9月最終週です。
天気の良い爽やかな月曜日です。
気持ちよく1週間過ごしていきましょう。今週末は十五夜お月さんですよ。
さて、9月はセルモ各教室では小学生の方のお問い合わせが多かったです。本来であれば定期テストがあるので、中学生のお問い合わせが多くあるべきなのですが、小学生が多いです。中学生もお待ちしています(笑)。まあ中学生は中間テストの結果が帰ってきたらかなと思います。
小学2年生から6年生まで学年はバラバラですが、保護者さんとお話をしていると共通の話題があります。新学年が約半年経過して、少し心配になってきたのお声。
多いのが「何となく、うちの子は勉強を理解出来ていないような気がする。」という保護者様のコメントです。
共通点をあげると・・・、
①学校の先生から指摘されるわけではない。
②小テストはそれほどわるい点数ではない(80点前後)。
③しかし、子供と会話していると要点を得ていないことがある。
④教科書を見てみると、親でも難しく感じることがある。
こういった感じでしょうか。
その「何となく」な不安は現実のものになるケースがほとんどです。
上記の番号別に詳しく解説していくと、
①最近の傾向として、お子さんの学習状況について詳しくフィードバックしてくる先生方はほとんどいらっしゃらないと思います(こちらから聞けば教えてくれると思いますが)。理由はここでは避けますが、危機的に学習が遅れていても「元気にクラスで過ごしています。勉強はもう少し頑張りましょう。」位のコメントで終わるケースも多いです。
つまり、お子さんの学習状況は保護者さん自身がチェックし、判断していくしか無いのです。中学校だと定期テストや5段階評価である程度判断することが出来ますが、小学校は3段階評価だけですし、小テストにも罠があります(後述)。
2,3年近く学習が遅れている生徒さんでも、3段階評価の真ん中がついたり、クラス分けで上位クラスに入っているケースがあるなど、なかなか混沌とした状況があります。
②多くの先生が利用されているカラーテスト(写真のようなもの)は、言い方が少し悪いですが「誰でも解ける問題」で構成されています。良いように言うと、「多くの生徒に自信を付けさせるもの。」です。
存在意義は否定しませんが、このカラーテストの意味を理解しておく必要があります。
カラーテストは、最低限の理解をチェックするものと捉えて下さい。つまり逆に言うと、カラーテストで70〜80点の生徒さんは、教科書全体の内容は5,6割しか理解出来ていないケースもあるということです。要はカラーテストでお子さんの実力を判断してしまっては駄目だということになります。
カラーテストだけで判断していると、中学校に入り学習に対応出来なくなります。これは中学生のお子さんをお持ちのご家庭の多くが経験していることになりますが、まだ小学生が最年長のご家庭だと、なかなか気づかないことです。学校の先生がどのレベルのテストをしているかなんて、普通は考えませんからね。
③要点を得ていない会話をするのは、小学校の授業ではそこまで広く・深く各単元を指導していないからです。