成長[教室長:松本] ご無沙汰しております。 昨夜、今年卒業された生徒さんとご家族がご挨拶にいらしてくださいました。 一番上のお兄さんは3年前に卒業し、今年就職されました。スーツを着て、髪型もびしっとしており、「立派になったなあ」と思い、本当に感無量でした。 中学生の頃の面影も残っており、彼が今月から働くのかと思うと、ちょっと信じられない気持ちです。高校の推薦入試前夜に「面接官から決して目を逸らさず、お辞儀はまっすぐ」などと話していたことがつい昨日のことのようです。 そして二番目の妹さん、中2の初めから塾に預けていただき今年から高校生です。 すでに高校のジャージを着ておりました。 当時、少し反抗期もあったのかもしれませんが、優しく思いやりのある生徒さんで、感性が鋭く、頭のいい子だなあと思っていました。彼女も推薦入試で合格しました。 三番目の妹さんはこれからが楽しみですね。学習に困りましたらお待ちしております。 そしてお母様。お母様が立派でした。お父様にはお会いしたことがありませんが、素敵な方なのだと思います。 どんな逆境においても子供たちを見守り、遊ばせ、学ばせる。何よりも子供たちを信じていたのだと思います。 「確信」はなくても、子を信じ抜くことでぼやけた明日を「確信」に変えていく。 その証拠がお子様の成長なのだと思います。その成長過程にほんの少しでも寄り添うことができたことが私の喜びです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.04.06 春期講習折返し、辛抱強く取り組む大切さ。 [代表:宮谷] 春期講習も折り返しを過ぎました。 来週8日(土)で終了です。 春休み前半猛烈に頑張った生徒さんは、確実に成果が出ています。 長文になりますが、お読み下さい。 鶴川教室の新中学3年生の生徒さんは、数学を苦手にしていた生徒さんが大変多く(入塾時、皆さんの定期テストは30点満たずの方がたくさんいました。)、人数にして10名以上いらっしゃったのですが、この春休みで中学3年生の基礎計算(つまり学校の授業より先取り学習)に入れた生徒さんが複数出てきました。 残すは、あと3名の生徒さんです。こちらも二人の生徒さんは、何とか春休み終了までに3年生の基礎計算には到達できそう。もう一人は、正直なところ学習時間が足りていません。他の生徒さんの学習時間の半分程度なので、ここをどうするかは大きな課題です。 なぜそのようになったのか? 特に、20点満たずでご入塾された生徒さんの多くが、実は小学校の分数や小数の計算が出来ない状況でありました。中学校に入ってからは、数学はほとんど分からないので、「学校の授業は辛い時間であった。」と多くの生徒さんが言っています。 詳しく聞くと、「グラウンドで走っていた生徒を見ていた。」「心を無にして、時間を過ぎ去るのを待っていた。」ということを言います。「そのことはお母さんやお父さんには伝えて、相談していたの?」と聞くと、「言っていない。」と言います。 当教室に相談・体験に来られると、プレテストで基礎計算のチェックをします。その結果やプロセスを保護者さんにも必ず見てもらいますが、「まさかそこまで苦手にしているとは。」と皆さん驚かれてます。生徒さんが問題を解いている場面を直接見ることは、意外と少ないからです。ただ、現実的には、それが実態です。 保護者さんの多くが、「ようやく彼・彼女の課題が分かりました。申し訳ないことをした。もう少し早く対処してあげていればよかった。」とおっしゃいます。 その後、ご縁があり当教室にご入塾されましたが、解決策としては分数や小数の計算が出来ないことには、中学校の数学が出来うるはずも無く、復習するしかありません。 保護者さんにもご理解頂き、時間を頂戴しました。途中、「うちの子は、まだ追いつかないのでしょうか?」とご質問頂くケースもありましたが、苦手期間が数年に渡る状況だと、それを解決するのは1ヶ月、2ヶ月というわけには行きません。4、5年分の苦手は、最低でもその解決には半年は掛かります。中には1年以上掛かる生徒さんもいます。 と言いつつも、途中で定期テストもあるので、そちらも勉強しなければいけない。よって、解決までの時間はより掛かることになります。生徒さんのモチベーションも上げないといけないので、定期テストでは平均点は無理にしても、勉強時間を掛ければ0点が20点に、10点が30点に、20点が40点になることも示さなければなりません。 よって、基礎計算の復習は一旦中断し、定期テスト範囲も全ては無理としても、一部その範囲の簡単なところを中心に取組んだりもしました。