志望校を決める際に学費がどうなるか?
学校の指導内容以上に、保護者が気になる点です。
今日の読売新聞に気になる記事がありました。
基本的に「私立中学校・私立高校」は学費と偏差値は比例します。偏差値の高い優良校のほうが学費が高い傾向になります。講師や設備投資に資金が掛かるからです。ところが、大学になると逆転現象があります。それは医科系の大学であります。
医科大学は通学が最低6年と長いこともありますが、その最高額は5,000万円近くになり、一般のご家庭ではなかなか入学させることは難しい金額です。比較的学費が安い国公立大や防衛医科大などは500万円以下と現実的な金額になりますが、当然ながら倍率も高く偏差値も高いです。
なぜそこまで学費に差が出るかと言うと、学費が高い学校は生徒が比較的少ない、つまり集まりづらいので、学校経営を維持しようと思うとどうしても学費が高くなってしまうからだと思われます。
今日はなぜ医科系の大学の学費について投稿したかと言うと、専門資格職で現在唯一優良な職業として残っているのが医師だからです。昔は弁護士や司法書士など、法律に関する職業も優良職業としてあげられましたが、資格制度の変更により合格率が良くなったことから、合格者が激増しました。そのことにより、「仕事に付けない」専門資格職も増え、特に弁護士については平均年収も非常に低い状況です。
唯一残された医科系の資格も、歯科医などは医院の増加により経営難の歯科医も多いと聞きます。より高度な専門分野で無いと食っていけないわけです。
将来事務職などはAIなどロボットに取って代わられる時代も来ると言われ、またその他の職業も海外からの人材の流入など、日本の子供達が将来食べていくには、戦略的に将来の仕事を考えておかなければならない時代になったと言えます。
資格取得が必要な場合は、保護者の金銭的負担もかなり大きくなりますので、事前の準備が相当必要になります。私も一人の親の立場として、色々考えさせられる記事でした。
本日は待望の高校入試合格発表第一弾です。
本番は今週末の私立高校の推薦入試からですが、一部の学校では先週末実施されています。
小山田中学校の生徒さんが「大竹高等専修学校」に合格されました。本当におめでとうございます。
入塾は3年生になってからでしたが、勉強の楽しさに目覚めてくれたのか?週に4回の通塾で頑張りましたね。将来は服飾関係の仕事に就きたい夢があり、同校を受験することになり見事合格しました。まだ卒業までやるべき事があるので、明日以降も毎日頑張っていきましょう!
今日はセンター試験ですね。
都心は寒いですが、雪は降らなかったので皆さん無事に会場に付いたでしょうか。
東北や北海道は雪で「家から出ることさえ困難」な地域もあるでしょうから、受験生は大変ですね。おそらく会場近くのホテルに泊まるなどの対策を取られている方も多いのでは無いでしょうか。明日も試験は続きますので、頑張って欲しいですね!
当教室は小中学校に指導を限定しておりますので高校生はいないのですが、丁度中学三年生が模擬試験に沢山来ているので、何人かには合間に「センター試験って知ってる?」と聞いたところ、「今日あるのは知ってるけど、センター試験って何?」という感じでありました。将来君たちも同じような試験を受けることになるだろう(制度改定が予定されています。)から、新聞やニュースでどんな試験か確認しておいてね。と伝えておきました。
さてセンター試験だろうが、高校受験だろうが心構えと準備は同じです。自分の受験する科目を一所懸命悔いなく勉強することと、体調管理・時間管理・持ち物管理など基本を徹底することでしょうか。受験生を見ているといつも思いますが、やはり準備をしっかり行っている生徒は確実に合格し、色々言い訳してサボった生徒は不合格という事実です。
たまに「予想外」の事も発生しますが、基本は徹底度に比例して合格が決まります。そういう意味では、「自覚」が一番大事とも言えますが、さっそく当教室の今日の模擬試験でも「寝坊で遅刻」という生徒がいてがっかりしました。こちらから電話を入れて寝坊の事実が分かりましたが、本来の受験では寝坊した遅刻したと言って、学校から電話が掛かって来ると言うことはありません。
この「寝坊で遅刻」は、繰り返す生徒は本当に繰り返します。低血圧で起きられないなどの持病がある生徒を除いては、たいてい予定を忘れていたか、目覚まし時計をセットしていなかったなど、意識・準備に抜かりがある生徒がほとんどです。過去には、本番の試験で寝坊して遅刻した生徒も実際に見ていますので、このあたりの自覚も受験生は高めていきたいところです。
痛ましい事件が起きました。
昨日、福岡県大川市の小学校でサッカーゴールが倒れて、小学校4年生の男子児童が亡くなってしまいました。
死亡まではいかずとも、大けがをする例が一定期間ごとに起きるこのサッカーゴールの問題。昔から根本的な改善が取られていません。
まず今回の事故は、本来4箇所固定しなければならないところが2箇所しか固定されていなかったと言うこと、また毎月点検が義務づけられているのに数ヶ月点検がされていなかったことなどが、事故の発生要因です。
特にこの点検義務がされていなかったことが、最近の世の中の風潮を表しているような気がします。おそらく「きっと誰かがやっているだとう」「まあルール通り点検しなくても、たまにで良いだろう。」というのが学校内にはあったのではないでしょうか?
