定期テストで高得点を取るための流れを作る。[代表:宮谷] 本日も当教室のBlogをご覧いただきありがとうございます。 現在2学期中間テストに向け、追い込みまっしぐらです。 この4連休中も、昨日20日(日)を除いてセルモは開校しております。 ※日曜日はコロナ渦の中、従業員の健康管理・維持の観点から、個別学習のセルモはお休みを頂くようにしております。日曜も含め、1年間休み無く無理に営業している学習塾さんもありますが、教室長さんはほとんど休まれていないのではないでしょうか?これで健全な指導が出来るか、極めて疑問です。 山崎中学校のみ、他の学校より2週間以上テスト期間が早く、先週テストが終わっており、「数学で90点以上取れたよ。」等の報告が上がってきています。 「どうするれば定期テストで高得点が取れるか?」 このテーマに対しての答えは、テスト範囲の学習内容をしっかり把握・理解し、理解が定着するまで繰り返し勉強するということしか無いと思います。 理想としては、テスト実施1ヶ月前には想定テスト範囲(例年のテスト範囲から推測)を終わらせ、詳細は科目によって異なりますが、原則としてはもう一度テスト範囲をおさらいする(2巡目)、仕上げに取り組む(3巡目)という3巡の流れを定着させれば、どの生徒さんも80点・90点以上の結果を得ることができるでしょう。 では、時間さえあれば誰でもこの3巡の流れで取り組めるのかというと、話はそう簡単ではありません。理科や社会の暗記系の科目であれば、比較的容易に取り組むことが出来ます。 しかし、数学や英語など、テスト範囲の学習に必要な基礎的内容が理解していない生徒さんには、1巡目を終わらせることが至難のわざとなります。例えば、中学3年生の英語は、今回現在完了という文法が試験のメインとなります。しかし、この現在完了を理解しようとすると、1年生のbe動詞や一般動詞はもちろんのこと、過去形・未来形などの関連する文法をすべて理解しておく必要があります。 数学も同様です。今回は平方根・2次方程式がメインです。多項式や因数分解、方程式が理解出来ていないと当然解くことは出来ません。 これは「系統学習」といい、英語は中学1年生、数学は小学校から続く学習の関連性のことを指します。この系統学習を無視して学習を理解・定着させることは無理なので、内申点の対象となる中学校3年生に入るまでに、系統学習の課題を解消しておかなければなりません。 では、系統学習でない理科や社会は3年生に入ってから勉強すればよいのか?それは全くの間違いです(笑)。理科や社会はとにかく量が多いです。教科書でいうと、3年間で2,000ページ近くになります。 中学1年生の学習は1年生のうちに、2年生の学習は2年生のうちに終わらせておくべきです。3年生になって、1年生からすべて学習しなおすのは、かなり辛いものがあります。 つまり、どの科目も計画的に学習しておかなければ、あとで大変な苦労をすることになります。我々の過去の経験からも、特に算数は小学校4年生以降に遅れを持ち越してはいけません。英語は中学1年生の1学期がリミットです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 教室のこと 2020.09.21 わからないことを知る[教室長:松本] いつも当教室のBlogをご覧いただき、誠にありがとうございます。 先日の土曜日、両教室ともテスト対策授業を実施致しました。 中学1年生は文字と式や一般動詞、中学2年生は連立方程式や不定詞、中学3年生は平方根・二次関数や現在完了が中心となります。 ちなみに山崎中学校だけ、すでに2学期中間テストが終わっています。 私たちは普段から、生徒たちの学習のフォローをしております。そうした中で大切にしていることがあります。 それは「教えること」よりも生徒が「わからないことを知る」ことなのです。 大人の皆さまには想像できないかもしれませんが、子供たちは意外とわかっていないことが多いものです。 試しに、お子様に聞いてみてください。 【中1の生徒さんへの問題】 1) x+x 2) -7+5 3) 「練習」のスペル 【中2の生徒さんへの問題】 1) a=-3 を-2aに代入 2) -3の2乗(かっこなし) 3) 「ギター」のスペル 【中3の生徒さんへの問題】 1) ルート2+ルート2 2) x+2=2 方程式の解は? 3) teachの過去分詞のスペル こんな簡単なこと!と思われますか? いえいえ、私は非常に難しい問題ばかりだと思いますよ。 「わからないことを知る」ということは、生徒の視点に立つということです。そこが全てのスタート地点だと考えております。それをスタッフで共有して、日々生徒の学習のフォローに役立てております。 わからない問題が少しずつ解けるようになり、生徒たちも日々成長していきます。 それは頼もしく、嬉しいことです。 毎日、色々あります。 ずっとうつむいている子には「今日学校いった?偉いね」と毎回同じセリフで語りかけます。そうすることによって、はじめて上を向いて学習し始めるのです。 個別で教わってきて自立学習の体力がついていない子には「お~、ちゃんとノート書いているね。」と励まし続けます。 数学ができなかった子、単語が覚えられなかった子、その子たちが自信を取り戻せるように。 心から思わなければ、何事も伝わりません。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2020.09.21