その過程で、入塾前は0点や10点以下だった生徒さんが、40から60点は数学で得点出来るようになりました。それはそれで凄い成果だと思います。 なんせ、10点の生徒さんが40点ということは4倍の点数ですからね。0点の生徒さんが60点になった場面もありましたが、その時の生徒さんの一言は忘れられません。「中学校に入り、一番良い点数が取れました。数学の先生から配られる解答用紙を貰って、初めて嬉しい気持ちになりました。」とのことでした。 3学期学年末テストが終わり、多くの生徒さんに「3年生の始業式前までに基礎計算の復習に終止符」を打つべく、この春休み前・春休み中と集中して何コマも取組んでもらいました。 どうしても対応が難しい、上級レベルの問題は一部省略した生徒さんもいましたが、基礎計算は皆さん本当に辛抱強く取組んでくれました。皆さん口を揃えて言っているのが、「もっと早く取組んでおけば良かった。」ということです。 一番嬉しいのは、表情が変わってきたことです。また、着座姿勢もよくなった生徒さんが多いです。うつむき加減で勉強していたのが、背筋が伸びてきました。やはり自信が無いと、人間そうなってしまうものです。 ただ、まだ油断は禁物です。実際に3年生1学期数学の定期テストは平均点も高いのが毎年の傾向です。ライバルに勝つ得点を取るためには、今まで以上に正しい知識・正しい解き方・豊富な演習量で対抗していく必要があります。 引き続き、各ご家庭でもご支援のほどよろしくお願いいたします。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.04.03 新年度・新学年スタート! [代表:宮谷] 4月1日、新年度・新学年が始まりました。入学式もまもなくですね。 今日は素晴らしい天気で外に出ると、晴れやかな気分でした。 教室のほうは春期講習途中ですので、本日4月1日(土)も3月と変わらず授業を実施させて頂きます。 さて、新年度・新学年という意味では受験生は志望校のことを本格的に考えていく必要があります。 昨日も教室で何名かの生徒さんとお話しました。 とある女子生徒さんとの会話です。 「◯◯高校の受験は、色々考えて辞めることにしました。△△高校と□□高校を春休み中に見学して、生徒の様子を見てみたいと思っています。」 「春休みだから、学校には生徒さんほとんどいないのではないかな?それとセキュリティの関係で、事前連絡しないと学校に入れないと思うよ?」 「そうか!春休みだった(笑)。しくった〜。」 「まあ、でもとりあえず学校の周辺を見るだけでも、学校の設備や家からどの位時間が掛かって、実際に通学出来るか分かるから見に行くのは良いのではないかな?町田は坂が多いから、近く思えても結構大変な通学も多いよ。」 「とりあえず、自転車で行ってみます〜。」 これもとある女子生徒さんとの会話。 「お母さんと志望校について昨日話しました。でもまだ良くわからなくて、話は進みませんでした。」 「◯◯さんは、確か将来は保育士さんをやりたいのだったよね?」 「そうです。子供が好きです。」 「そうであれば、子供の発達や成長、心理学などを学べる町田総合高校はどうかな?保育士の資格が取れる学校への進学実績も多い。ただ、学力的には今よりポジションUPしないとダメだと思うよ。」 「どれくらい上げなければ行けないのですか?」 「定期テストの5科目で◯◯◯点には到達しないといけない。」 「ひぇ・・。とりあえず頑張ります!」 という感じで、まだまだ具体性には掛けますが、「考えなければいけない。」という意識は芽生えてきたようです。 ちなみに東京都と神奈川県では生徒さんの意識付けも時期的なズレがあり、神奈川県は中学2年生から内申点が付くので、多くの生徒さんは2年生のうちに志望校のターゲットを絞っており、理由付けもある程度持っています。 東京都は3年生の2学期で内申点が決まるので、神奈川県の生徒さんと比べると、このあたりの動機付けがどうしても遅れます。 私立高校を受験する場合は、東京・神奈川とエリアは関係無いので、早めの動機付けが必要になってきます。 いずれにせよ、動機付けに向けてのアクションも開始していきます。 セルモでは4月末に、「自己PR説明会」を実施予定です。3年生の秋に学校に提出する「自己PRカード」の作成に向けて、考えなければいけないこと、整理しなければいけないこと、を生徒さんや保護者さんにお話していきます。 