さかのぼり学習から先取り学習への転換 [代表:宮谷] 当教室は「個別学習」の塾となりますので、生徒さんにより学習範囲は大きく異なります。 学年を超えた「さかのぼり」をしている生徒さんもいれば、逆に次年度の「さきどり」をしている生徒さんもいます。 例えば、小学生でいうと、概ね登校している5人に4人、つまり8割の生徒さんが「さかのぼり」から学習をスタートされています。中学生はもう少し比率が下がりますが、それでも6割くらいの生徒さんが、「さかのぼって」いますね。 「さかのぼり」の原因は様々です。小学生で言うと、大きく分けて2つあります。一つは単純に「学校の授業でつまずいている。」からです。小学校1/2年生は、難易度も低く大きな差は付かないのですが、3年生以降でだんだんと理解出来ない範囲が増え、4年生になり学校の先生からの指摘や、ご家庭でも「あれ?遅れている」と気づきます。学習塾への通塾経験が無い生徒さんに多いですね。 小学生の生徒さんから「分からないところが多い、なんとかしなければ!」とアラートが出るケースは少ないので、ご家庭でも気づくのが遅くなります。特に、3年生以降は思考力が必要な単元が増えますので、「事前学習」「語彙力」など様々な努力や能力が影響します。 二つ目は「変な癖が付いてしまい、問題が解けない・精度が悪い。」ケースです。特に、これは算数・数学で顕著です。また、過去にK式で学習されていた生徒さんに、特に見られる傾向です。 要は、正しい解法ではなく、「自分に都合の良い」解法になってしまっており、学年が上がれば上がるほど解答精度が悪く、点数が下がる現象です。この場合は、1つ目のケースよりさらに気づくのが遅くなります。学校以外の学習支援の場に行っているから、問題ないだろう・・。 誰しもがそう思うのですが、5年生・6年生になり、どうも学校のテストも良くない、中学生に入り定期テストが解けない・・と言ったことから気づくケースが多いです。 いずれにせよ、さかのぼり学習を実施する生徒さんは、一つひとつつまずきを解消していくしかありません。つまずきを解消し、早いこと「さきどり」に場面を転換していきましょう。 上記に書いた多くの生徒さんが、半年・1年の努力で「さきどり」に転換されています。「さきどり」に転換された生徒さんは、やはり二度とさかのぼり学習するのは嫌だ!という気持ちを持ちますから、新しい知識の習得も真剣になられます。また習得スピードも、基礎がしっかりしているので速くなります。 一段成長した姿に転換し、色々なことば前向き・ポジティブに代わりますから、「さかのぼり」を恐れず頑張って頂きたいと思います! カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 2020.11.27