受験生チャレンジ支援貸付事業 中学三年生の保護者さんのお悩みの一つとして、生徒さんに必要な塾での学習時間が、予算の関係で確保出来ないことです。 例えば、週三回行きたくても予算の関係で週二回になってしまう・・。当然ながら、その分学習に遅れが出ますので、学習の改善が間に合わないケースがあります。そういった生徒さんや、ご家庭を支援する制度として、東京都は受験生チャレンジ支援貸付事業を用意しています。 どういった制度かと言うと「中学三年生・高校三年生を対象に、塾費用や受験料の貸付を無利子で行う」ものです。基本的には貸付制度なのですが、この制度が良いところは「返済の免除」のルールがあることです。具体的には、高校・大学等へ合格して入学した場合、返済が免除されます。塾費用で年間20万円、受験料で27,400円の貸付を受けることが出来ます。 途中で塾に行かずを辞めた場合や、入学をしなかった場合は返済の必要がありますので、注意が必要です。 この制度を利用出来る方は、「世帯の総収入が一定の基準以下であること」「預貯金等の資産の保有額が一定の基準以下であること」など、幾つかの条件があります。よって、全てのご家庭が対象にはなりませんが、一度どういった制度が調べて頂いても良いかと思います。 詳細については、町田市の場合「町田市社会福祉協議会(042-722-4898)」にお問い合わせ頂くと、詳しく教えて頂く事が出来ます。 また、HPは下記のアドレスをご覧下さい。 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/seikatsu/teisyotokusyataisaku/jukenseichallenge.html なおどの学習塾でもこの制度が対応出来るわけでは無く、設立から一定期間が経過していることが条件となります。当然ながら、個別学習のセルモは対象となりますので、ご安心下さい。当教室でも毎年数組のご家庭がご利用されています。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2017.02.10 明日は私立高校一般入試、そして体験生も続々。 明日10日は私立高校の一般入試ですね。 受験生の過半が推薦で合格されていますので、私立一般入試は少数となりました。推薦は元々受けないで一般に絞っている生徒もいますので、彼らに取っては初の入試となります。緊張すると思いますが、面接・学力検査共々頑張って貰いたいと思います。 今日授業であった生徒には、明日の起床時間や持ち物・心構えなどを確認しておきました。 さて2月に入り、体験の生徒さんも増えてきました。今日は、山崎中学校の2年生の生徒さんと、町田三中の2年生の生徒さんが来校してくれました。二人とも真剣に取り組んでくれました。課題は様々ありますが、徐々に潰し混んでいきましょう。 春の先取りキャンペーンも残り僅かとなってきましたので、体験ご希望の生徒さんはどうかお早めにお問い合わせ下さいませ。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2017.02.09 様々なご相談が日々・・・ 学習塾を運営していると、本当に様々なご相談があります。 今週も月、火、水とご相談のない日はありません。 お電話、メール、直接お会いして、方法も様々です。 純粋に勉強のご相談だけだと大変楽なのですが、実際はそういう訳にもいきません。 ご相談の多い内容を挙げてみると、 1)不登校の生徒さんの学習対応、進学について 2)発達の遅れ、及びその対応について 3)シングルマザー、シングルファーザーのご家庭における生徒さん対応について などがあります。他にも様々ありますが、上記3点が80%程度を占めるでしょうか。 それぞれのご相談は背景も様々ですし、当然専門家や専門医で無いと答えられない内容もありますが、我々の立場からお答えできる範囲で精一杯ご対応させて頂いております。保護者さんだけで悩みを抱えているケースも多く、また学校では差し障りの無い対応しかしてもらえない場合もあります。 当事者の苦しみや悩みは大変大きく、やはりこういった問題は社会全体でバックアップ・フォローしていく必要があると考えます。 昨日ご対応した案件は、結局その日にベストな選択肢や対応は出来ませんでした。しかし、何かしら取り組んでいかないと、何も前に進みません。少なくとも保護者さんにとっては、味方がいる・一緒に悩んでくれる人がいると感じて頂けたのでは無いかと思います。 このblogをご覧頂いている方々も、もしかすると何かしらお悩みをお持ちかも知れません。範囲は小学生・中学生となりますが、お気軽にご相談頂ければと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2017.02.08 合格速報第七弾! 合格速報の第七弾です! 星槎中学校に合格されました。おめでとうございます! 今回は受験者がかなり多く、合格発表までドキドキでしたが、無事合格することが出来ました。2月・3月で中学校進学に備えて、予備学習をしておきましょう! これで、当教室の私立中学受験は終了となりますが、無事全員合格されました!みんな、合格おめでとう! カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2017.02.07 公文式の功罪 以前も何度か本blogで書いたことがありますが、公文式の功罪は大きいなと常に感じます。 特に、体験授業が多いこの時期に感じることが多いです。 先週末も体験に来られた生徒さんは公文式の出身者だったのですが、とにかく公文式の癖が強く付いていて問題が解けない・・。 公文式の功績としては、比較的安価に寺子屋形式で勉強の機会を提供したことでしょうか。多くの小学生が小さなうちから公文に通っています。その方式は、世界にも広がっており、特に発展途上国では非常に喜ばれているようです。 一方で悪い点は、生徒の特徴に合わせた指導が出来ておらず、人によっては逆に勉強が出来なくなると言うことです。特に算数・数学においては、その特徴が顕著です。 一番の問題点は皆さんお分かりの通り、公文式では算数に暗算を推奨することです。小学校1・2年では、その暗算はメリットになる点も多いのですが、現在の学習指導要領上では、小学校3年生以降の算数ではデメリットになる生徒のほうが圧倒的に多いのです。確かに一部の生徒にとっては、問題を解くスピードアップに繋がります。しかし、多くの生徒にとっては不正確に繋がるだけで、あまりメリットがありません。 では、公文式のやり方をやめて、スタンダードな方法に戻すことが簡単に出来るかと言うと、これがなかなか難しく、当教室を含め学習塾に転塾した際の大きなハードルになります。大人からすれば「そのやり方では正解出来ないのだから、修正すれば良いだけでしょ?」と思いがちですが、子供達からすれば「今まで推奨されてきた」やり方を突然否定される訳ですし、手を動かす回数も増えますので、正直面倒な訳です。 他にも色々課題があります。算数で言うと、圧倒的に文章題・図形の問題が足りない。公文で高校の数学まで進む中学生も多いですが、学校の教科書の内容は理解出来ていない生徒が多いのはこれが理由です。 他にも英語は文法をあまり学んでいない、国語も教科書に沿ったカリキュラムでは無い・・など、課題が沢山あります。もちろん公文の功績で述べたように、安価に勉強出来る機会を作って頂けたことは素晴らしいことなのですが、結局後から学習し直す範囲や量が多く、それだったら最初から丁寧にやったほうが良かったのでは無いか?と思うわけです。 実は私自身も小学生の頃公文さんにお世話になっていましたが、結局学習塾に行った時点でそのやり方では通用しないことが判明し、塾の先生にずいぶん修正されたものです。 今回体験に来られた生徒さんも、薄々は「このやり方では駄目だ」と思っていたようですが、スタンダードな方法で問題を解いてみたところ、きちんと正解が出るようになったので帰宅後に保護者様に「やはりあのやり方では駄目だ」ということを仰っていたようです(笑)。 公文式を否定する訳ではありません。しかし、向いている生徒さん・向いていない生徒さんがいることを保護者さんは見極める必要があると思います。向いていない場合の修正は本当に大変です(笑)。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2017.02.06 NEXT BACK