2023年11月26日実施スピーキングテスト概要[教室長:松本] 12月に入って急に寒くなりましたね。 先週は第3回合宿勉強会があり、生徒から高校への志望理由書の修正依頼を受けました。いよいよ受験本番です。 各生徒の保護者面談も実施しておりますが、受験に向けた課題は各自違います。私立高校志望であれば、面接、作文・小論文対策が必要で、推薦に落ちてしまった場合の一般受験対策も必要です。必要に応じて私立高校へ直接電話連絡して、詳しい内容を聞くこともあります。 都立高校志望であれば仮内申をもとに、志望校の妥当性を吟味し、本番の入試で何点取る必要があるか、その対策についてお話しさせていただいております。 さて、先月末にスピーキングテスト(ESAT-J)が実施されました。 昨年度に比べますと「試験会場が近くなった」など改善点もございましたが、「待ち時間が長い」など引き続き課題は残りました。 主な試験内容は以下の通りです。 Part A ・音読です。難易度は高くなかったはずですが、できれば読みづらい固有名詞は入れないでほしかったです。 Part B ・英語の質問に対して答える問題です。No.1は注意が必要でした。 What are all of the events in September?とありますので、「全て(二つとも)」答えなければいけません。 Part C ・お決まりの4コマまんがを説明する問題です。最後のイラストが難しすぎます。We were able to reach the goal together.で良いと思いますが、簡単に出てくる内容ではないです。 Part D ・遠足で山に行きたいか、美術館へ行きたいか、またその理由を答える問題です。 注意点として、解答時間が40秒もあるので「それなりに長い英文(2センテンス以上)」が想定されています。 以上の内容でしたので、昨年より高得点を得られる生徒が多いと思います。英会話のGETやESAT-J直前対策を受講していた生徒であれば問題なかったのではないでしょうか。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.12.04 【受験対策】第3回 受験生日帰り合宿勉強会レポート 参加者保護者各位 いつもお世話になっております。 先週に引き続き、第3回の日帰り合宿勉強会を実施しました。主なトピックについてレポートいたします。 ①集合 今回こそは遅刻者無しで実施したいところでしたが、4名の方が遅刻しました。 2名は出発が遅れた、1名は会場に迷った、1名は集合時刻を勘違いしていたとのことでした。 1名は、すでに2回目の遅刻となります。 今回遅刻した生徒さんの多くが、通常授業や他の受験対策においても遅刻グセが習慣となってしまっています。遅刻することに対する罪悪感が無くなってしまっている可能性があります。 遅刻グセが将来及ぼす影響は言うまでもありません。各ご家庭で改めてご指導下さい。 ②数学大問1 令和5年度都立入試、分割後期の数学大問1を実施しました。 問題の構成は分割前期と同様ですが、計算問題は若干簡単なレベル設定がされています。 結果は、4点から46点で、30〜34点の得点だった生徒さんが一番多い結果となりました。 前回同様に、基礎計算問題で失点している生徒さんが多いこと。特に、基本的な平方根の分配方式の問題、二次方程式を間違えている生徒さんが多数いました。 二次方程式については、因数分解と勘違いしている生徒さんも複数いて、問題の指図に書いている「方程式」という言葉をしっかり確認しましょう。 計算以外では、1年生の資料の活用から出題された「階級値」の問題に対応出来なかった生徒さんが2/3を超えていました。2年生や3年生から入塾された生徒さんが多く、塾でも勉強されていない方が多い単元です。問題自体は極めて簡単なので、用語の意味や計算方法について改めて説明を行いました。 また、円周角の定理は少し難しい問題で、こちらも2/3の生徒さんが対応出来ない状況でした。円周角や二等辺の記号を書き込むこと、補助線を引くことなど、円周角を解くための基本的なステップを踏んで下さい。 いずれにせよ、大問1は46点満点と数学の得点の半分を占める重要な単元です。意識を上げて取り組んで下さい。 ※引き続き、コンパスを持ってこず参加している生徒さんが複数いました。コンパスや定規は受験では必須の文具となります。