セルモの教室長BLOG

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体験学習のポイント、事例 [代表:宮谷]

先にお断りします。


長文です(笑)。そして写真や画像もありません。朝早く起きて書きました。何かを書いたり勉強するのは、朝に限りますね。夜は疲れて言葉が出てきません。


個別学習セルモへの体験学習をご検討中の保護者の皆さんへ、ここ最近の体験学習例を一部ご紹介いたします。


読んでいただければ分かりますが、基本的に学習につまずいている原因や理由は人それぞれです。知識が課題のケース、モチベーションが課題のケース、様々です。


それらを分析し、まずは体験授業で生徒さんにあった学習内容、アドバイス、声がけ、指導を行っていきます。


ご家庭では、どうしても親子の反発があり、なかなか伝えたいメッセージが伝わりません。しかし、我々プロにおまかせ頂ければ、90%の生徒さんは素直に指示に従ってくれます。10%の頑固な生徒さんも、根気強く対応していきます。説教をするのではなく、必要性をきちんと説明し、伝わる努力をします。


(体験のポイント)

①小学5/6年生の方

・中学校進学に向けて、課題の積み残しが無いかをチェックします。特に6年生の生徒さんは、1回目の定期テストまで意外と時間が無いので、課題がある場合は早急に潰しこみます。特に、英語は小学校の授業がきちんと実施されていない・生徒さんが理解していない・覚えていないケースが大半です。英会話を習っていても、文法や単語の暗記は出来ていないケースも散見され、数学に続き注意が必要な科目です。


②小学校3/4年生の方

・小学校4年生から中学校の予備学習が始まります。学校では、学習指導要領に従って作成した年間学習計画通りに授業を実施していないケースも多々あります。時間数の不足が主な原因です。つまり、意外と理解していない単元も多く、場合により学年のやり直しを行います。まだ時間は充分あるので、焦らず丁寧に復習しましょう。丁寧に復習した生徒さんは、その後の実力・精度がぐんとあがります。


③中学3年生の方

・いうまでも無く、受験まで1年しか無いことです。取りこぼしやつまずきが大量にある場合は、現実的に全ての科目を復習することは難しい場合があります。一方で、人気の東京都立・神奈川県立高校は5科目受験です。数学だけ頑張って、理科はやらない・・というわけにも行きません。しかし、数学も理科も社会もと欲張ると、「二兎を追うものは一兎もえず。」になりかねません。まずは積み重ねが必要な数学・英語に集中し、学習貯金が出来てきたり、季節講習などで他の科目に取り組みましょう。


・もちろん復習の必要が無い生徒さんもいらっしゃり、その場合は先取り学習を進めます。先取りが進めば、セルモで未受講の科目に切り替えて取り組むことが出来ます。5科目のテスト範囲を期間内に終わらすこともできますし、実際に終わらせて復習まで行く生徒さんもいます。


④中学1/2年生の場合

・3年生と比べれば多少の余裕がありますが、いずれにせよ復習が必要な場合は許される時間が限られます。課題の大きさに合わせて計画を寝る必要があります。数学は場合によっては小学校の復習が必要な場合もあります。その場合は、素直に・早く取り組んだほうが良いです。英語も1年生の一番最初からやり直すことも少なくありません。復習の必要が無い生徒さんは先取り学習し、貯金を作っていきましょう。



(体験学習例)

①小学校6年生の生徒さん

・算数は事前のヒアリングで特に問題ないとのことであったが、中学校1年生の数学で問題となる「文章題が解けない」場合によくある「割合」「速さ」等にチェックしてみると、実は「割合」をずっと苦手にしていることが判明。中学校進学前に、「割合」「速さ」「平均(単位量あたりの大きさ)」などの改善をしてから中学校の数学に取り組んだほうが良いことをご提案。現在改善授業を順次行っています。


・英語に関心があるとのことで、小学校5/6年生で「教科」になっている英語の基本ルールについて確認。be動詞や一般動詞、助動詞など基本の文法ルールや名称をご存知無いことが判明(その英語自体は聞いたことがある)。アルファベットの大文字・小文字の確認から、文法用語の説明を実施。


・小学校5年生からチャレンジタブレットに取り組んでいたが、途中からやらなくなって放置。お金が勿体ないので、解約をしたご家庭の生徒さん。勉強が出来ないのではなく、必要性が理解出来ていないようでしたので、何のために学習をするか、また中学校ではどういうリスクが潜んでいるかお話したところ、目の色が変わり真剣に取り組んでくれました。あとはこの入ったスイッチが継続するかが課題です。


