セルモの教室長BLOG

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都立推薦入試の合否の分かれ目

お客様各位

お世話になっております。

個別学習のセルモ町田忠生教室、代表の宮谷と申します。

都立の推薦入試、私立の推薦・一般入試(一次)が終了し、いよいよ都立の一般入試が視野に入ってきました。

当教室の都立推薦結果は、例年通り80%以上の生徒の方の合格を出すことが出来ました。

100%完全合格と行きたいところなのですが、都立の推薦入試は平均3.5倍の倍率で合格率は29%の狭き門です。そういう中で、例年80%以上の合格を出せているのは、内申点だけでなく面接・集団討論・作文など、細かい対策を練っている成果が出ていることは言うまでもありません。

この時期考えることは、都立推薦で合格できなかった生徒の原因です。今年も分析してみると、おおよそ3つの要因に分けることが出来ました。ほぼ例年同じですので、今後受験頂く生徒さんの参考にして頂ければと思います。

1)内申点が合格基準と乖離がある

乖離があるのに「推薦を貰える」の?と思われる方も多いと思いますが、実際のところ「貰えて」しまいます。各学校の空き枠があり極端な乖離でなければ、中学校側は推薦を押し込んでしまう傾向があります。

生徒さんも、保護者さんも喜んでしまうのですが、これは非常に危険なチャレンジであります。何度も申し上げますが、平均3.5倍・合格率29%の都立推薦入試ですので、ギリギリ内申点が引っ掛かった状況で受験してしまうと、相当面接や集団討論で良い成績を残す必要があるでしょう。

このリスクに掛けてしまうことは、最後は生徒さん自身やご家庭のリスクとはいえ、学習塾の立場で申し上げると、あまり推奨されるものではありません。

2)コミュニケーションの壁を乗り越える気がない

面接や集団討論が苦手な生徒さんでも、トレーニング次第でコミュニケーションは得意になります。当教室でも多くの生徒さんが壁を乗り越えてきました。しかし、苦手を通り越して「やりたくない」意識が先行し、試験直前まで練習の回数が少なく、自分の課題を向き合えない生徒さんは、厳しい結果が出ることが多いです。

推薦入試を受ける際は、まずはこの点をご家庭で念押しして確認する必要があります。この点で自分と向き合うつもりがない生徒さんは、推薦よりも一般入試に時間を割いたほうが「受験全体」の対策で申し上げると、効率的と言えるでしょう。

3)勉強していない生徒さん

推薦入試は、面接や集団討論・作文が主となり、学力検査はありません(私立の場合、まれに学力検査を行う場合があります。)。この学力検査が無いということを軽く捉え、勉強時間を割いていない生徒さんは、推薦入試も合格しない傾向にあると感じます。

やはり、普段の姿勢が推薦入試にも出てしまっているのだと思います。

このように、合格する生徒さん・合格しない生徒さんの特徴は毎年普遍的で、ある意味試験を受ける前から「直感」で不安を感じる部分があります。出来るだけ事前に保護者さん・生徒さんにはお伝えしているのですが、特に受験が初めてのご家庭におかれては、なかなかご理解いただけない部分でもあります。

今年も17日から「受験制度説明会」を開き、このあたりの情報をしっかりお伝えしていきたいと思います。

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2018.02.12

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