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セルモ卒業生インタビュー 第十弾!! 【東京都立片倉高等学校造形美術科入学:Nさん】

卒業生インタビュー記念すべき第十弾は、都立片倉高校造形美術科に入学されたNさん。

芸術作品のイラスト

木曽教室の卒業生ですが、最後までハラハラドキドキの受験でした。お母様もとても心配されていましたが、こうやってインタビューをしてみると、本人なりの努力も沢山あったことが分かります。

絵を発表する女の子のイラスト

イラストやデザインの分野は特に女子生徒さんに人気の進学先なので、とても参考になるインタビューとなりました。


質問1:Nさんは中学校3年生の初めにセルモに入塾されましたが、入塾前には学習面でどのような悩みがありましたか?


Nさん:入塾するまでは、部活や他の習い事をやっていたこともあり、勉強に手を付けられていませんでした。そろそろ勉強しないとまずいという危機感があり、塾を探しました。


質問2:セルモに入塾した決め手は何ですか?


Nさん:私の場合は友達がセルモの体験を受けており、その友達に誘われたので一緒に体験を受けてみました。


それまで塾は先生から教えられるものだと思っていたので、パソコンで勉強するというのは不思議だなという印象を受けました。しかし、実際に受けてみたところ、パソコンで分からない箇所は先生がしっかり教えてくれるし、学習を進めた範囲はシステム上に日付や点数が記録されるので、どこまで学習を進めたかというのを自分で管理する手間が省けるのが便利で学習しやすかったです。

他の塾を見学することもなく、セルモで体験を受けて入塾することを決めました。


質問3:セルモに入塾して何か変化はありましたか?


Nさん:英語については入塾する前はかなり苦手意識が強く、勉強しても全然点数を上げることができませんでした。


しかし、入塾してから1年生の文法の基礎からすべて復習しなおしました。中学3年生の時は、毎日必死に勉強していたので自分の実力の伸びに気づきませんでしたが、高校の定期テストを受けると中学校の復習が多く出題されており、きちんと解くことが出来ました。しっかり復習することで、自分でも気付かないうちにかなり力がついていたことを実感し、セルモで英語を勉強しておいてよかったなと思いました。

質問4:一番伸びた科目はなんですか?また、伸ばすためにどのような工夫をしましたか?


Nさん:先程お話したとおり、高校に入ってから数学と英語がきちんと解けるようになっていたので、実力が身に付いていたのだと思います。その他、国語も伸びましたね。


数学については、計算式のルールが沢山あるのできちんと覚えることに力を入れました。入塾するまでは数学が嫌いだったので勉強を避けていましたが、入塾してからは教室内に周りの子が定期テストで何点上がった、何点取れたか、というのが掲示されているのを見て悔しく思うようになったので、自分も負けてられないなと思い頑張りました。


国語についてはとにかく漢字の学習や教科書の本文の読み込みを繰り返し行いました。


質問5:片倉高校の造形美術科を志望した理由は何ですか?


Nさん:元から絵が好きだったことと、高校見学をした際に生徒と先生の距離が近いことを感じ、体験の際にも明るい雰囲気だったので志望しました。


私は片倉高校で開かれている「中学生デッサン教室」や「造形美術コース作品・卒業制作展」などに参加し、計3,4回片倉高校に足を運びました。そうしていく中で先生方や学校の雰囲気に魅力を感じるようになり、同校を志望しました。


質問6:部活と両立するために工夫したことはありますか?

Nさん:部活の予定を事前に把握し、部活がない日にセルモを入れるようにして、バランスを取っていました。

質問7:セルモでよかった点はなんですか?


Nさん:日常面でいえば、セルモに通うまでは時間にかなりルーズでしたが、先生に「勉強よりも日常のマナーが大事」と言われたことがきっかけで、時間を守るようになりました(笑)。


学習面でいえば、受験期終盤に行われる「日帰り合宿勉強会」でのリモート学習が印象に残っています。リモート学習はそれが初めてでしたが、先生に見られている感覚があって、自宅でも気を引き締めて学習に取り組むことができました。


質問8:Nさんは推薦入試でも片倉高校を受験しましたが、そこでは残念ながら合格することが出来ませんでした。しかし、その後見事一般入試で合格されましたよね?


Nさん:同じ造形美術科を受けた友達が推薦入試で受かっていたことを知って悔しかった一方で、その友達とは大変仲が良かったので「一緒に行きたい」と強く思うようになり、その気持ちを原動力に頑張りました。


正直、推薦入試は事前の準備があまりしっかり出来ておらず、失敗したなと思う点が多かったです。


質問9:模試の成績をみるとNさんにとって片倉高校はずっとチャレンジ校で、その状況から逆転合格をつかみ取ったと思いますが、終盤での追い込みなどで自分なりに工夫したことはありますか?


