セルモの教室長BLOG

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都立推薦入試合格発表を振り返って [教室長:松本]

2月2日(金)の朝、8:27分合格発表3分前のことをよく覚えております。


恐らく都立推薦入試を受験された全てのご家庭がパソコンやスマホでログイン、今か今かと結果発表を待たれていたのではないでしょうか。


合格なら背景色はピンク、不合格ならグレー、そこに文字が書かれております。


合格おめでとうございます。


きっと誰もがその文を見たかったことでしょう。


その後、各ご家庭から合否結果のご報告が続きました。


「受かりました!」


「やばいやばいやばい」


「驚きすぎてびっくりしました」 それは同じ・・・


「残念ながら不合格となりました、一般入試に向けて頑張ります」


皆、大きく感情を揺さぶられた瞬間だったのではないでしょうか。

私もLINEの返信が普段より絵文字が多くなっておりました。


ご家族が嬉しくて号泣してくださった生徒さんもいらっしゃったようです。


結果に関しては、プライバシーの観点からあまり述べることはできません。

ただ、私が思ったことは「15歳という若さで、この試練は重すぎる」でした。


今、合格した生徒、不合格だった生徒の後ろ姿を見ながら第8回合宿勉強会で本ブログを書いております。

皆、真剣に勉強しています。気持ちを切りかえて勉強しています。

宮谷代表も深夜2時まで過去問を解いてきたそうです。もちろん私も解いてきました。

教室のスタッフにとって、保護者様や学校の先生方もそうですが生徒たちを全員無事高校生にすることがミッションです。


「○○高校を見返してやる」


そういう意気込みで、勉強している生徒もおります。

私も生徒を絶対に合格させたいと思います。

「今できないことは、いざという時もできない」


以前も書きましたが、本当にそう思います。


ちなみに、推薦入試に関しましては、やってきたことは間違っていなかったと思っております。足りなかったのは内申点であり、面接で話した内容、作文で書いた内容は高校の先生方の心にきっと響いております。


そして推薦入試で落とさざるを得なかった生徒たちが一般入試を受けに来てくれることを高校の先生方は楽しみに待っているはずです。


絶対に受かりましょう!

志望校への熱い想いと冷静な判断! スマホ中毒が深刻・・。 [代表:宮谷]

さて、今日は久しぶりのお休みをいただきました。

「休み」のイラスト文字

約2週間ぶりのお休みですが、やはりどっと疲れが出ました。

眼精疲労のイラスト(男性)

少し長めの睡眠と栄養ドリンク+ビタミン剤で夕方には回復しました。

栄養ドリンク・エナジードリンクのイラスト

受験期は致し方ないですが、個人塾さんでは2ヶ月休み無し・・みたいなことをされている方もいるので、同業さんたちのことが心配になります。保護者さんからすると、一所懸命サポートしてくれているという観点かと思いますが、塾運営側も適切な休息が必要です。


さて、生徒達も、昨日の合宿勉強会では「緊張が高まった表情」をしている生徒も増えてきました。

カレンダーを見て焦る人のイラスト(女性)

勉強会開始冒頭で、改めて「内申点の結果が一般入試にどう影響するか」「一般入試の願書締め切り日・申請の仕組み・取り下げ/再申請」「後期試験のスケジュール・募集校」等をお話しました。

カレンダーを見て焦る人のイラスト(男性)

生徒達には、合格には強い気持ちや感情も大事だけど、最終的な志望校決定には冷静に自分の実力を判断することも大事と伝えています。

試験会場へ向かう学生のイラスト

一般入試は、内申点とESAT/J、そして学力テストの結果で客観的に判断されます。


いくら強い気持があっても、学力の積み上げが無いとライバルには勝てません。

勝った人のイラスト(男性)


本番は過去問の8から9割程度の結果に終わることが多いので、例えば内申点から逆算した当日必要な得点が60点の場合、過去問では安定的に65から70点は取っておかないといけないということです。


本番力が有るか無いかは、過去の定期テストの状況である程度把握出来ているはずなので、その辺りも判断基準になるでしょう。


生徒達には、まずは気持ちを持ち勉強に取り組むことはもちろんだが、取り下げ・再申請期限の3日前位には、過去問実施の状況を冷静に判断して欲しいと話しました。

決心した人のイラスト(女性)