生徒さんには忘れないように何度も伝えていますが、保護者様のご指示のもと必ず持参するようにお願いします。 ③英語 先週の勉強会時点で、「英語文法小問の達人」を夏期講習から取り組み始め、現時点で終わっていない生徒さんには、今回の合宿までに終わらせるように指示を出しておりましたが、残念ながら複数の生徒さんが全く取り組めていない状況にありました。 それらの生徒さんについては、今回の勉強会では終日本テキストを取り組んでもらいました。ただ、昨日の終了時点では終わっていない生徒さんが多いので、本日日曜日も取り組んで終わらせるように伝えています。この時期は長文演習に取り組むべき時期ですので、各ご家庭でも状況をご確認頂き、速やかに終わらせるようにお願いをいたします。 また、都立問題の特徴として、出題しやすい単語や熟語表現について説明をいたしました。各生徒さんごとにメモを取って頂きましたが、出題しやすい動詞については「現在形・過去形・過去分詞」の変化活用を覚えること、熟語表現について「同義での書き換えパターンがある場合は、合わせて覚えること。」と伝えています。 辞書引きして、その熟語を使った例文も書いて練習しておくよう指示しておりますので、必ず実践するようにしましょう。 高頻出単語や熟語表現は、都立入試ナビさんを参考にさせてもらっています。 https://www.youtube.com/watch?v=t5A89XRPc7w https://www.youtube.com/watch?v=lLDreoFsfS8 ④国語 国語では都立の問題に多い小説・物語文の「選択問題の解き方」について解説しました。 選択問題は、選択肢を読点で区切り、その文節で区切った範囲の内容もしくは似たような内容が本文に書いていないかどうかをチェックします。文節ごとに◯✕を付け、明らかに間違えているものを消去法で絞っていくと、正答を見つけることが出来ます。 国語は平均点が高いので、しっかり実践して高得点を目指しましょう。 ⑤理科 都立大問4で出題される、理科の生物問題の出題傾向についてお話をしました。 生物は植物と動物に別れますが、出題確率が高いのは植物で、植物の中でも「植物のつくり」「光合成と呼吸」「遺伝」の出題確率が高いことを説明しました。 動物分野では、「消化酵素の働き」や「細胞分裂」の出題確率が高いです。 上記の重要語句の理解・暗記はもちろんのこと、実験を通した問題に対応出来るようにして下さい。 ⑥社会 地理でほぼ100%出題される世界地理や雨温図について説明しました。地域としては、オーストラリア・ブラジル・カナダ・アメリカ・インド・イギリスなどが出題確率が高く、国の位置・首都や主要な都市の位置・産業や農業の特徴・日本との貿易内容TOP3・気候などを把握しておくようにお話をしました。 すべて教科書に載っている内容ですので、見直すことと雨温図については気候区分ごとの雨温図の特徴を暗記しましょう。 世界の雨温図の特徴は、ちびむすドリルさんの下記サイトを参考に学習して下さい。 https://happylilac.net/mu1709041103.html#down0 上記にあげた国や主要都市が、どの気候区分に属しているか書き込んでいくと良いでしょう。 ⑦その他 生徒さんにお話を聞いていると、塾の時間とこの合宿勉強会以外では受験勉強していないというお話を聞きました。 全体に必要な勉強時間から逆算しても、塾関係でカバー出来る勉強時間は限界があります。当然、自宅でも学習時間は確保して下さい。 それでは、学習した内容やポイントは速やかに整理整頓し、理解を消化させていくようにしましょう。 次回も頑張ってください!! カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 鶴川教室 2023.12.03 仮内申点、受験問題を解く。 [代表:宮谷] 11月もあっという間に終わりました。 今日から12月が始まります。きっと12月もあっという間に終わるでしょう。1日1日を大切に過ごしていきたいですね。 受験生は仮内申が出て(一部出ていない学校もありますが)、志望校受験の実現度を見積もります。受験生の保護者様は教室からフォームを送っているので、なるべく早めに送信をお願いします。 なお、「仮内申通知書」というものが生徒さんに配られているはずですが、学校によって口頭の場合もあります。口頭の場合は、生徒さんが「何の数値」を担任の先生から聞いたのか理解していない場合があります。