この世の中の風潮と言うのは、サッカーゴールに限った話ではありません。私がここ最近遭遇した例では、とあるコンビニエンスストアの前で、きょろきょろ周りを見渡す若干挙動不審なおばあさんがいたのですが、周囲に歩いている人は気にしているそぶりを見せるものの誰も声を掛けません。気になって声を掛けるために近づいてみると、何と頭から血を流しているでは無いですか。
話を聞くと、どうもずいぶん遠方からその場所まで来てしまい、迷子になったというでは無いですか。自宅の住所や電話番号などが混乱していて分からないと言うことだったので、もしかすると少し痴呆が入っておられたのかも知れません。
すぐにコンビニエンスストアの店員に事情を話し、店舗から119に電話してもらいました。救急隊と救急から連絡を入れたのでしょうか、警察の方も来られ対応して下さることになりました。
後ほど関係者の方から私の携帯まで連絡を頂いたのですが、老人介護施設に入っておられる方で徘徊してしまった結果、バスにのり見知らぬ場所で降り躓いて怪我をしたとのことでした。
このケースで言うと、おそらく私が気付く前にそのおばあさんに何かあると感じていた人は何人かいたはずです。しかし、「面倒に巻き込まれたく無い」「誰かが対応してくれるはずだ」と思ったのか、誰も対応しませんでした。「他人に無関心な風潮」の典型的な例でした。
そのまま放置していたら、場合によっては怪我もしていたので大変な状況になっていたかもしれません。サッカーゴールも、おそらく誰かしらは「固定されておらず危ないな?」「ずいぶん古いけど、安全性は大丈夫かな?」と思った大人はいたはずです。ところが、「誰かが対応するだろう」と思った結果が、今回の事故です。
まずは少しでも疑問や気づきがあったら勇気を持って確認すること。何も無ければ問題無いわけです。また、今回の設備点検については、ルール通り点検がされているか第三者チェックが必要と考えます。学校の自主性に任せるのでは無く、教育委員会や市が独自の立場でチェックする。そういった組織やルール作りが必要です。
とりあえずは全国の類似の設備がある場所は一斉点検して欲しいですね。痛ましい事故が無くなることを望みます。
明日14日に1月度の模擬試験を実施致します。
当教室は育伸社さんの模擬試験を採用していますが、近隣の大手学習塾さんも育伸社さんを採用している関係上、比較的当地域の高校のデータが正確に出るのが良い点です。
さて模擬試験を受験するメリットは何でしょうか?当たり前の話でありますが、自分のポジションが正確に分かるという点です。
この正確に分かるという点では、当地域の生徒さんは早めに模擬試験を受けるべきと考えます。
なぜかと申し上げると、当地域の各中学校の平均点を取っている生徒さんが模擬試験を受けると、概ね偏差値41〜42程度の成績を取ります。学校で平均点だから偏差値50くらい取れると思っていた生徒さんや保護者さんが多いので、皆さん驚かれます。
実は、この事が志望校を検討する際に大きな問題になります。
模擬試験は全国多くの地域に受験者がいますので、まさに本当の全国平均です。学校の平均点というのは地域の学力状況に左右されますので、残念ながら当地域はそれほど高い地域では無いと言うことが分かります。つまり学校の平均点を取っているから、偏差値50くらいの学校を受験出来ると思っていたら、実際はぐっと偏差値が下の学校しか受験出来ない訳です。
早くから模擬試験を定期的に受けている生徒さんは、学校の成績と受験の成績は別物だと理解していますので、客観的な自分のポジションも把握しています。志望校も然りです。
そういった意味では、出来れば中1の後半くらいからは模擬試験を受講しておきたいですね。客観的なポジションや課題を把握し、改善に努めることで受験に対応していけるようになります。3年生から受験するとポジションは認識出来ても、改善に充てる時間が足りません。