セルモの教室長BLOG

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明日は模擬試験を実施

明日14日に1月度の模擬試験を実施致します。

当教室は育伸社さんの模擬試験を採用していますが、近隣の大手学習塾さんも育伸社さんを採用している関係上、比較的当地域の高校のデータが正確に出るのが良い点です。

さて模擬試験を受験するメリットは何でしょうか?当たり前の話でありますが、自分のポジションが正確に分かるという点です。

この正確に分かるという点では、当地域の生徒さんは早めに模擬試験を受けるべきと考えます。

なぜかと申し上げると、当地域の各中学校の平均点を取っている生徒さんが模擬試験を受けると、概ね偏差値41〜42程度の成績を取ります。学校で平均点だから偏差値50くらい取れると思っていた生徒さんや保護者さんが多いので、皆さん驚かれます。

実は、この事が志望校を検討する際に大きな問題になります。

模擬試験は全国多くの地域に受験者がいますので、まさに本当の全国平均です。学校の平均点というのは地域の学力状況に左右されますので、残念ながら当地域はそれほど高い地域では無いと言うことが分かります。つまり学校の平均点を取っているから、偏差値50くらいの学校を受験出来ると思っていたら、実際はぐっと偏差値が下の学校しか受験出来ない訳です。

早くから模擬試験を定期的に受けている生徒さんは、学校の成績と受験の成績は別物だと理解していますので、客観的な自分のポジションも把握しています。志望校も然りです。

そういった意味では、出来れば中1の後半くらいからは模擬試験を受講しておきたいですね。客観的なポジションや課題を把握し、改善に努めることで受験に対応していけるようになります。3年生から受験するとポジションは認識出来ても、改善に充てる時間が足りません。

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2017.01.13
発達障害についてのご相談

先日発達障害の方の学習についてご相談を頂きました。

開校以来少なからず発達障害の生徒さんを受け入れてきましたので、卒業生のお母さんからご紹介を頂いたようです。ありがとうございます。

さて、結論から申し上げると、発達障害と言ってもタイプが様々ですので、全ての方の学習改善が出来るかどうか、それはその生徒さんを拝見して見ないとなんとも言えません。

例えば「記憶に課題はあるが、落ち着きはある。」「記憶に課題は無いが、落ち着きが無い。」「記憶、落ち着き両面に課題がある。」「その場では覚えられるが、長期記憶に課題がある。」「言語系の学習の対応が難しい。」「文字が真っ直ぐ書けない。」「ノートを整理整頓して書くことが難しい。」など、様々な学習に対する状況があり、それらを総合的に勘案しないといけません。

ただ共通して言える事は、「保護者さんの予想より改善に時間が掛かるケースが多い。」と言うことです。どうしても親としては理想を追求してしまいます(気持ちは分かります。)が、その生徒さん毎のペースと言うものがあり、我々もそれを無理強いして改善することは致しません。そういうアプローチをしてもすぐに勉強への取り組みの拒否反応が出て、勉強が継続出来ません。

やはり勉強と言うのは、発達障害の有無に係わらず時間に比例する部分がありますので、コンスタントに一定ペースで進めていかなければなりません。

ご相談頂いた保護者様には、「コンディションをチェックしてみないとなんとも言えませんが、一番大事なのは生徒さんのペースや特徴をよく理解して、根気強く学習に付き合っていくことです。」とお話させて頂きました。

抽象的で参考になる話しではありませんでしたが、それだけ答えも色々あると考えて頂ければと思います。

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2017.01.12
生徒一人ひとりを想い指導するが・・。

日々生徒を指導していますが、頭の中を様々な想いが駆け巡ります。

「時間は掛かったけど、少しずつ理解度が上がっているな。この生徒はマイペースだけど、コツコツやれば成果が出ることを自覚し始めたかな?」

「何回指導しても、ノートが雑だな。性格的なものもあるから、あまり言い過ぎても駄目だけど、このノートを整理整頓する癖を付けないと理解度は上がらないかな?」

「もうあと1ヶ月半で受験本番だけど、同級生と比べて明らかに進捗が遅れているな。さてどうやってリカバリーするか・・。」

このように我々セルモの講師は日々生徒一人ひとりの事を真剣に考え、なるべく学習が改善されるよう指導している訳ですが、想うだけでは学習は改善されません。その気持ちが生徒に伝わり、実際に生徒自身が意識を持って改善に取り組む必要があります。

多感な子供達は本当に難しく、よかれと思って伝えたことでも反対に捉える事もありますし、真剣に捉えてくれない事も多いです。コンピュータープログラミングでは無いので、こちらの意志通りに動いてくれるわけでは無いのです。

そういう意味では学習以前の問題として、生徒との信頼関係構築や生徒自身の動機付けを行う必要があります。

昨日もとある男子生徒のお肌の悩みを聞いていました(笑)。「先生も中学生の時はニキビで悩んだよ・・・」と伝えたり。

なかなか難しい課題ですが、学習塾運営の最大のポイントだと思いますので日々努力を続けたいと思います。

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2017.01.12
時間軸を考えて計画的に勉強するべき。

