連立方程式までに”さかのぼり学(復習)習”は終わらせたい! [代表:宮谷] 中学2年生は20(月)から数学は連立方程式に入る学校が多いです。 ※イラストはたけのこ塾より 学校により進度が異なりますので、すでに連立方程式に入っている学校もあります。 連立方程式は多くの保護者様も覚えていらしゃると思いますが、二行の方程式を「加減法」もしくは「代入法」で解いていきます。 1年生で学習する一次方程式と比べると、解くための手間が2倍になりますので、苦手な生徒さんが続出する単元です。 しかし、この連立方程式はとても大事で、連立方程式の次の一次関数でも多用しますし、3年生でも知っていないと解けない単元が出てきます。 中学2年生では数学でいくつかの山がありますが、第一の山と言っても良いでしょう。 この第一の山を超えるには、「正負の数・文字式・一次方程式」を完璧にしておくことです。整数だけでなく、小数・分数・四則が混じった計算を含め、すべての計算を完璧にしておかないと解けない単元です。 また、何よりも丁寧さが必要です。途中式もそうですし、解いたあとの「確かめの計算」で自分が導いた解があっているかどうかを確認する必要があります。 この確かめの計算を必ず実施する生徒さんは精度が圧倒的に高いです。 ここをめんどくさがらずに、真剣にアプローチ出来るかで成果が大きく変わります。 お子さんが「面倒なことが嫌い」な場合は、指導側の根気強さが必要になってきます。 面倒くさがり屋の生徒さんは、「確かめの計算」だけでなく、途中式も省略してワープして解く生徒さんが多いので、整数はまだしも小数や分数の計算では全然正解しなくなります。 「解き方が分からない。」というよりも、「手抜きすることにより不正解」になる単元です。 各ご家庭でも、数学はとにかく丁寧にやるしか無いとお伝え下さい。 特別な勉強法など無く、ルール通り丁寧に解くのが「高得点」「高精度」への近道なのです。 そして、何よりも数学の学習に遅れがある生徒さんは、連立方程式に入るまでに基礎要素の復習を終わらせましょう。 もし間に合わなければどうするか?とにかく時間を無駄にせず、復習を1日でも早く終わらせるしかありません。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.05.20 第2回ワーク勉強会 [教室長:松本] 本日はゴールデンウィーク前に実施したワーク勉強会の第二弾を実施しております。 やはり受験生の参加が多く、社会は天保の改革から明治維新へ、理科は力の合成や細胞分裂を集中的に学習しております。 今回のワーク勉強会の主旨の一つは、ワークの使い方、自宅での勉強の方法を学ぶことです。したがって、ワークの使い方なども説明させていただいております。 受験まであと8か月ですが、自宅にいる時間が一番多いですから有効に活用してほしいと思います。 ちょうど先ほど1コマ目が終わって休憩時間があったのですが、教室はシーンと静まり返っておりました。そして全員スマホをいじっておりました、15分間ずっとです。 今2コマ目が始まって、皆真面目に取り組んでいるところです。 Z世代の子たちは基本的に真面目ですが、勉強する時と場所を提供しなければ永遠にスマホをいじっている気がします。 自宅でもこれくらい集中して勉強してくれるといいのですが、なかなか誘惑が多いですからね。 今年はなるべく自習室として教室を解放していきたいと思いますので、その際はアナウンスいたします! カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.05.19 卒業生の差し入れ、小学校の新教科書、受験案内も更新! [代表:宮谷] 本日は通常授業休校日ですが、鶴川教室は昼過ぎから自習開放・体験授業・面接/作文説明会追加開催・・と、あっという間に夜になりました。 さらに、途中で教室周辺の清掃も行いました。風通しが良い場所なので、色々なところからゴミやら落ち葉やらが集まってきます。 その他にも窓枠や靴箱を清掃したり、パンフレットスタンドの資料を差し替えたりと、教室のメンテナンスはやりだすときりが無いです。 少しでも良い学習環境を維持できるように頑張っています。 さて、教室の清掃を始めようとすると現在高校2年生の卒業生が自転車で教室の前を通りました。 声を掛けると、元気に学校生活を過ごしていると教えてくれました。卒業生の元気な声を聞くと嬉しくなりますね。 すると彼女から、近くのケーキ屋さんで買ったりんごパイを差し入れで貰いました! 自習に来た生徒さんとシェアして美味しく頂きました。 話は変わり、小学校の新教科書を購入しました。 小学校の教科書は、学校での配布が終わり一段落すると一般販売も始まります。鶴川教室近くの須崎書店さんでいつも買っています。 3教室分買うので、結構な金額になります。生徒の皆さんは税金で無償配布されているので、取り扱いが荒いシーンも見かけますが、購入すると1冊600-1,000円近く掛かりますので、大事に扱ってくださいね。 さらに教科書以外にも受験ガイドを25年版に更新しました。 面接/作文練習会でも、保護者さんと偏差値の話になりましたが、保護者さんとの面談や生徒さん用の資料作成に欠かせない書籍です。 こちらも3教室、さらに高校部が始まった関係で合計9冊の購入となりました。年々値上がっているので、有効に活用したいと思います。 今日はこれから、忠生教室や木曽教室に教科書を運搬し、古いパソコン等の廃棄作業をします。 延々に仕事が終わりませんね(苦笑)。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.05.18 問題を見て、第一歩目にすべきこと! [代表:宮谷] 昨日は中学2年生さんの体験学習を実施させて頂きました。 昨日の体験学習でアドバイスさせて頂いた内容は、多くの学習塾をお探しの保護者様・生徒さんに参考になると思いますので、blogに書いてみたいと思います。