良くわからない場合は、担任の先生に必ず確認を取って下さい。 また、都立を受験させる生徒さんで、換算内申の計算方法を理解していない生徒さんや、保護者さんも計算の仕方がわからないとのご質問を頂きました。 計算はとても簡単で、 数英国理社の合計+実技科目の合計×2という計算式になります。65点満点となりますので、改めて確認をお願いします。左記の計算式が分からない方は、教室に通知書を持ってきて下さい。 さて、勉強面の進捗ですが、数学では三平方の定理など、受験に欠かせない3年生の要素を学習した後に、受験レベルの問題に入ります。 英語も、リスニングトレーニングを開始(リスニング試験のある学校の生徒さんのみです。)し、文法では後置修飾・間接疑問文・仮定法などの学習を終えると、受験頻出の連語(熟語)や文法表現を学びます。 今日もとある3年生の生徒さんが、3年生の英文法を終え、1年生の文法知識を使った受験頻出表現に臨みましたが、残念ながらあまりにも分からず苦渋の表現でした。 例えば、1年生ではWhat time is it?と、「itの特別用法」と言われる文法を学びますが、このitを使う表現には時刻を尋ねるWhat time is it?の他に、How long is it?や、How far is it from?など、掛かる時間や距離などを尋ねる表現があります。1年生の学習時点では、「他にこんな表現もあるよ。」で学習が終わっていた内容なので、覚えている生徒も少ないです。 しかし、受験的には「学習した内容」となるので、比較的良く出題される表現です。ということで、覚えていくしかありません(笑)。一度覚えれば難しい表現では無いので、使いこなせるようにしていきましょう。 数学や英語だけでなく、社会もグラフや表などを用いた問題が多く、受験レベルの問題に慣れていく必要があります。大昔のように語句さえ覚えれば何とかなるという状況ではなく、思考力や経験を問われる問題になっています。 つまり理想的な状況で言うと、基本的な学習は各学年でしっかり終えて、3年生のこの時期は受験レベル問題に集中したいところです。 ただ、やはり最近は基礎学習範囲が広いこともあり、その学年ごとに学習を終えている人は少なくなっています。つまり受験期の勉強時間は、基礎学習の復習+受験問題の学習と多くの時間を割かなければなりません。勉強体力が無いと学習は進みませんので、「3年生になったら頑張る。」と言っても集中力が持ちません。早めに勉強体力を身につけていきましょう。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.12.01 受験の二極化、頑張る生徒の集中を乱す人。 [代表:宮谷] いま高校受験では、極端な二極化が進んでいます。 ・高校生活は社会人になる大事なステップだから、中学校でしっかり勉強して目的を持って受験する。 ・子供が勉強したくないというなら、そういった生徒でも入れてくれる高校に入学すれば良い。そこから先は子ども自身が考えて行動して欲しい。 後者のご家庭やお子さんが最近増えており、考え方は色々ですが、後者の生徒さんが前者に生徒さんに良くない影響を与える話を良く聞きます。 それは、前者で頑張っている生徒さんに「何でそんなに勉強するの?」「勉強ばかりしていないで◯◯(休日に遊びに行く、SNSする、ゲームする。)しようよ。」と、集中して勉強する生徒さんの集中を乱す行為をしてくることです。 高校受験に向けて頑張っている生徒達からすると、「邪魔しないで。」ということなのですが、そういった行為をしてくる子供たちも悪気なくやっているので、なぜそれが迷惑行為になっているのかが理解出来ません。ご家庭でも放置プレイですから、なかなか改善することが無いと言います。 昨日もそのような保護者様からの相談を受けましたが、そのことについて生徒さんに聞いてみると「分かっているから、そういった子とは距離を置いている。」とのことでした。分かっている生徒さんで良かったです。 一所懸命勉強することは、三つのメリットがあると考えます。 まず、様々な知識が身につくことで将来自分のやりたい仕事が見つかった時に良い影響を与えるということです。仕事をしていると、いつ何時、どのような知識が必要になってくるか、若いうちは分かりませんが、年齢を重ねると「昔、勉強しておいて良かったな。」と思うことが多いです。 