新年が始まりあっという間に10日が経ちました。

受験生達は、相変わらず淡々と学習を進めています。進捗としては、概ねの生徒は問題ありませんが、一部授業時間が少ない生徒に遅れが出ています。当たり前の話ではありますが、やはり学習時間と進捗は比例するわけです。遅れている生徒をどうするか、1月後半の課題になります。

さて、新年が明けて新入塾生の問い合わせも入り始めました。ありがとうございます。

1月の後半から2月末に掛けて問い合わせが集中しますが、やはり毎年思う事は1月中のご入塾が賢明だなと言うことです。

特に学習に遅れや苦手がある生徒の場合、3月や4月の入塾では新学期に間に合わせることが事実上不可能になります。もちろん1月や2月でも間に合わないケースがあるのですが、遅れの範囲が広い生徒さんほど助走期間(勉強に熱が入るまで)も掛かりますので、極力早く対策を取った方が良いです。

ちなみに、一番勉強のさかのぼりに時間が掛かるのが数学です。理解出来ていない内容の関連単元が小学校にある場合もありますので、数年分さかのぼりが必要になる事もあります。

英語も時間が掛かります。例えば中学三年生が中一・二年生の内容について全て復習が必要な場合は、標準的な理解力のある生徒さんで30回の授業(1回120分)計60時間の授業が必要となります。週に2回英語を勉強するとしても15週間です。約4ヶ月弱となりますので、1月から初めて5月のGWあたりが目標となるでしょうか。

「苦手を徹底復習」「分かるまで教えます」と各学習塾のチラシや看板には書いており、当然ながら当教室もそれは行うのですが、1日2日で終わる作業ではなく数ヶ月単位で考えなければいけないと言うことです。

複数の科目の苦手があればあるほど単純に事は進まないでしょうし、勉強が苦手な生徒さんはエンジンが暖まるまではスローペースです。そういった様々な要素を考慮し、学習計画は立てる必要があります。

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2017.01.11
落第制度があるか無いかの違いは大きい。

辻仁成さんをご存じですか?

40代の方はだいたいご存じで、30代になると「中山美穂さんの元夫?」くらいの認識でしょうか。

作家としてもミュージシャンとしても有名な辻仁成さんですが、現在フランスのパリに13才の息子さんとお住まいです。その息子さんとのやりとりは、日頃Twitterでよく情報発信されているので、私もよく拝見していました。

その辻さんが、読売新聞のサイトに息子さんの成績不振に関しての記事を掲載されていました。以下リンクです。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/network/20161221-OYTEW194823/?from=ytop_os2&seq=18

息子さんが10才の時に離婚騒動があり、その息子さんの心象風景を考えながら息子さんと膝をつき合わせて勉強の話しをされています。息子さんも、様々なフランスでの経験を通じて心が強くなったのでしょうか、自分が変わらないと勉強も進まないと自覚されている点が良いですね。

辻さんも記事の中に書かれていますが、フランスでは中学生でも落第制度がある(というか、落第制度の無い国のほうが少ないです。)ので、日本よりも危機感を持ちやすい環境という面も影響しているかも知れません。

私は個人的に「日本でも落第制度を導入した方が良い」と考えているのですが、その理由としては幾つかあります。

①学力が身についていないのに、次の学年の高度な学習をやっても意味が無い。

②何もやらなくても少なくとも中学三年生まで進学出来てしまうので、子供達に自主性が育たない。

③教える側も、何もしなくても進学出来てしまうので、本気で生徒と接しない。

他にも幾つか理由はありますが、主に上記の3点が問題だと考えています。

海外では税金を使った義務教育なので、きちんと勉強しない生徒は次に進ませないという考えもあるようです。

なぜ日本では小学校・中学校で落第制度が無いのでしょうか。それは、戦後の教育ルールを定めるときに「誰もが少なくとも中学校までは義務教育を受けることが出来る」というルールにしてしまったからです。戦後のベビーブームや高度成長期は、落第制度を作ってもクラス数が多すぎて落第生をフォローする仕組みを作ることが困難だったのかもしれません。

しかし、現在の少子高齢化の状況では、もっと一人ひとりの生徒に目を向けた教育制度に変えていくべきだと考えます。それは甘い話しばかりでは無くて、一人ひとりに厳しさを求める部分も有ってしかりでしょう。そうでないと、先に書いた自主性が育ちません。

ただ、最近では発達障害の問題もあったりしますので、一概に誰しも成績の悪い人を落第させれば良いかという話しではありません。そういった生徒の受け口や制度ももっときめ細やかに設けていくべきです。

日本の教育改革はペースが遅くなかなか進みませんが、こういった案件も含め「自主性が育つ」教育環境を築いていきたいですね。

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2017.01.10

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