Nさん:とにかく過去問を片端から見て、数学は毎回出題される問題や年度によって交互に出題されるものなど、出題傾向やパターンが決まっていることに気づきました。それらの問題を重点的に学習しました。


理科に関しても出てくるパターンはあまり変わっていないことに気付いたので、過去問に出てきた問題はすべて覚えるようにしました。


数学と理科は、セルモでも直前に一番力が伸びるこの2科目の過去問を重点的に実施してくれ、解説もすべて行ってくれました。自宅では、社会など他の科目に集中して取り組むことが出来ました。


解き終えた後は、間違えた問題も正解した問題も全て解きなおしを行い、覚えられるまで「何度も、何度も」繰り返し学習しました。どうしても覚えられない問題については、10回以上解きなおしました。

質問10:合格したときの気持ちなどを教えて下さい。


Nさん:「受かったぁ!」と大変嬉しく思いました。


始めは一人で合否を確認し、受かったことを確認してから母に合格を知らせたところ、「本当に受かったの?すご~い!!」と母も驚いた様子でした。


合格してからはもう勉強しなくなるのではなく、高校のためにもっと勉強を頑張ろうと思うようになり、母に頼んで中学校英語に関する問題集を買ってきてもらい、基礎問題を解いて高校に備えました。


質問11:今通っている片倉高校について教えて下さい。


Nさん:造形美術コースは明るい人がとても多く、先日行われた体育祭も盛り上がって楽しかったです。


通学にはバスと電車を併用して片道約1時間かかるので、テスト前はその時間を使って英単語の学習などを行っています。普段は友達と話したり音楽を聴いたりしながら過ごしています。


部活動はバスケットボール部に所属していて、きついですが楽しいです。バスケットボール部は、造形美術コースの人たちだけでなく普通科の人たちとも一緒に活動するのですが、普通科の人達ともすぐに仲良くなれて、結構友達も出来てチーム力も高まっています。


先生については、生徒との距離感が近いと感じます。たとえば私の顧問は話し方も敬語ではなくフレンドリーです。中には怖い先生もいますが、どの先生とも一応仲良くやれています(笑)。


質問12:造形美術科についても教えて下さい。


Nさん:造形美術コースでは週に6時間美術の勉強を行います。


2年生からはアートとデザインに分かれますが、1年生のうちは両方に取り組み、陶芸や油絵など様々なものに取り組んでいます。普通科と比べると5教科のボリュームは少し少ない特徴があります。


私は2年生になったらアートの方に進みたいと思っています。アートでは油絵や水彩画に取り組みます。私が行きたい東京芸術大学でもそれらに沢山取り組むので、大学に繋げる為に高校で基礎をしっかり学びます。


大学を卒業したら、将来は美術アーティストとして、自分の考えていることを自由に表現できる職に就きたいと思っています。


造形美術コースの人達は明るい人が多く、アニメが好きな人も多いです。独特なノリがあるので、普通科の人達とは違う雰囲気があります。アニメが好きな人達はすぐお互いに仲良くなれると思います。

質問13:Nさんは片倉高校を目指すうえで画塾にも通われていましたよね。片倉高校を目指す人のために画塾についても教えて下さい。


Nさん:片倉高校を目指す上ではデッサンを多く学んだ方がよいと思います。入試においてもデッサンは欠かせません。私が画塾に通いだしたのは中学校3年生の9月頃で、周りの友達は6月頃には通いだしていたのでかなりギリギリで遅い方でした。


画塾では色んな人が同じ部屋でデッサンを書くのですが、先生が見回ってアドバイスを下さったり、他の人と見比べて良い点を学んだりしていました。


週1回通っていましたが、全然時間が足りないのでもっと通うように言われていました。画塾だけでは足りないとは確かに自分でも感じていたので、学校を借りて美術の先生に絵を見てもらうようにしていました。


デッサンはかなり書き込まないとうまくならないので、9月からというのは本当にギリギリだったと思います。実際6月から通っていた友達はかなりうまくなっていました。片倉高校を目指すならば画塾はすぐにでも通い始めた方がよいと思います。


質問14:最後に後輩へのメッセージをお願いします。


Nさん:私はかなりギリギリまで塾にも通わず勉強もしていませんでしたが、諦めずに努力し続けたことで合格することができました。現時点ではまだまだ合格には遠いという人も、最後まで諦めずに勉強を頑張ってください。


そして、もし芸術系の大学やその道を目指す人がいるならば、とにかく早めから絵も専門の方に指導を受けたほうが良いと思います。特に、デッサンは絵の基本なのでデッサンからきちんと学ぶことをお勧めします。その努力がきっと将来生きるはずです。

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