今期最後の作文練習会を実施 [代表:宮谷] 昨日1月9日(日)は、今シーズンの高校受験対策・作文練習会の最終回を実施しました。 午前と午後で20名近くの生徒を指導し、帰宅後は疲れでぐったりしました。写真は午前の様子で、午後は人数も多く写真を撮る暇もありませんでしたね・・。 残念ながら昨日の時点で、集合時間に遅刻してきた生徒も複数おり、受験生としての自己管理に課題を残しました。まずは会場にきちんと行かないと、義務教育の試験では無いので受験さえすることが出来ません。遅刻してきた生徒には、改めて親だよりにするのではなく、自分で情報をきちんと見て、確認するように伝えました。 さて、作文と言ってもいくつかパターンがあり、 (1)東京都立高校の作文 (2)東京都立高校の小論文 (3)東京都立高校定時制の作文 (4)私立高校の作文 の4パターンの指導に対応しなければならず、正直このノウハウの無い学習塾には対応が難しいと思います。 面接以上に作文の対策は難しく、共通点として、 (1)作文用紙の使い方 (2)字の書き方(大きさ、濃度、綺麗さ) (3)読み手にたった文章の書き方 (4)テーマに沿った構成 (5)問題の指示事項に沿った内容 と、配慮する部分が多岐に渡り、正直なところ最初の段階ではほぼすべての生徒がきちんと書けない状態から、「ある程度合格ラインの作文・小論文」に仕上げていく必要があり、指導側のテクニックや段取りが重要になります。 特に小論文については、論文を書いたことが無い生徒がほとんどなので、まずは作文と論文は何が違うのか?という点からスタートしています。 夏頃から計5回の指導の場を設けましたが、特に語彙や言語化を苦手とする生徒さんは、最後まで苦労しました。こちらで志望校のテーマに沿った見本を作成し、それを書き写してもらうことを行っています。それくらいのフォローをしないと、時間内に何も書けずに時間切れという状況になってしまいます。 見本を作成し、それを書き写すことには私の中でも葛藤があるのですが、ある程度短期間で仕上げようとすると、それ以外の解決策は正直無いのです。できれば、小さい頃から本を読んで、語彙や表現力を身に着けて欲しいと思いますが、タイムマシンはありませんからね。 昨日で教室での練習は終わりですが、作文対策がこれで終わったわけではありません。昨日の段階で合格ラインに到達していないと思われる生徒さんは、生徒さんごとに別途対応を取っていきます。通常授業の時間でできることを最後までやります。 また、特に気になる生徒さんについては、保護者さんに連絡を入れ、ご自宅でも練習の時間を取っていただくようお願いをしました。 来週はいよいよ面接の最終練習になります。面接も中学校によっては、全く練習の機会を取っておらず、ほぼ当教室での練習に頼っている生徒さんもいます。当然、仕上がりに差が出てくるので、このあたりをどうしていくか・・というのが、なかなか悩ましい問題になるでしょう。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 2022.01.10