成績が伸びる理由[教室長:松本] 本日も当教室のblogをご覧いただき、誠にありがとうございます。 さて、気づけば師走もあとわずかですね。今年はコロナの影響で1年がいつもより短かった気がします。色々あった1年ですが、生徒たちの成長を振り返ってみたいと思います。 皆さまにお話ししたい生徒たちは山ほどおりますが、今日は8月に他塾から転塾してきたAくんについてお話ししたいと思います。 訳あって転塾してきたAくんですが、入塾当初から「宿題はやらない」と真正面から言われ、私は目が点になってしまいました(。。)エッ!? おそらく何か理由があるのだろうと思い、宿題を強制させることはありませんでした。その代わり、少しでも宿題をやって来た日は心から褒めました。それは「ふり」ではダメなのです。純粋に偉いじゃないですか(笑) 宿題をやらないと宣言したAくんがなぜ宿題をやるようになったのか、ましてや2学期期末テストで5科目の合計点が50点以上伸びたのか、いったいなぜなのでしょう??? 物ごとには論理というものがあります。例えば、数学や英語はAだからBだと言えます。しかし、そのように段階を踏んで学習ができるようになる前に大切なことがあると思います。 それは環境です。 Aくんの保護者様と信頼関係があるでしょうか、ちゃんと挨拶をしているでしょうか、Aくんの学校生活や趣味に目を向けているでしょうか、Aくんに共感しているでしょうか、教室は清潔でしょうか、Aくんの帰り道を心配しているでしょうか、Aくんの成績UPを本気で喜べたでしょうか、Aくんだけではありません。 子供たちは信頼している人(もの)をいつも見ているのです。それは保護者様であり、学校の先生であり、友人であり、かわいいペットかもしれません。その仲間に塾も入れてもらえたなら、成績は伸びて当然です。 私たちにとって、大切なお子様を預かるということは高校受験が終わるまで、しっかり面倒をみさせていただくことです。全てはそこに終着しますが、その仮定の中で勉強を教えることはごく一部に過ぎないのです。気づけばお子様は自らの力で学ぼうと努力しているのです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2020.12.26