入試問題のあれこれ[教室長:松本] いつも当教室のblogをご覧いただき、誠にありがとうございます。 新学期も無事スタートし、少し落ち着いてきた今日この頃です。生徒たちはどんどん予習に取り組み、学校の授業もやや緩やかなスタートをきったところです。T中学校の新中学1年生の英語の授業が楽しいと聞いて、安心しております。先日図書館の帰りに正門を通りかかったら、とてもきれいな花壇が見えました。素敵ですね。 私もようやく自宅でゆっくり入試問題を見返す時間ができました。今年はコロナの影響で、2か月分の内容がカットされましたが、問題の難易度が大きく変わったとは言えません。 国語は著作権の関係上、文章が掲載されていないので、後回しです。なお、国語は古文で出題ミスがありましたね。英語は関係代名詞があろうとなかろうと、変化は感じられませんでした。数学は大問3がちょっと厳しかった印象です。理科は大問5で炭酸水素ナトリウムの水攻めのような問題がありました。社会はやや暗記に頼った問題に戻った気がしますが、聞いたこともない地図記号があったり、完答問題が多く苦戦したことでしょう。 ちょっと面白いなと感じたのが、社会のニュージーランドの問題です。偏西風というキーワード、氷河で削られた地形(フィヨルド)と聞きますと、私たちはヨーロッパを想像するのですが、答えは南半球のニュージーランド。意地悪すぎますよね(笑) 北回帰線と南回帰線は気圧が高いため、気圧の低い赤道に流れ、東に向かって吹く風「貿易風」、南北に流れ、常に西に向かって吹く風「偏西風」に分かれます。果たして中学校の授業で教わっているのでしょうか・・・ しかし知らなければいけないことが多いです。本当に多いです。今年の歴史であれば、足利尊氏、桓武天皇、中大兄皇子、北条義時、普通選挙法、高度経済成長、バブル経済、農地改革、日中戦争、鉄道開通、日英同盟、大日本国憲法。これらがいつの出来事なのか、知らないと解けないのです。 心配しないでください。道というものに、本当の近道などありません。しかし、徒然草の「仁和寺にある法師」のように個別学習のセルモが案内人となって、生徒たちを第一志望校合格へ導きます。 東京都都立入試に関して、ご質問がございましたらお気軽にご連絡いただければ幸いです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 2021.04.17