は「メッセージ性」があります。それをしっかり掴んで勉強すれば、その目的や内容の理解が深まります。国語が苦手な生徒さんは、問題集に書いている「学習のポイント」を確認してから勉強すると良いでしょう。