②小学校4年生の生徒さん

・コロナの影響か、学習への関心や集中が1/2年生のときと比べて、ぐっと落ちているとのこと。4年生からの学習は中学校の予備学習が少しずつ始まりますので、理解していない範囲を取り残す危険性をお話しました。分数や小数の基本知識、単位の変換、単位量あたりの大きさなど、様々な箇所に課題がありましたので、4年生は位置から復習していくことをご提案。現在、4年生を随時復習中ですが、集中して取り組めています。


③小学校3年生の生徒さん

・九九の理解に課題があるとのことでした。プレテストを実施してみると、毎回頭の中で九九を一段目から数え直しているようでした。体験学習では、九九を苦手としている生徒さんへ、もう一度九九の構造や、分からなくなったときの対処方法のコツをお伝えすると、授業を受ける前よりも格段にスムーズに解けるようになりました。当初若干集中力に欠ける印象がありましたが、「解けた自信」が集中へと繋がり、2回目の体験では自ら「もっとやる」と言ってくださいました。自宅に帰り宿題もすぐに取り組んだそうです。嬉しいですね。


②中学校1年生の生徒さん

・1年生のほぼ終盤で、中学の数学に付いていくことが難しいとのご相談。中学校の数学は、用語やルールをきちんと理解することが大事なので、中学1年生の一番最初に出題される「素因数分解」から復習を実施。用語をしっかり理解することで、問題の指図を理解出来るようになり解答出来るようになりました。今後、コツコツと一つずつさかのぼり学習を進め、問題の解消を図っていきます。時間は掛かりますが、焦らず進めていこうと保護者さんも暖かく見守っていただいています。


・同じく中学校1年生生徒さんで、数学のテストが一桁台で悩んでいるとのこと。小学校5年生の算数のプレテストを実施すると、分数や小数の理解が曖昧・間違えていることが判明。現在小学校4年生の分数や小数を順番に進め、割合・速さなど中学校に関係する箇所も同時に復習中。だいぶん正しい処理やルールで解けるようになってきました。


・同じく1年生の生徒さんです。平均点から20点以上下回っており、なんとか平均点を取れるようにしていきたいとのご要望。体験に来られプレテストを実施すると、「曖昧な部分が多い」生徒さんでした。用語の意味をきちんと理解すること、計算の処理も原則ルールに沿って解いていくことをお話し、実践してもらうととてもよく出来るようになりました。表情も晴れやかでしたので、この調子で今後復習に取り組んでいくことになります。


・1年生の英文法や単語の習得をずっと避けてきた生徒さん。文法用語の解説からさかのぼり、be動詞・一般動詞・助動詞など、基本文法の復習を続けています。日本語から英語への変換ルールをお教えすると、とてもスムーズに英作文が作れるようになってきました。意外とルールを知らない生徒さんも多く(学校では教えていません。)、セルモの体験学習でも英語が苦手な生徒さんに必ずお教えする内容です。


③中学校2年生の生徒さん

・学校のテストはとても良い点数(概ね80点以上)取れるが、当教室内部生のご紹介で試しに当教室の模擬テストを受けると、非常に厳しい点数を取ってしまい、対策が必要とお感じになったようです。定期テストは特定の範囲から出題されますが、模擬試験は現時点までの全範囲から出題がされます。よって、新3年生になる前の春休みから、受験対策・模擬試験対策として各科目の復習に取り組んでいく必要があります。現在、数学や英語の体験を受けて頂いています。


・家に帰りゲームばかりしている生徒さん。まさに中学2年生の典型です。学校のオンライン授業中も、横にゲーム機をおいてやっているとのことで、やはり学習を管理する人、見守る人の必要性を痛感されたそうです。お会いしてみると、意外と素直な生徒さんで、いつかゲームはやめないといけないことは理解していたそうです。受験まで1年間しかもう無いことを伝え、希望する東京都立高校は教科書だけでも4,000ページある現実、ラスト数ヶ月では復習は無理であることを理解してもらえました。どの科目も遅れがありますので、まずは都立・私立両方にある数学と英語に絞り込んで復習していきます。英語は1年生からの復習が必要ですが、文法に絞り込むことで3〜4ヶ月で基本は復習していけるはずです。根気強く頑張って下さい。


体験続々、中学生1/2年生の問い合わせも本格化、そして他塾のチラシを観察する・・ [代表:宮谷]

今週から、各教室での体験授業も本格的になってきました。

4月からの進学を見据え、小学校6年生(新1年生)から中学校2年生(新3年生)の体験が増加傾向です。

みなさん4月に向けて、残り2ヶ月で色々対策が必要とお感じになっています。特に、新中学3年生は写真にある通り、1年後のゴール(スタート?)に向けて、現実感を持って動いていく必要があります。