なお、必要得点は内申点から逆算して簡単に計算出来るので、把握されていない生徒さんは各教室に確認を取って下さい。

※必要得点は過去の集計・平均値ですので、年度により上下があります。


「取り下げ・再申請自体」は、何も恥ずかしい判断や行動ではありません。


実際に、過去のセルモ生でも「取り下げ・再申請」で合格された方の多くが、「あの時判断しておいて良かった。」と言っています。

全身で喜びを表す男子学生のイラスト

やはり何よりも合格に勝る喜びは無いのです。


追記:今年の合宿勉強会の様子を見ていると、過度なスマホ中毒になっている生徒さんが数名確認出来ました。


例えば、過去問演習が始まってもスマホを触ってしまう・・。本番で同じことをしたら失格です。

スマホ中毒のイラスト

話を聞くと、手が無意識に動いて鞄の中を探り、スマホを触ってしまうようです。


休憩時間にも、ずっとスマホでゲームに取り組んでおり、「この時期だから、いったん辞めてはどう?」と聞くと、「辞められないんです。」とのことでした。

勉強中にスマホを使う人のイラスト(女性)


スマホの管理、取り扱いはやはり保護者さんの強い介入が必要かもしれません。

【受験対策】第8回 受験生日帰り合宿勉強会レポート

2月3日(土)に実施した日帰り合宿勉強会を報告いたします。会場はぽっぽ町田でした。

前回に引き続き、英語・国語・社会の都立過去問題演習を実施しました。


すでに推薦入試で合格された生徒さんは学年末テストに向けてワークを実施して頂きましたが、解説時は一緒に聞いてもらい、内容の把握に努めてもらっています。


なお、今回は難易度が高く説明に非常に時間を要する社会から実施しました。


今回は各問題ともに令和3年度入試となります。


(社会)

・得点結果を振り返ると、多くの生徒さんにとって社会がボトルネックになっているのが分かります。


英語や国語の選択問題は、選択問題のコツがわかっていればある程度解ける問題も多いのですが、社会の場合は消去法で解くにしても、基礎知識が無いと全く対応出来ません。


本日は一問ずつ詳細に「得るべき知識のポイント」を解説しました。今までの回でも、ある程度出題可能性が高い分野について説明してきましたが、現時点では多くの生徒さんがその該当箇所の学習が不十分なので、残り期間で今一度教科書の読み直し、問題週の実施を行うよう指示しました。


明日日曜日は、必ず社会の学習に時間を割くようにお願いします。


なお、社会については本日説明した資料をメールにてクラウド保存場所の案内をいたしました。参加者の方はダウンロードして学習に役立てて下さい。


※絶対に明日中に主要な地図記号は覚えましょう。

※歴史は特に飛鳥から室町時代を徹底して学習しましょう。

※地理は、日本の都道府県・県庁所在地、世界の主要国の首都名、そしてそれらの気候や産業・農業の特徴など、今更ですが覚えきれていない人は速やかに取り組んで下さい。

※公民は憲法・法律分野の出題可能性が高いので、教科書要熟読です。


(英語)

・英語も得点をあげられない生徒さんは、今一度落ち着いて本日説明した手順で問題にアプローチして下さい。


会話文や長文が多く、問題を解く前から身構えていますが、まずは設問の内容を確認する(設問の候補は読まない)、段落番号を振ったり、日本語訳のある単語は書き写したり、といった問題アプローチの作法をしっかり実践して下さい。


今日説明した通り、客観的に分析していくと、明らかに間違えている選択肢は除外出来るはずです。


英語は今後の合宿勉強会で解く時間の無い、平成30年以前の過去問題を実施しましょう。また、後期試験の問題も良いでしょう。


(国語)

・国語は現時点で、まだ漢字の跳ねが書けていない生徒さんが数名いらっしゃいます。そろそろ書いて下さい(笑)。


解説は時間の都合で物語文を中心に行いましたが、国語は英語や社会以上に明らかな誤答の選択肢が判断しやすいです。


明らかな間違えが入っている設問が2問、小さい間違えが入っている設問が1問あるので、それらを除外すると正解出来ます。


いずれにせよ、国語は平均点が60点後半から70点前半となりますので、国語の得意・不得意は関係なく得点をあげていかないとどうしようもありません。


辛抱強く過去問や問題集に取り組みましょう。過去問は英語と同じ範囲で大丈夫です。

都立推薦入試の面接内容 [教室長:松本]

