セルモの教室長BLOG

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学び

過ごしやすい季節になりましたが、朝晩は少し冷えますね。

日々、生徒のモチベーションを上げるため、様々なことに興味をもつのですが
私は最近、白川静博士の文字学に大変関心を持っています。

いまゆる「漢字」のルーツを甲骨文字から辿るというものです。
私自身、もともと漢字には興味があり、生徒との面談などで活用することがございます。

甲骨文字の歴史は3300年前の殷で起こります。
殷とは蔑称で、彼らは自身の国を「商」と呼んでいたそうです。
ここに商売、商人という言葉のルーツがあるようです。
貝(子安貝)を貨幣として使っていたのは彼らです。

ただ、子安貝とは中国大陸沿岸部では採れないのです。
それは沖縄近辺で採れます。

ということは、殷の人々は東南アジアから来た海洋民族であった可能性が高く
象という文字があるということは、彼らは象を使い土木作業をしていた可能性があります。
つまり、漢字を作った殷の人々は・・・漢民族ではないという不思議なことになります。

殷の人々は、狩りをして、大規模な建築作業をし、占いによって物事を決め、など。
文字から生き生きとした人々の営みが見え隠れするのです。「王」や「士」「父」は、斧(おの)または鉞(まさかり)を意味するようです。なるほど、王、武士(兵)、父に武器は必須アイテムですよね。また、占いは甲骨文字そのものでした。彼らは亀の腹甲に甲骨文字を刻み、それを打ち付けたり焼いたりし、できたヒビなどを見て占ったと考えられています。古代と占いは切っても切れない関係がありますよね。かの有名な孔子の「儒教」も、雨という文字があります。雨ごいとは、占いですよね。

最後に、「口」とは祈りを込めた箱、そこに肉(にくづき「月」)を供えて、我が子の将来の無事を祈った文字

それが名前の「名」です。

皆さん、こういうお話はお好きでしょうか?


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2018.11.09
指導

日曜日は小雨が降って、寒い一日になりましたね。
土曜日はテスト対策を実施いたしました。

生徒たちは3時間、静かに集中して学習していました。
偉いですね・・・

1分でも遅れてきた生徒には、きちんと「遅い」と伝えます。
生徒は遅刻したにも関わらず、何も言われなければ逆に「不信」を抱きます。
10分遅刻したら、表に出て話します。
授業を忘れていた生徒に振り替えはいたしません。もちろん、理由にもよりますが。

他人に迷惑をかけることが、「いけないこと」だと実感させなければいけません。
ほんのわずかな「指導」の怠りが「学級崩壊」を招きます。
学校だけでなく、それは塾や家庭でも起こりうることです。

簡単にはいかない

相手が人である以上、教室運営、授業運営、学習指導、しつけが簡単にはいかないことは重々承知しております。人の精神や心の奥深さは計り知れません。

私の場合、計り知れないからこそ、物事を単純明快に考えます。

それでもできない

約束が守れない、覚えられない、将来が見えない、仲間が作れない、誰からも愛されない、原因が自分にあることもわかっているけど、抜け出せない

そこに生まれるのは「慈悲」です。それが社会と教育の違いです。
社会に出る前に、何度でも子供たちを救ってあげること、手を尽くすのが教育者であること、大人であること、親であることだと思います。


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2018.11.05
2018-2019年 冬期講習のご案内(外部生 限定5名様まで)

いつも当教室のHPをご覧いただき、誠にありがとうございます。

早いもので、冬期講習のご案内の時期になりました。受験生は、都立の推薦入試まで100日を切り、いよいよどの生徒も顔つきがぐっと引き締まり、真剣さが増した印象を受けるものです。

一方、その他の学年の皆さんは、特に普段と変わらず過ごされていますが、実はこの時期は受験生以外にも大事な時期で、一年の学習の遅れが無いか、しっかりチェックしておくべきタイミングであります。

2学期までの遅れであれば、なんとかこの秋・冬で取り戻すことができますが、何も対策を打たずに春を迎えると、さすがに春だけで1年間の遅れを取り戻すことは難しく、結局翌年に持ち越してしまい、1年掛けてなんとか取り戻す・・という結果となってしまいます。

そういう意味でも、この秋・冬を大事に過ごして頂きたいと思います!