そしてご来校頂いた保護者様には、セルモの学習がデジタルを使いながら、基本を重視し丁寧に学習に取り組む塾だということを実感頂けたと存じます。


さて、今週某学習塾さんの春の集客チラシが自宅に入っていました。


ここ最近、大手FCを脱退され、独立された学習塾さんです。


そこには、「5科目◯◯◯◯◯円」と記載がありました。


要は5科目をお得に受講できると・・。都立の受験には5科目必要ですよね・・。そりゃそうなんですが。


また、当教室の近くにある某学習塾さんは、「1日で5科目学習可能!」と教室前の看板の書いています。


もちろん5科目の学習が出来ないことは無いでしょう。確かにクラブチームなどに入っている生徒さんだと、忙しくて塾に行ける日は、週に1日しか無い場合もありますよね。


これらの表記を冷静に分析してみると、無理があることが分かります。


まず一例目の「5科目◯◯◯◯◯円」の塾さんですが、おそらく週3回の登校、1回の授業は80分前後と思われます。そうすると、80×3で240分/週の学習になります。


240÷5とすると、1科目あたりは48分です。これで各教科充分に学習できるでしょうか?


学校の授業も抜け漏らさず聞いて、さらに自分で予習・予習が出来て、理解度も高い。そういった生徒さんであれば、この時間でも学習できるかもしれません。


しかし、例えば数学や英語は学校で週180分進みます。この180分のボリュームを48分で消化していくことができるでしょうか?生徒さんに相当の理解力・吸収力・定着力が必要になってきます。


また、これだけ短時間だと、確認テストや類題復習は難しいですよね。



要はかなり無理があるプランで、特に学習が苦手な生徒さんにはとっては「失敗する・逆に成果が出ない」可能性が高くなると言えるでしょう。


二例目の「1日5科目学習可能」・・。これも同じですね。仮に17時から塾に行き、22時まで勉強したとします。1科目1時間です。一例目よりは時間が多いので、多少は進むかもしれません。


しかし、週に1回なので、前回学習した内容を忘れている可能性が高いです。みなさんも、1週間前に何をやったか、何を食べたか、覚えているでしょうか?人間の記憶というのは曖昧で、1日立つと過半を忘れてしまうものです。


だからこそ、毎日、毎日まではいかなくても一定期間ごとに繰り返し練習や反復していく必要があるのです。


ということからすると、この1日5科目・・という取り組みは、人間の特性を無視したプランであると言えます。「忙しいから、やらないよりはマシ。」という考えがある場合は、その限りでは無いですが・・。


やはり、学習というのは「生徒さんの理解や消化できるペースを見極め、一定期間ごとにしっかり練習・反復していく」ものだと考えます。


当教室だと、中学生はまずは積み重ねが必要な数学と英語をベースに週のプランを組んでいきます。そして、学校テスト範囲の想定範囲が終わったら、「その範囲を復習するor違う科目の学習に取り組む(理科や社会・国語など)」と、まずは優先順位を決め、その後は生徒さんの特性に合わせてカリキュラムを変えていきます。


とにかく無理なプランは成果が出ません。「急がばまわれ」ということわざがある通り、「焦ってはいけない」のです。そのような考え方で教室を運営しています。


都立推薦入試から分割前期へ [教室長:松本]

本日2月2日は東京都都立高校推薦入試の合格発表日でした。


受かった生徒、届かなかった生徒、皆よく頑張りました。


受かった生徒へ


おめでとうございます。推薦入試後も過去問対策に励み、合宿勉強会では理科・社会の復習をコツコツ進め、油断することなく頑張ってきましたね。小論文、作文、面接対策、パーソナルプレゼンテーションに真剣に向き合い、何度もやり取りをしましたね。志望動機や中学生活で努力したこと、将来の進路について話し合った保護者様、学校の先生方、友人への感謝を忘れずに。そして、努力した自分自身を褒めてあげてください。また、まだ合格していない仲間たちへの配慮を忘れずに。最後の学年末テスト対策に向けて、今まで通り勉強していきましょう。


届かなかった生徒へ


先生も不合格を経験しました。高校入試の合格発表日に不合格で、帰りの駅で1時間くらい泣いていました。一発勝負でしたので、せっかく中学時代に仲良くなった仲間たちと同じ高校に行けなかったことが辛かったのです。今思えば、私は君たちほど努力できていなかったと思います。もともと何をすればよいのかわかりませんでした。人生とは、本当に暗中模索です。だからこそ、中学生という多感な時期に寄り添うことができたらと思います。君たちにはもう一度チャンスがあります。分割前期に向けて、何をするべきか、もう一度自身で考えてください。もちろん先生も考えます。不合格は、君たちが伝えた面接内容や、小論文、作文内容が否定されたわけではありません。一つ内申点の高い生徒が受かっただけです。気持ちを切り替えて、分割前期で合格しましょう。先生は全員合格できると信じています。信じるために、論理的なアクションを取りましょう。人生とは挑戦の連続です。

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