セルモの教室長BLOG

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#だから都立校 [教室長:松本]

本日、夜に東京都教育委員会のホームページで都立推薦入試倍率発表があると思います。


受験生の皆さんは緊張していると思いますが、私は次のように考えてきました。


10人中合格者が1人なら難しいけど、100人中の10人であれば合格できる。


皆さんの受験校の定員は10名以上あります。不合格でも分割前期入試があります。


昨年3.09倍(小川高校)を突破した生徒、2.92倍(狛江高校)を突破した生徒、1.63倍(山崎高校)突破した生徒、もちろん全員ではありませんが突破する可能性は十分あります。


不安なら各教室長に是非ご相談ください。



さて、表題の件ですが、受験を控えている下級生の生徒たちに紹介したいサイトが2つございます。


東京都教育委員会が運営するサイトで各都立高校の紹介があります。ユーチューブでは昨年学校説明会の様子が閲覧できる高校もございます。受験生も改めて見直せば、高校側が求めている人物像を再確認できます。


① #だから都立校

  ↑ クリックできます!


② #だから都立校(YouTube)

  ↑クリックできます

是非、参考にしてください。

【第6回】令和7年度入試 日帰り合宿勉強会レポート

冬期講習が終わりましたが、受験生は新年第1回目の日帰り合宿勉強会と受験対策が続きます。


累計6回目となり、13:30から町田駅前のぽっぽ町田で実施しました。会場では、スタバさんの採用面接会や、筆ペン講座など多様なイベントが開催されていました。※筆ペン講座の受講生の方が間違えて勉強会会場に入ってこられました(笑)

(勉強会開始前にお伝えしたこと)

「合格」の書類のイラスト

一部の私立高校で受験が進んでおり、すでに合格発表のあった学校もありました。


セルモでも先行して受験し、見事合格された生徒さんもいらっしゃいます。

合格した人のイラスト(男子学生)

これから受験する生徒さんは、学校で先に受験が終わった生徒さんの雰囲気やコミュニケーションの中で感じること様々あるかもしれませんが、周りは気にせず、自分の受験に向き合って全力で頑張って欲しいというお話をさせて頂きました。

合格した人のイラスト(女子学生)

受験が終わった生徒さんには、学校の先生からお話があると思いますが、まだまだ受験シーズンは続いていますので、自身は学年末テストや、高校進学に向けた勉強を進めていきましょう。セルモでも学年末テストが終了したら、高校進学準備講座を実施します。

大学のイラスト

高校に入学したらすぐに大学進学のための準備が始まりますので(説明会や面談がすぐにあります)、油断せず取り組んで下さい。セルモは昨年から高校部も始めておりますので、引き続きサポートご希望の場合はご相談下さい。別途高校部の説明会も実施いたします。


(理科の学習)

◯理科は、難易度が高い天体と宇宙分野を中心に説明と演習を実施しました。

太陽

太陽や月の動き、太陽系・銀河系の仕組みを細かく知る必要があります。

土星

ちなみに、昨年度の都立高校の理科の問題でも、大問3がまさにこの天体観測の問題で、透明半球上の太陽の動きや昼・夜の長さについて回答する必要がありました。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/files/release20240221_09/rika_mondai.pdf


昨日かなり時間を掛けて仕組みを解説しましたが、この単元は実際に演習問題を繰り返し実施しないと、なかなか理解が深まりません。解説を聞いて満足していては駄目です。


理科問題集の天体分野の演習はしっかり行っておきましょう。出題確率がとても高い単元となります。


ご家庭でも、昨年の都立の問題で出題されたことをお話頂き、今日日曜日はこの分野の学習に沢山時間を割いて頂くようお願いします。

一度解説を聞いただけでは分からない場合も多いので、参加者にライセンスを提供しているe-boardの動画解説ももう一度チェックしておくと良いでしょう。


(社会の学習)

◯社会は歴史の鎌倉時代を学習しました。

元服式する武士のイラスト

歴史では鎌倉・室町・戦国(安土桃山)・江戸時代初期から高頻度に出題されます。いわゆる武士社会が成立した時代となりますが、この鎌倉から江戸初期の約400年間は重点的に学習しましょう。※最近は江戸中期以降もよく出題されるので、江戸時代の約300年間も注目しておく必要があります。

