セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

勉強に慣れるまでの期間 [代表:宮谷]

本日も当教室のBlogをご覧いただきありがとうございます!


学習塾に入塾される生徒の保護者さんにとって、気になることのひとつに「入塾後、いつから成果が出るか?」という事があります。そりゃそうです。学校とは別に「お金を払って」塾に行かせるわけで、「できるだけ早く成果が出る」と嬉しいですよね。

私達受け入れ側からすると、「生徒さんにより、大きく異る。」という回答になります。早い生徒さんだと、1ヶ月も勉強すれば、勉強の流れが出来て「入塾後初回の定期テスト」で成果が出ます(中学生の場合)。一方で、遅い生徒さんだと、3〜6ヶ月程度掛かる場合があります。


この期間の差はどこから来るのでしょうか?


まず、一番大きな差は「知識の差」です。現状の学年まで大きなつまずきが無い生徒さんは、新しい単元を指導しても「今までの知識の積み重ね」を活用して、学習を進めることが出来ます。一方で、つまずきがある生徒さんが新しい単元を学習しても「知識の積み重ねが無い」状態ですので、どうしても解法がイメージ出来ず学習を進めることが出来ません。解法を説明しても、その基本となる要素が欠けていると、説明自体が理解できないということになります。

知識の積み重ねの問題を解消するためには、本Blogで何度も記事にしているように「さかのぼり」学習に取り組み、知識を積み重ね直すしかありません。つまずきが多いほど、その「積み重ね」に時間が掛かることは言うまでもありません。


次に差が出る要素として「学習の丁寧さ」です。特にノートを丁寧に取る・取らないの差は大きいです。問題の転記や、例えば数学で言うと計算式を手抜きせずに書く、理科や社会では答えだけでなく「関連情報」をしっかり書くなど、とにかくノートの丁寧さは、学力の差に現れます。長年指導していると明らかですが、学力に課題のある生徒は、ノートが「乱雑」「省略する」「書いているだけで、内容を読解していない」などの特徴があります。


よって、このノートの改善も学力を向上させるために必要なプロセスで、「ノート」をきちんと書いたことが無い生徒にとっては、この改善にも時間が掛かります。

他にも、勉強に掛ける時間も密接に関係します。週に1回来校する生徒と、3回来校する生徒では「3倍」以上の進度差が出ます。週に3回くる生徒は、間を空けずに勉強するので理解の定着も早いのですが、週に1回の生徒さんだと「1週間前」に学習した内容を正確に記憶しておくことが難しいので、登校回数以上の差になります。


また、学習対策を打つタイミングの問題もあります。学年が進むにつれ、各科目の難易度も上がっていきますので、当然ながら対策も難しくなります。学習につまずきが出る前に、貯金を作っておくのが一番ですね。


このように様々な要素(他にもたくさんあります)がありますが、考え込んでも始まりません。まずは、生徒さんが抱える課題を明確にし、ひとつひとつ手を打っていくしか有りません。以前のBlogにも書きましたが、その分かれ目は小学校4年生(10才)と考えています。精神的にも反抗期や他のことに興味が出る前に、学習対策はきちんとストーリーを決めておくのが一番です。

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