さて、今回は面接内容をご紹介致します。

王道の質問から変化球のような質問までありますが、やはり準備をしておくことが大切です。答える内容も大切ですが、やはり準備して練習してきたことが評価のポイントではないでしょうか。


(令和6年度都立推薦入試の主な質問内容)

※町田市周辺高校


・志望動機はなんですか

・本校を知ったきっかけ

・説明会に来たことはありますか

・説明会で校長が言っていた本校に望ましい生徒像とは

・説明会以外で学校には来ましたか


・中学校でが頑張ったこと

・中学校で大変だったこと

・中学校で貢献したこと

・中学校の特色は

・中学で一番印象に残っていること

・得意な教科・不得意な教科

・委員会・部活動を通して学んだこと

・部活動で大変だったこと

・部活動で失敗したことと、その改善方法は

・行事などで自分が中心になってやったこと


・あなたは校則についてどう思うか

・校則があることで学校がどのようになりますか

・中学で校則は守ってきたか

・なぜ校則やルールがあると思うか

・全員が気持ちよく学生生活を送るにはどんなルールがあればいいか(2、3個)


・卒業後の進路

・将来の夢のために今やっていること

・高校に入って何の行事が楽しみか

・高校で頑張りたいこと

・5教科で将来につなげられる科目は


・長所と短所

・遠足のバスの移動時間が合計4時間でクラスの仲を深めるには

・行事でクラスがまとまらない時どうするか

・部活動に来ない人がいたらどうするか

・なぜ全日制の普通科を選びましたか

・気になっているニュース

・自己PRを1分で

・自己PR(2分間)

・最後に一言


だいたい上記の内容でした。つまり、過去(中学校時代)・現在(志望動機や高校で頑張りたいこと)・未来(卒業後の進路) + アルファ」です。


個別学習のセルモ町田校では毎年、宮谷代表が中心となって面接・作文対策を年に3回以上実施しております。加えて各教室で個人練習も実施しております。


大切にしていることは、生徒の考えを尊重し、強みを引き出し、それらを伝えられるようにすることです。

都立推薦入試の作文テーマ [教室長:松本]

先週の金曜日と土曜日に都立高校の推薦入試が実施されました。


ほとんどの生徒は金曜日だけでしたが、一部の生徒は土曜日に面接やスポーツ推薦に臨みました。二日間に渡って実施されたのは町田工科高等学校や松が谷高等学校などです。


町田工科高等学校は金曜日にタイピングや集団討論が行われ、松が谷高等学校は作文が実施されました。


帰ってきた受験生にご協力いただき、内容をまとめましたので、ご参考にしていただければ幸いです。詳細をメールで教えてくださった保護者様にも感謝いたします!

さて、松が谷高等学校のお題は吉野源三郎さんの小説「君たちはどう生きるのか」の抜粋をもとに「人類の問題の解決策を発見するために、どのような学びをしたいか」を文中の言葉を用いて記述するものでした。


作文には2種類あります。それは「感想文」と「意見文」です。正直、後者の意見文は小論文との区別が難しいと思います。ただし、一般的に表やデータなどの客観的なデータをもとに書くのが小論文ですので、今回の松が谷高等学校のお題はやはり作文になるのでしょう。慶応大学の環境情報学部や総合政策学部の小論文に似ている気もしますが、今後はこういったお題にも対策が必要かもしれません。

一方、山崎高等学校の作文は模範的な内容でした。

「中学校生活でがんばったことを自身の経験・体験をもとに具体的に挙げ、それを高校生活でどう活かしていくか、あなたの考えを五四〇字以上 六〇〇字以内で書きなさい。」


また、小川高等学校も「小川から大海へ」とはどのようなことだと考えるか、それをふまえて、高校生活をどのように過ごしていきたいか?でした。


上記の内容は面接練習で練習してきましたので、「書けた」という生徒が多かったです。このようなテーマがしっかり書けるかどうか、内容が充実しているかどうか、生徒の人物像を考察するには無難なテーマです。

しかし本音を言いますと、作文でその生徒を判断するには情報不足だと思います。生徒の「3年間の歩み」をたった600文字で判断することは不可能です。面接もだいたい10分前後です。


だからこそ調査書(内申点)の配点が何よりも大きいのです。面接や作文練習をしていた受験生を見てきた下級生の皆さんは、そのことをしっかり意識して残りの中学生活を送ってください。


合格発表は今週の金曜日です。

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