仮内申点、受験問題を解く。 [代表:宮谷] 11月もあっという間に終わりました。 今日から12月が始まります。きっと12月もあっという間に終わるでしょう。1日1日を大切に過ごしていきたいですね。 受験生は仮内申が出て(一部出ていない学校もありますが)、志望校受験の実現度を見積もります。受験生の保護者様は教室からフォームを送っているので、なるべく早めに送信をお願いします。 なお、「仮内申通知書」というものが生徒さんに配られているはずですが、学校によって口頭の場合もあります。口頭の場合は、生徒さんが「何の数値」を担任の先生から聞いたのか理解していない場合があります。良くわからない場合は、担任の先生に必ず確認を取って下さい。 また、都立を受験させる生徒さんで、換算内申の計算方法を理解していない生徒さんや、保護者さんも計算の仕方がわからないとのご質問を頂きました。 計算はとても簡単で、 数英国理社の合計+実技科目の合計×2という計算式になります。65点満点となりますので、改めて確認をお願いします。左記の計算式が分からない方は、教室に通知書を持ってきて下さい。 さて、勉強面の進捗ですが、数学では三平方の定理など、受験に欠かせない3年生の要素を学習した後に、受験レベルの問題に入ります。 英語も、リスニングトレーニングを開始(リスニング試験のある学校の生徒さんのみです。)し、文法では後置修飾・間接疑問文・仮定法などの学習を終えると、受験頻出の連語(熟語)や文法表現を学びます。 今日もとある3年生の生徒さんが、3年生の英文法を終え、1年生の文法知識を使った受験頻出表現に臨みましたが、残念ながらあまりにも分からず苦渋の表現でした。 例えば、1年生ではWhat time is it?と、「itの特別用法」と言われる文法を学びますが、このitを使う表現には時刻を尋ねるWhat time is it?の他に、How long is it?や、How far is it from?など、掛かる時間や距離などを尋ねる表現があります。1年生の学習時点では、「他にこんな表現もあるよ。」で学習が終わっていた内容なので、覚えている生徒も少ないです。 しかし、受験的には「学習した内容」となるので、比較的良く出題される表現です。ということで、覚えていくしかありません(笑)。一度覚えれば難しい表現では無いので、使いこなせるようにしていきましょう。 数学や英語だけでなく、社会もグラフや表などを用いた問題が多く、受験レベルの問題に慣れていく必要があります。大昔のように語句さえ覚えれば何とかなるという状況ではなく、思考力や経験を問われる問題になっています。 つまり理想的な状況で言うと、基本的な学習は各学年でしっかり終えて、3年生のこの時期は受験レベル問題に集中したいところです。 ただ、やはり最近は基礎学習範囲が広いこともあり、その学年ごとに学習を終えている人は少なくなっています。つまり受験期の勉強時間は、基礎学習の復習+受験問題の学習と多くの時間を割かなければなりません。勉強体力が無いと学習は進みませんので、「3年生になったら頑張る。」と言っても集中力が持ちません。早めに勉強体力を身につけていきましょう。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.12.01 受験の二極化、頑張る生徒の集中を乱す人。 [代表:宮谷] いま高校受験では、極端な二極化が進んでいます。 ・高校生活は社会人になる大事なステップだから、中学校でしっかり勉強して目的を持って受験する。 ・子供が勉強したくないというなら、そういった生徒でも入れてくれる高校に入学すれば良い。そこから先は子ども自身が考えて行動して欲しい。 後者のご家庭やお子さんが最近増えており、考え方は色々ですが、後者の生徒さんが前者に生徒さんに良くない影響を与える話を良く聞きます。 それは、前者で頑張っている生徒さんに「何でそんなに勉強するの?」「勉強ばかりしていないで◯◯(休日に遊びに行く、SNSする、ゲームする。)しようよ。」と、集中して勉強する生徒さんの集中を乱す行為をしてくることです。 高校受験に向けて頑張っている生徒達からすると、「邪魔しないで。」ということなのですが、そういった行為をしてくる子供たちも悪気なくやっているので、なぜそれが迷惑行為になっているのかが理解出来ません。ご家庭でも放置プレイですから、なかなか改善することが無いと言います。 昨日もそのような保護者様からの相談を受けましたが、そのことについて生徒さんに聞いてみると「分かっているから、そういった子とは距離を置いている。」