アメリカもコロナ禍による学力低下 [代表:宮谷] 今日午前中、新型コロナウイルスの4回目ワクチン摂取を行いました。 3週間前にインフルエンザワクチンを摂取し、来週にもインフルエンザワクチンの2回目を摂取します。 まさに、ワクチンマンスリーと言えます。 10時に摂取して3時間経過しましたが、今の所特に副反応はありません。いつも常磐のタカハシクリニックに行っていますが、先生が注射お上手なのでサクッと終わりました。 4回目のワクチンは、BA-1型の新型コロナウィルスの重症化防止に役立つと言われていますが、すでに世界ではさらに変異したウィルスが発生しているので、まさにワクチンの開発もイタチゴッコです。 モデルナはBA-5に対応しているようですが、副反応が出ている人が多いメーカーなので、今回もファイザー社のものにしました。 これからは3ヶ月ごとにワクチン接種という情報もありますが、この状況はいつになると改善するのでしょうか・・。 さて、一昨日の朝日新聞デジタルで以下のような記事がありました。 コロナで学力低下 米調査 「若者の人生設計や機会変わってしまう」 https://www.asahi.com/articles/ASQBT2QR1QBTUHBI001.html 全米教育統計センター(NCES)は24日、4年生と8年生(日本の小学4年生と中学2年生に相当)を対象とした学力調査の結果を発表した。新型コロナ前の2019年と比べ、大半の州で、数学と、英語の読解力の平均点が下がった。同センターは、新型コロナウイルスの影響で学力低下が起きているとしている。 とあります。 これは我々としても完全に同意です。日本も同じ状況です。自塾だけでなく、どの学習塾のオーナーさんや先生方とお話をしても、その傾向を痛感しているとのことです。今日も相模原の学習塾のオーナーさんと、より良い対策についてお話をしました。 例えば記事にある中学校2年生だと、新型コロナウィルスが広がった2020年春は小学校6年生でした。 仮に6年生の春時点で学習に課題があった場合は、6年生のうちに「さかのぼり学習」で「取り戻し」に取り組めたはずですが、学校も休校になり、私的な活動も制限されたので、見逃されたケースは多かったと思います。 問題が無かった生徒さんも、6年生という大事な「小学校の学習の仕上げ期間」を有効に活用出来ませんでした。やはり学習というものは、一度通過して終わりではなく、繰り返しの演習が必要です。少なくとも、6年生のときは学校も授業が超特急だったはずで、仕上げは行っていないはずです。 これが学年が下がると状況はもっと深刻で、記事にある小学校4年生の場合は2020年春時点で2年生です。 2年生は、算数も国語も一気に難しくなる学年です。丁度2020年は小学校の教科書改訂もあったので、それも影響したと思われます。 2年生時点で勉強についていけなかった生徒さんは、その後暗闇の中を歩くような状況だったことでしょう。 今、個別学習のセルモでは、中学校2年生の生徒さんの体験・ご入塾が続いています。 取り戻すためには、さかのぼり学習を一つひとつ丁寧に取り組み、課題を克服するしかありません。 是非保護者さんには、その時間的猶予と、生徒さんへの温かいバックアップをお願いします。生徒さんたちも悪気があったわけではなく、気づいたらそうなっていた・・というのが実感だと思います。 もちろんきちんと対策が出来ていたお子さんもいますが、時は戻りませんので反省よりも改善です。 学習を苦手としている生徒さんは、学習に慣れるまでに時間が掛かりますし、学習の解釈や定着も人一倍時間を掛けてあげないといけません。 例えば料理が全く出来ない人が、10種の料理を覚えるには材料の買い方、包丁の握り方、調理器具の使い方から学びますよね。 生徒さんも、まずはそこからなのです。 保護者様の焦る気持ちは理解出来ますが、まずは改善機会の提供に注力し、壁を乗り越えるまで辛抱強く待って下さい。 壁を乗り越えた時の風景は、乗り越えた人にしかわかりません。自信が身に付き、表情も明るくなります。 自信を身につけるということは、社会で生きていく上で必要なことは、保護者様がいままで経験してきた通りです。是非、お子さんたちに自信を身につける機会を提供してあげて下さい。ただし、1日でその目標は達成しません。コツコツ積み重ねの先に自信はあります。 途中で諦めてしまうと、また暗闇を歩くことになります。 今日も全力で生徒さんたちをサポートしていきます。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2022.10.27