数学の方程式などは研究職や開発職でない限りはあまり使いませんが、国語や社会などは特にもっと頑張っておけば良かったなと私は感じます。 もうひとつは、頭の回転が良くなるということです。問題を考え解く、つまり脳トレなわけですが、脳トレをすることで思考力が身に付き、様々な事象を深く考えられるようになります。数学の学習は、特にこの要素が大きいでしょう。ステップを踏んで丁寧に解いていく問題などは、まさに思考力に繋がっているなと感じます。 最後のひとつは、忍耐力が身につくということです。勉強体力が身に付き、目標を突破する力を身につけることで、将来仕事で大変な場面や辛い場面があった時も乗り越えられるでしょう。 もちろん集中を乱す行為をしてくる生徒さんの将来がうまくいくこともあるでしょうし、一所懸命受験に取り組んだ生徒さんの人生がうまくいかない場合もあるかもしれませんが、それは確率論の話なので、もし邪魔をしてくる友達がいれば、きちんと話をし、一定の距離を取って自分の頑張るべきことに集中して頂ければと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.11.30 師走期間・仮内申・英単語 [代表:宮谷] 師走期間に入り、教室の運営・会計・来年の準備と、本当に逃げ出したくなるほど(笑)の業務があります。保護者の皆さんも目の回る忙しさだと思いますが、とにかく健康には留意されて下さい。 私はすでに年末恒例のヘルペスが出てしまい、皮膚科のお世話になりました。先週日曜日には治りましたが、毎年11月後半に必ず出現しますね。成人の半数以上が罹患しているヘルペスですが、根治する手段が未だに無いことに驚きます。誰か開発してくれないかな・・(笑)。 さて、中学3年生は仮内申が出ました。 本日Googleフォームをお送りいたしますので、そちらからご報告下さい。すでにメールでお知らせ頂いた保護者様もいらしゃるのですが、報告内容が保護者様により異なり、どの数値を指しているのか明確に分からないものもありましたので、フォーマットで統一させて頂きます。ご面倒をお掛けましますが、よろしくお願いいたします。ご報告内容を元に、分析帳票を作成します。 仮内申を元に、学力検査で必要な点数を導き出します。すでに合宿勉強会で数学と理科の大問1を解いてもらい、受験問題のレベル感を現実的に感じた生徒さんも多いと思います。 受験は倍率というものが存在するので、無謀な冒険は避けるべきです。学校での三者面談は、残念ながら”感覚的なお話”が多い(先生によっては資料を作成されて、合格可能性を説明してくれる先生もいます。)ので、きちんと数字を見て判断していくようにしましょう。もちろんこれからの努力で実力・学力を積み上げ出来ますが、積み上げするのは自分だけではないと理解しておくことが必要です。 ライバルを追い抜くには、ライバルの2倍・3倍の努力をしていく必要があります。昨日も学校から帰って4時間寝続けて、その後塾に来たと堂々とお話されていた受験生がいました。嬉しそうに話をしている場合ではありません(苦笑)。ライバルはその間に努力を積み上げています。睡眠はもちろん大事ですが、何事もバランスが重要です。 話は変わり、英語の学習対策の話です。 10月・11月で多くの中学1年生の生徒さんにご入塾頂きましたが、英語の課題として文法の理解・単語の習得の2つが挙げられます。 文法が理解出来ていない場合は、そちらの習得が優先となるので、単語はどうしてもご自身で時間を確保してトレーニングして貰う必要があります。 小学生英単語だけでも、中学校の強化書冒頭で300語の復習があります。まずは、こちらのスペル・意味を暗記して行なって下さい。 数字や曜日・色・国名・・などの名詞、基本的な動作を表す動詞など、覚えていないと英作文が完成しない基礎単語は沢山あります。 昨日とある男子中学1年生君が、「先生、おれ毎日5個ずつ単語の勉強を始めたよ。」と教えてくれました。とても偉いと思います。 ただし、1日5個では1年生の残り期間で1年生の基礎単語を習得するのは間に合わないので、できれば10個にしていこうと伝えました。 まだ着手出来ていない生徒さんも、食事前の時間や朝30分早起きして取り組むなど、各ご家庭ごとに時間を確保されて下さい。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.11.29 NEXT BACK