鎧兜を着た武士のイラスト


昨日は鎌倉幕府・南北朝まで説明するのが精一杯でしたが、時間が掛かったのは、この分野はかなり細かいところまでその内容を把握しておく必要があるからです。


例えば、昨年度の社会大問1の問2では、

「戦国大名が,領国を支配することを目的に定めたもので,家臣が,勝手に他国から嫁や婿を取ることや他国へ娘を嫁に出すこと,国内に城を築くことなどを禁止した。」

この決まりについての名称を答える問題があります。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/files/release20240221_09/syakai_2.pdf


選択肢に「御成敗式目」「大宝律令」「武家諸法度」「分国法」の4つがありますが、


御成敗式目:鎌倉時代に制定された御家人の権利や義務・武士の習慣

大宝律令:飛鳥時代末期から、奈良時代中期に掛けて制定された律令国家の仕組み

武家諸法度:江戸時代に制定され武士の心得、築城や大名どおしの結婚ルールなど

分国法:室町時代から戦国時代に掛けて制定された戦国大名が領国(分国)を統治するためのルール


と、それぞれ何時代のどんな法律やルールであるかを把握しておく必要があります。細かい中身は別としても、時代を把握しておけば問題に「戦国大名が」と記載があるので、戦国時代であれば「分国法」を選択することが出来ます。


この4つの法律の中で最も知名度が低い分国法を仮に覚えてなくても、御成敗式目や大宝律令など頻出の法律の時代を覚えていれば消去法で解答出来ます。

テスト・受験のイラスト「試験中の女子学生」

なお、理科と社会の一問一答問題集ですが、現時点で半分以上終わっていない生徒さんがいらっしゃいます。流石に今の時期でその状況はまずいので、生徒さんには本日19日(日)中に終わらせるようにお話をしました。拡大問ごとに解いて、間違えた問題はノートに解き直しましょう。


(過去問演習・解説)

◯過去問演習では、令和5年度と4年度の都立英語大問3を演習・解説しました。


昨年も1度実施しましたが、日本人の同級生3-4人と海外からの留学生1人の会話文となり、設問は7問あります。


設問のうち、設問1から5は棒線部の前後に答えそのものが書いている場合が多く、それほど難易度は高くありません。

テスト・受験のイラスト「試験中の男子学生」

設問6,7は長文全体から2箇所内容を抜粋する必要がありますが、設問1から5が解けていれば、それらと関連する解答が多く、こちらもそれほど難易度は高いとはいえません。


7問で28点ありますので、全体においても配点が高く確実に解いておく必要があります。


結果として、28点満点や24点を取れた生徒さんが多数いた一方、10点以下の生徒さんもいて、その差が目立ちました。

テストを見て喜ぶ生徒のイラスト(男子学生)

一概には言えませんが、獲得出来た生徒さんと、そうでない生徒さんを比較すると、教室での長文問題演習や配布した長文問題集をやりこなしている数と比例した点数だったかなと思います。

テストを見て落ち込む生徒のイラスト(女子学生)

やはり長文問題は数をこなして、問題の指図内容に該当する文章を短時間で探し読解出来るようにしていく必要があります。また、英単語や熟語の意味も把握しておく必要があるので、それまでの単語や熟語学習の量に成果が比例するところもあります。


授業の最後に、この大問3が解けていない生徒さんには、年末年始どういったことをしていたのか質問をしました。


「勉強に取り組めていない。」という回答、そしてその間は「動画やゲームをしていた。」という回答が多かったです。

ゲームに熱中している男の子のイラスト

点数が取れていない生徒さんのご家庭では、今一度ゲームや動画・SNSの利用についてお話を下さい。場合により端末を回収し、動画解説など必要な場面だけ利用するようにお願いします。


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東京都校長会志望校予定調査 [教室長:松本]

東京都が実施しております都立高校を第一志望とする生徒の倍率調査(校長会調査)の結果です。


今年の受験生は昨年に比べて77856人(-252人)とほぼ変わりません。一方、都立高校の志望者は5%減っております。


本調査結果は実際の倍率ではなく、あくまでもアンケート結果です。


推薦入試で合格された生徒は実際には分割前期入試を受けません。


では、実際の倍率はどうなるのかと問われますと、だいたい「高くなる」とことが予想されます。


(今年の校長会調査結果)