今年度は3教室で受験生がかなり多い状況なので、例年以上にしっかりサポートしていきたいと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.04.01 国語のベーシックな勉強法 [代表:宮谷] 国語の勉強法について 普段学習塾では数学や英語の授業がメインで、国語まで手が回らない生徒さん(数学や英語の遅れを取り戻したり、課題を解決するので精一杯などの理由)も多いかと思います。 実は、国語は5科目の中でも一番点数が取りやすい科目(実際に都立受験でも、国語の平均点は他の科目より10点以上高いです。)なのですが、ではどのように国語は自分で勉強すれば良いのでしょうか? ポイントを列記します。 ①教科書の熟読 他の科目同様ですが、まずは教科書をしっかり読み込みたいところです。 国語の多くの単元では、本文の後に「学習のポイント」が記載されています。まずはそちらから読みましょう。 この本文のどこを意識して読めば良いか、詳細に書かれています。 次に本文を読みますが、横に国語辞典を置いて読むことをお勧めします。 本文を読んでもよく理解出来ない生徒さんの多くが、「言葉の意味(語彙)」が理解出来ていないことが多いです。 わからない言葉は、国語辞典で調べながら読み進めると良いでしょう。 本文も1回で内容を理解しきるのは難しいので、2〜3回は繰り返し読みましょう。 ②問題集は「教科書対応の問題集を解けばOK!」 さて、次に問題ですが、学校の国語ワークがある場合は、まずはそれを解いて下さい。 ワークの配布をしない先生もいます。その場合は、セルモ教室でも販売しているiワークなどの問題集を解きましょう。 問題集本体や、附属の定期テスト対策用問題が終わった場合は、別の種類の教科書対応の問題集を解くことを進めます。 各セルモ教室に置いているので、自習などで解いてみて下さい。 なぜ教科書対応の問題集をお勧めするかというと、学校の先生も一から問題を作っているわけではなく、多くの先生が教科書会社や教材会社の「問題作成システム」を活用し問題を作成されています。 ということは、同じような問題が出題される可能性が高いということですね。 ③問題集を解くときのコツ これはテストでも同じですが、先に問題を確認し、どのような問題が出題されているか確認してから本文を読んで下さい。問題を確認しておけば、本文もその内容を意識して読み解くことが出来るはずです。 ただし、解きっぱなしはNGです。間違えた問題は、解答の解説を見てチェックして下さい。解き直しも当然必要ですね。 ④漢字は確実にGET! 漢字は定期テストでも受験でも、概ね15〜20点の配点があります。覚えてさえいれば得点出来るわけですから、学習の優先度は高いです。 テスト指定範囲の漢字をきちんと暗記する時間を取って下さい。 テスト範囲表が配布されないと、漢字のテスト範囲が分からない・・と言い訳する生徒さんも多いですが、分からない場合は学校の先生に「どのあたりまでやっておけば良いか。」と予め確認すれば、多くの先生は大まかな範囲を教えてくれるはずです。 このように国語の勉強法はそれほど難しくありません。時間さえ割けば点数が取れる(あくまでも中学生レベルの国語はという意味です。)科目です。一度皆さん試してみて下さい。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.03.31 春期講習皆頑張っています!! [代表:宮谷] 3月18日から開始された春期講習もあっという間に、3月30日となりました。 毎日のように来てくれている生徒さんが多いのですが、皆さん大きくジャンプアップしています。セルモは通常授業も組み合わせて、その生徒さんの課題を解消していきますが・・、 特に、新中学3年生の皆さんは、受験という現実がありますので、皆さん超真剣です。 新学年の1学期の数学と英語の先取りを終えようとしている中学3年生の生徒さん。 春期講習前は中学1年生の基礎計算をやっていたけど、この2週間全速力で頑張って中学3年生の基礎計算に到達した生徒さん(あくまでも計算だけですが)。 一方で、小学校低学年の生徒さんたちも同じように頑張っています。 苦手な算数を4ヶ月前の入塾時は2年生から復習し、3年生の半分程度まで全単元復習してきた小学3年生の生徒さん。 3年生の算数の1学期分をこの春で終えようとしている小学校2年生の生徒さん。 一人ひとりテーマが異なるので、ここに書ききれませんが、皆真剣なのが素晴らしいです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.03.30 NEXT BACK