冬期講習の進捗差 [代表:宮谷] 4日火曜日から2022年の授業を開始しました。あっという間に6日になりました。 冬期講習と通常授業がありましたが、4日と5日は一部曜日を勘違いして授業を忘れていた生徒さんがいましたね(笑)。 4日は火曜日でしたが、年始なので月曜日と思っていたそうです。学習塾あるあるです・・。 中学3年生の生徒さんには、社会人になったら「勘違いした」では許されないシーンもあるので、自分で曜日を確認する癖をつけようね・・とアドバイスしました。 さて、冬期講習の進捗を見ていると、やはり春・夏と確実にカリキュラム(基礎の復習)を進めてきた生徒さんが圧倒的に進捗が良いです。来週から中学3年生は過去問題に移りますが(ある程度基礎学習を終えた生徒さんから)、過去問題への移行が見えない生徒さんもいらっしゃり、毎年のことながら頭を悩ます場面です。 現状の学習指導要領はとても範囲が広く、テレビCMやネット広告のように「夏に取り戻せ!」「冬が復習する最後のチャンス!」と、あたかもその期間で「なんとかなる」ような印象を与えますが、決してそのようなことはありません。 中学校3年間の教科書5科目で4,000ページ以上ありますので、「基礎の復習」だけでも膨大な時間が掛かります。 そこからさらに、受験レベルの問題の入門編→標準編→応用編(偏差値高い学校を受験する生徒さんは)と進めなければいけないので、「復習」という2文字を安易に捉えないほうが良いです。 特に数学や国語は学習の積み重ねが大事で小学校4年生くらいからの連続性を大事にして下さい。中学1/2年生で小学校の算数を復習している方も大勢いらっしゃいます。できれば復習せずに受験に向かいたいですよね。 英語も単語量が1.5倍になるなど、そう簡単に復習出来ません。高校から降りてきた文法もあります。助走期間も含めて充分に時間を割いて下さい。 理科・社会もとにかく量が多いです。また受験問題は資料を読む込む問題が多く、「基礎は理解していて当たり前」の状態に持っていく必要があります。 もちろんすべてを完璧にすることは難しいです。しかし、まずはご家庭として「高校受験は大変だぞ。」という感覚をお持ち頂きたいと思います。お子さん達は初めての受験の方も多く、精神的にもまだまだ未熟な思春期の子供達です。現実感を持つことが難しいケースが多いです。 保護者様主導で、まずはお子さんの現状を把握し(模擬試験を受けるのが良いと思います。)、目標に至るにはどれくらの時間が必要なのか客観的に見極めるところから始めましょう。 もちろん勉強をやるのはお子さん自身ですので、お子さんの目標を理解してあげること、その目標に達するには何をしなければいけないのか、そういったことを分析・アドバイスする時間や機会も重要です。 個別学習のセルモでは1月末〜2月上旬に生徒さん・保護者さんを対象に高校受験説明会を実施したします。対象は新中学3年生や2年生です。1年生の方も参加可能です。具体的な内容や時期が決まりましたら、改めてお知らせいたします。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 2022.01.06