【2018-19年 冬期講習概要】

期間:2018年12月15日(土)〜2019年1月13日(日)

対象:小学校1年生〜中学校3年生

コース:全12の推奨コースとフリープランがございます。

※詳しくは、添付資料を御覧ください。
(画面下の「PDFファイルを見る」ボタンを押して下さい。冬期講習のご案内資料が閲覧出来ます。)

【冬期講習の目的】
冬期講習の目的:冬休みは2週間と短期間でありますが、非常に重要な期間です。中学3年の受験生は最後の季節講習で、この期間に中学3年間の復習を終わらせる必要があります。冬休み終了後は、応用問題・過去問題など受験校別の対策を行いますので、基本のおさらいは絶対に「冬休みに終了させるんだ」という強い気持ちを持って臨んでください。

小学6年の受験生は、試験日が早いということもあり、冬休み前に基礎学習は終えておくべきです。冬休みは基礎学習内での弱点を明確にし、ポイントを絞ってその克服に当てていきましょう。

受験生以外の方は、生徒さん毎に課題が異なります。前学年の復習が必要な方もいれば、3学期の先取り学習が可能な生徒さんもいます。特に、中学2年生は3年生進学に向け、この冬休みから春休み期間が復習の最後のチャンスとなりますので、課題を必ず克服するようにしましょう。

他に、受験が無い小学6年生の皆さんは中学校進学を見据えた取り組みが必要です。6年生までの復習が終わっていない人や、苦手を残している人は、この冬休みと年明け1〜3月で極力対応を終わらせましょう!

冬期講習は、11月24日(土)までのお申し込みで、早期申し込み特典が受けられます。座席は先着順でご用意いたしますので、どうぞお早めにお申し込み下さい。

【お問い合わせ方法】
① 本HPもしくは、公式HPより
② TELorFAX 042-794-9286
③ Mail info@selmo-machida.com

外部生の方の受付可能人数:5名様
(外部生は、小学校1年生〜中学1年生までの受付となります。中学2年生、3年生は定員に付き、原則受け付けておりません。教室までご相談下さいませ。)

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最新NEWS&お知らせ
2018.10.31
学習塾と人事部

今日は暖かい一日になりました。

先日、大阪の会社で人事を担当している兄と会いました。
色々話しているうちに、学習塾と人事部は似ているな、と感じました。

海外のビジネスマンから見て、バブル期の日本は経済パートナーとして歩みたい国アジアNo1でしたが、現在はアジアで最下位です。なんとも残念な結果ですね。
いったいなぜでしょう。「Look East(日本)」が標語になるほどの魅力はどこへ消えたのでしょう。優秀な人材はシンガポールに集中し、とても現代の日本人ではかないません。

世界で戦っていくためには人を育てなければいけません。
「私は関係ない」と思っている人々も、日本が世界経済に敗北すれば、私たちの生活が困窮していくことを知ることでしょう。

なぜ日本人が勝てないのか

1 周囲の目が気になる
2 奇抜な発想はいじめの対象になる
3 人を育てるどころか、陰口を言い、ハラスメントで追い込むクラッシャー上司
4 英語が話せないことに対して過剰なコンプレックスがある

理由を挙げればきりがありませんね。まるで学校という現場と同じです。

でも問題は、そこに切り込むかどうかだと私は思います。
日本社会にはおかしなことがたくさんあります。
そこに誰もメスを入れなければ、いずれ産業は衰退します。

私も教育という現場で、人を育てることが仕事です。
ただし、性格の悪い秀才を育てるつもりはありませんよ。
ほんの少しの会話の中で、少しずつ少しずつ、豊かな人材を育てようとしているのです。

日本人はもともと農耕民族で競争を好みません。
戦後、負けていたから必死に頑張って、豊かになったら頑張らなくなった。
実に自然の摂理で、これが団塊の世代の見解です。

もちろんトップであることがすべてではありません。
しかし、理不尽に対抗するだけの知力は身に着けてほしいと願うのです。


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2018.10.27
冬期講習受付開始です

穏やかな天気が続いていますね。

教室では冬期講習に向けた準備が進められております。
また、2019年度生の先行受付キャンペーンも始まりました。
本日、さっそくお問い合わせをいただきました。
ありがとうございます。

受験生は週末までに自己PRカードの原稿をご提出いただきます。
来週の月・火・水は特別対策授業がございます。

他の中学生は期末テスト対策の受付を開始いたしました。

昨日は卒業生が教室に遊びに来てくれました。高校生もテスト期間のようです。
違う中学校でしたが、面接練習や対策授業を機に仲良くなっていました。
一人は推薦、一人は学力検査で合格しました。
自己PR作成にかなり力を入れましたので、たいへん印象に残っています。
嬉しいことに、面接と集団討論の合計点は学年でベスト10に入っていたようですよ。
度胸のある生徒でしたので、本番で力を発揮したのだと思います。

卒業生が楽しそうに高校生活を語ってくれること
塾にいた頃の思い出話をしてくれること
こんなに嬉しいことはありません。

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2018.10.25

無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!