※写真は鶴川教室の過去の授業の様子です。 学習にお悩みの生徒さんで共通するのが、問題を見て第一歩目(第一手順)ですべきことが間違えている・理解出来ていないことです。 例えば数学の計算問題であれば、正負の数・文字式・方程式と大まかに三種類あり、さらにそれぞれで整数・小数・分数・四則が混じった計算と、さらに四種類に分かれます。 つまり、3×4で12種類の計算があるわけですが、それぞれの問題を見た瞬間に「ああ、この問題はあのアプローチだ。」と区別する必要があります。 この区別が一部しか分かっていなかったり、勘違いしていると問題の初期段階で迷子になってしまいます。 よく「勉強の仕方が分かっていないのです。」と保護者様がおっしゃいますが、勉強の仕方を理解するという意味では、この区別をきちんと付けることが、数学の計算問題の改善で最初にすべきことです。 と言っても、混乱したり分からなくなっている生徒さんが、この12種類の計算の改善を図るには、体系的にきちんと復習する必要があります。 一部だけ付け焼き刃で復習しても、後日再度混乱・迷子になってしまう可能性が高いです。 そいいう意味では、「学習は繋がりが大事」「不明点は早めに解消する」と言ったことを是非心がけて頂きたいと思います。 計算問題だけではありません。文章題もアプローチの第一段階として何をすべきか?そこを掴むのが何よりも大事です。 「文章題が苦手です。」というご相談も非常に多いですが、これは説明すると長くなるので、また別の機会に解説します。 幸いにも体験に来てくださる多くの生徒さんは、「このままではまずい。」「何とかしたい。」というお気持ちをお持ちです。 一見、そう見えない生徒さんでも心の奥底ではそういった感情を持っています。 是非、保護者様には、改善の環境や時間・機会を与えてあげて頂きたいと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.05.17 「考える力を伸ばそう」「算数を使って」をご存知ですか? [代表:宮谷] 算数の単元で「考える力を伸ばそう」もしくは「算数を使って」という単元があります。 「考える力を伸ばそう」は、今まで町田市の算数教科書であった東京書籍の教科書にある単元で、「算数を使って」は今年からの町田市の算数教科書である学校図書の教科書にある単元です。 概ね各学年2から3回ずつこの単元があるのですが、要はそれまでに習った算数各単元の知識を使い、思考力を養う目的として設置されている単元です。 実はこれらの単元を学校の授業ではやっていないケースが多く、塾で「さかのぼり学習」をしていると多くの生徒さんが考え込んでしまいます。お話を聞くと、「初めて見た!こんな問題!」という生徒さんも少なくありません。 「教科書にあるのに学習しない単元、そんなことがあるのか?」と思われる保護者さんもいらっしゃるかもしれませんが、普通に存在するとお考え下さい。 学習する単元の中でも、学習しないで飛ばしてしまう要素もあります。つまり、各単元の内容を100%やっているわけでは無いのです。 理由はそれぞれの先生ごとに判断基準が異なると思いますが、要は「細かく指導する時間が無い。」「全員にやると分からない生徒が続出して混乱を招く。」あたりが理由かと思います。 少人数クラスの上位クラスではやるけど、それ以外ではやらない・・。そんな場合もあるでしょう。 ちなみに上記の「考える力を伸ばそう」や「算数を使って」を解くためには、それまでの各単元の算数の知識はもちろんのこと、語彙力や読解力、さらに読解した内容を図式化して考えをまとめる能力が必要です。 それ以外にも、例えば5年生算数の「割合や速さ」は結構ざっくり省略してしまっている先生が多いのではないかと感じます。内容が難しいので・・。4年生だと「がい数」とか・・。小学校低学年は文章題を飛ばして、計算問題ばかりやっているケースも。 やはり各単元、難易度が高い箇所です。図形でも色々ありますね。 その結果、どうなっているかというと、中学校の数学を解く時に知らない・解けない単元や要素が多くなりすぎて、全く数学で点数が取れないという状況になります。 そうなると、小学校の算数の理解で欠けている箇所を補っていく必要があるのですが、あとは時間との戦いです。 当然学年が上がれば上がるほど対処が難しくなります。 ただ、こういった状況であることは、なかなか各ご家庭では分かりづらいと思います。学校の先生が「これは教えていない。」と伝えてくれるわけでは無いですからね。 算数・数学以上に酷い状況になっているのが英語です。要素や単元が欠けている・・というのを通り越して、「やっていない」学校やクラスがほとんどです。この対応に、いま全国の学習塾は大変苦労しています。 なんせ2年分の欠けている要素を数ヶ月でリカバリーしていかないといけない訳ですから。 何も知らない状態で中学1年生からご入塾された場合、小学生英単語と中学校の英単語の500語以上を期末テストまでに覚えなければなりません。 文法も、be動詞・一般動詞・助動詞の肯定文・否定文・疑問文、そしてWhat、Where、How等の基本的な疑問詞・・。 これらはすべて小学5/6年生で学んでいることになっているのです。でも実際は小学校の間に塾や英会話教室で学んだ生徒さん以外は、ほとんど学んだ認識がありません。見たことはあるけど、意味は分からない・覚えていない・・というケースも多いです。 これも学校の先生が悪いのではなく、すべてを教えるには時間も人材も足りないのが原因なのです。 是非、小学生・中学生の保護者さんは、この現状を知って頂き、習得のための時間を早めに確保して下さい。それしかありません。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.05.15 NEXT BACK