※近隣高校のみ


町田高校  1.09倍

狛江高校  1.74倍

成瀬高校  1.19倍

松が谷高校 1.49倍

小川高校  1.01倍

片倉高校  1.15倍

山崎高校  0.62倍

府中東高校 1.21倍

永山高校  0.86倍

野津田高校 0.71倍

工芸高校  1.46倍

町田総合  0.89倍

若葉総合  0.92倍

町田工科  0.89倍


では、昨年の校長会調査結果と最終倍率をご覧ください。


(昨年の校長会調査→最終倍率 アップ率)


町田高校  1.33倍→1.42倍 ×1.06

狛江高校  1.45倍→1.61倍 ×1.11

成瀬高校  0.98倍→1.13倍 ×1.15

松が谷高校 1.51倍→1.36倍 ×0.90

小川高校  1.09倍→1.24倍 ×1.13

片倉高校  1.20倍→1.22倍 ×1.01

山崎高校  0.91倍→1.12倍 ×1.23

府中東高校 1.38倍→1.50倍 ×1.08

永山高校  1.01倍→1.28倍 ×1.26

野津田高校 0.66倍→0.61倍 ×0.92

工芸高校  1.29倍→1.44倍 ×1.11

町田総合  0.92倍→1.03倍 ×1.11

若葉総合  1.08倍→1.25倍 ×1.15

町田工科  0.85倍→1.05倍 ×1.23


このように、最終倍率はほとんどの場合跳ね上がります。

したがって、安心はできません。


要因として、調査の時点から志望校が変わった、応募状況を見て志願変更したなどが考えられます。


単純に昨年のアップ率をもとに今年の倍率予想を出しますと以下のようになります。


町田高校  1.15倍

狛江高校  1.93倍

成瀬高校  1.36倍

松が谷高校 1.34倍

小川高校  1.14倍

片倉高校  1.16倍

山崎高校  0.76倍

府中東高校 1.30倍

永山高校  1.08倍

野津田高校 0.65倍

工芸高校  1.62倍

町田総合  0.98倍

若葉総合  1.05倍

町田工科  1.09倍


例年の傾向を鑑みますと、分割前期入試で1.00倍を切る高校はほぼないでしょう。


さて、今私立高校入試が本番を迎えています。

最後の一人が合格するまで、油断できません。


阪神・淡路大震災から30年経過 [代表:宮谷]

本日1月17日は、1995年の阪神・淡路大震災から30年です。


NHKでも特集を組んでいます。

大阪出身の私は当時大学1年生で、この大震災は大阪の実家で直撃を喰らいました。


地震が発生したのが5時46分なのでまだ寝ていたわけですが、地震のP波(第一の波)で目が覚めました。寝ぼけていましたが、「あれ?何か変だな…。」と感じていると、その後強烈な揺れが発生しました。

地震のイラスト「揺れる街」

S波(第二の波)があまりにも強烈で、しばらく呆然としたものです。書棚が倒れ、本やCDが全部床に落ちました。


二段ベッドの下段に寝ていたので、上に何か落ちてくるということはありませんでした。


すぐに、家族揃って家から外に出るものの、停電して外は真っ暗でした。

懐中電灯を持つ人のイラスト(男性・暗闇)

家自体は鉄骨作りだったことと、私が住んでいた地域は川に挟まれた地域で、不思議と被災にあった家は無く近所の人も無事でした。

大学は恐らく休校になったと思いますが(このあたりは記憶が曖昧)、大学の友達と連絡を取ると「◯◯が行方不明で連絡が取れない。」というような話も出ました(後日避難所にいたことが分かる。)。

避難所生活のイラスト(困った顔)

