夏期講習、順調に進んでいます。部活動も曲がり角! [代表:宮谷] 夏期講習も、はや10日目です。 やはり夏期講習にしっかり取り組んでくれている生徒さんの進捗はよく、「さかのぼり学習」をしている生徒さんも、学校の範囲に近づいた生徒さんが多くなってきました。 特に中学2年生にそのような生徒さんが多いです。 英語で言うと、春から1年生の頭の英文法から復習を進めてきた生徒さんも、皆さんこの3〜4ヶ月掛けて1年生の復習が完了しました(テスト期間は2年生の勉強をしていたので、ずっと復習というワケではありません)。 鶴川中学校は9月1日に2学期の中間テストがあるので、これらの生徒さんはすでに学校のテスト対策に入っています。文法はスラスラ解けるけど、単語を覚えていない・・という新たな課題が出てきています。しっかり練習してもらうしかありませんが、生徒さんの集中力も身についてきているので、何も言わず黙々と取り組んでくれています。 数学は流石に全ての範囲の復習は難しいですが、代数・関数を中心に、文章題に対応できるよう「速さ・割合」などの復習も加え進めてもらっています。1年生の関連単元の復習を終わらせ、2年生の範囲に入った生徒さんは、学校の授業に近い内容になってきたので、集中力・正答率もよくスピードがどんどん上がっていきます。 結局、「知識・経験・自信」この3つが揃わないと、勉強は進まないという証拠だと思います。 夏休みが始まってから、夏期講習や通常授業に「途中参加してくれた」中学生も数名いらっしゃいます。彼らは少し遅れて、まさにこれから「知識・経験・自信」の積み上げに取り組んでもらいますが、冬にはある程度成果が出るように持っていってあげたいですね。 忠生教室は夏期講習満席ですが、鶴川教室・木曽教室は一部ご提供できる日程もございますので、「8月からでもなんとかしたい!」という生徒さんはお気軽にご相談下さい。 さて、今日読んだ東洋経済の記事で、学校の部活動改革で大きな実績を残された八重樫通さんの記事がありました。 八重樫通氏「すでに破綻している」学校は部活動改革だけでは変われない 茨城県の公立中学校で部活動の地域移行を実現 多くの中学校・高校では、段々と部活動の維持が難しくなってきています。生徒達からも、「部員も少なく、顧問をやってくれる先生がいないので、廃部になります。」といった話も聞くようになりました。 理由は言うまでもありません。 学校の先生のご家庭も共働きがほとんどになり、ご自身の家庭や家計の維持を考えると、顧問を受け持つことが事実上難しくなっているわけです(顧問は原則先生が”ボランティア”としてやっておられます。)。 私達の職業上、様々な学校の部活動の話が入ってきます。中には、週6日間部活をやっていて(ちなみにこれは東京都の定める部活動のルールに違反しています。)、年間を通じ休みが極端に少ない先生も知っています。この先生の場合は、自らの人生を掛けて部活動をされているそうです。 しかしほとんど休みがなく、身体を壊したら本来の教務指導に支障をきたすこと、この先生は理解しなければならないでしょう。 複数顧問制で今までのルールの中で部活動を維持している地域や学校もありますが、教員自体がいまは大変不足しています。 そういうことを考えると、私は部活動の外部委託に100%賛成です。 問題はコストをどうするかです。 家庭でも一部負担しなければいけないでしょうし、市区町村でも費用を捻出しなければならない・・、記事にあるようなクラウドファンディングで集めるのも一つの手段でしょう。 地域の子育てという面では、住民税による追加負担が良いのかもしれません。もちろん様々なルールを変えるには、反対の人もいるだろうし、答えは一つでは無いでしょう。 ご紹介した記事にある通り、賛否両論含めてしっかり議論することが大事と考えます。 いずれにせよ、今までの公教育のあり方が曲がり角に来ているのは間違いありません。 地域住民の一人として、関心を持っていきたいと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2022.07.30