電気が復旧してテレビに映し出されるのは、一面焼け野原の神戸の街や、三宮駅前の大きなビルが倒れている映像でした。


神戸に行けたのはその後数カ月後でしたが、電車の線路沿いの焼け野原を見て現実だったんだなと改めて思ったものです。

特集】阪神・淡路大震災

出所:神戸新聞

被害データが掲載されていたので改めて見てみると、ものすごい災害だったことが分かります。


●人的被害  

死者:6,434名

行方不明者:3名  

●負傷者

重傷:10,683名  

軽傷:33,109名  

●住家被害  

全壊:104,906棟

半壊:144,274棟

一部破壊:390,506棟  

●非住家被害  

公共建物:1,579棟  

その他建物:40,917棟  

文教施設:1,875ヶ所  

●インフラ被害  

道路:7,245ヶ所  

橋梁:330ヶ所  

河川:774ヶ所  

がけ崩れ:347ヶ所  

ブロック塀等:2,468ヶ所  

●ライフライン被害

水道断水:約130万戸  

ガス供給停止:約86万戸  

停電:約260万戸  

電話不通:30万回線超 


今の小中学生は、阪神・淡路大震災や東日本大震災は経験していない(中学3年生も東日本大震災は覚えていない)ので、2つの大震災を経験した私から「それぞれ凄かったんだよ。」と話をしても、「へー」という感じで実感はありません。


ただ、大きな災害というのはいつ発生するか分からないので、常に家族での連絡先ははっきりしておきたいところです。


親の会社名や職場を知らない子供も多いですし、電話番号も覚えていないのがほとんどです。

迷子の男の子のイラスト

財布にメモを入れておくとか、スマホの番号登録のメモ欄に書いておいても良いでしょう。


教室では今週消化器の入れ替えを行います。消化器の寿命はだいたい10年なのですが、常日頃から消化器の寿命は意識することないので、知らぬ間に切れていることも多いです。

燃えるストーブを消化する人のイラスト(事故)

切れてすぐに使えなくなることはありませんが、あまりにも古いと動作不良するかもしれませんからね。

近現代史の質問をしてください [教室長:松本]

昨夜、とある生徒から依頼を受けました。


「先生、飛鳥から江戸はある程度わかってきたので近現代史の質問をしてください。」


確かに都立入試問題の社会の大問4の前半(飛鳥・奈良・平安・鎌倉・室町・江戸)はある程度仕上がってきた印象です。


それに対して、大問4の後半の近現代史が曖昧な生徒はまだ多いです。


明治であれば出題傾向が高いのが北九州の八幡製鉄所(1901年)、群馬県の富岡製糸場(1872年)、そして渋沢栄一の大阪紡績会社(1882年)です。令和5年度でこの並べ替え問題が出題されております。


八幡製鉄所がなぜ北九州にあるのか、それは鉄鉱石が中国大陸から輸入されたからです。また1901年は日露戦争の直前であり、軽工業から重工業への転換期でもありました。


歴史を学ぶ時は「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」の5W1Hを大切にしてください。これは社会に出てからも同じく大切なことです。


その他にも


1902年 日英同盟

1904年 日露戦争

1910年 韓国併合

1911年 辛亥革命 孫文 三民主義

1912年 中華民国建国

1914年 サラエボ事件

1919年 パリ講和会議 ベルサイユ条約

1920年 国際連盟

1923年 関東大震災

1925年 普通選挙法 治安維持法

1929年 世界恐慌

1931年 満州事変

1932年 五・一五事件

1933年 国際連盟脱退

1936年 二・二六事件

1937年 日中戦争

1938年 国家総動員法

1945年 終戦 GHQ

1947年 日本国憲法施行

1950年 朝鮮戦争

1951年 サンフランシスコ平和条約

1956年 日ソ共同宣言

1960年 ベトナム戦争(開始年は諸説あり)

1965年 日韓基本条約

1970年 大阪万博

1972年 日中共同声明 沖縄返還

1973年 石油危機

1980年台バブル経済

1991年 ソビエト連邦の崩壊


など、おさえておきたい年号があります。太字は都立入試問題で出題傾向の高いものです。


教室で一緒に学んできた生徒であれば、相当詳しい生徒もいると思います。生徒同士で質問し合っている姿もたびたび見てきました。それもまた良い学習です。


覚えることにきりがないと言えばきりがないのですが、投げ出さずに最後まで自分のベストを尽くした先に「合格」という二文字が待っております。応援しております。

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