とのことでした。分かっている生徒さんで良かったです。 一所懸命勉強することは、三つのメリットがあると考えます。 まず、様々な知識が身につくことで将来自分のやりたい仕事が見つかった時に良い影響を与えるということです。仕事をしていると、いつ何時、どのような知識が必要になってくるか、若いうちは分かりませんが、年齢を重ねると「昔、勉強しておいて良かったな。」と思うことが多いです。 数学の方程式などは研究職や開発職でない限りはあまり使いませんが、国語や社会などは特にもっと頑張っておけば良かったなと私は感じます。 もうひとつは、頭の回転が良くなるということです。問題を考え解く、つまり脳トレなわけですが、脳トレをすることで思考力が身に付き、様々な事象を深く考えられるようになります。数学の学習は、特にこの要素が大きいでしょう。ステップを踏んで丁寧に解いていく問題などは、まさに思考力に繋がっているなと感じます。 最後のひとつは、忍耐力が身につくということです。勉強体力が身に付き、目標を突破する力を身につけることで、将来仕事で大変な場面や辛い場面があった時も乗り越えられるでしょう。 もちろん集中を乱す行為をしてくる生徒さんの将来がうまくいくこともあるでしょうし、一所懸命受験に取り組んだ生徒さんの人生がうまくいかない場合もあるかもしれませんが、それは確率論の話なので、もし邪魔をしてくる友達がいれば、きちんと話をし、一定の距離を取って自分の頑張るべきことに集中して頂ければと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.11.30 師走期間・仮内申・英単語 [代表:宮谷] 師走期間に入り、教室の運営・会計・来年の準備と、本当に逃げ出したくなるほど(笑)の業務があります。保護者の皆さんも目の回る忙しさだと思いますが、とにかく健康には留意されて下さい。 私はすでに年末恒例のヘルペスが出てしまい、皮膚科のお世話になりました。先週日曜日には治りましたが、毎年11月後半に必ず出現しますね。成人の半数以上が罹患しているヘルペスですが、根治する手段が未だに無いことに驚きます。誰か開発してくれないかな・・(笑)。 さて、中学3年生は仮内申が出ました。 本日Googleフォームをお送りいたしますので、そちらからご報告下さい。すでにメールでお知らせ頂いた保護者様もいらしゃるのですが、報告内容が保護者様により異なり、どの数値を指しているのか明確に分からないものもありましたので、フォーマットで統一させて頂きます。ご面倒をお掛けましますが、よろしくお願いいたします。ご報告内容を元に、分析帳票を作成します。 仮内申を元に、学力検査で必要な点数を導き出します。すでに合宿勉強会で数学と理科の大問1を解いてもらい、受験問題のレベル感を現実的に感じた生徒さんも多いと思います。 受験は倍率というものが存在するので、無謀な冒険は避けるべきです。学校での三者面談は、残念ながら”感覚的なお話”が多い(先生によっては資料を作成されて、合格可能性を説明してくれる先生もいます。)ので、きちんと数字を見て判断していくようにしましょう。もちろんこれからの努力で実力・学力を積み上げ出来ますが、積み上げするのは自分だけではないと理解しておくことが必要です。 ライバルを追い抜くには、ライバルの2倍・3倍の努力をしていく必要があります。昨日も学校から帰って4時間寝続けて、その後塾に来たと堂々とお話されていた受験生がいました。嬉しそうに話をしている場合ではありません(苦笑)。ライバルはその間に努力を積み上げています。睡眠はもちろん大事ですが、何事もバランスが重要です。 話は変わり、英語の学習対策の話です。 10月・11月で多くの中学1年生の生徒さんにご入塾頂きましたが、英語の課題として文法の理解・単語の習得の2つが挙げられます。 文法が理解出来ていない場合は、そちらの習得が優先となるので、単語はどうしてもご自身で時間を確保してトレーニングして貰う必要があります。 小学生英単語だけでも、中学校の強化書冒頭で300語の復習があります。まずは、こちらのスペル・意味を暗記して行なって下さい。 数字や曜日・色・国名・・などの名詞、基本的な動作を表す動詞など、覚えていないと英作文が完成しない基礎単語は沢山あります。 昨日とある男子中学1年生君が、「先生、おれ毎日5個ずつ単語の勉強を始めたよ。」と教えてくれました。とても偉いと思います。 ただし、1日5個では1年生の残り期間で1年生の基礎単語を習得するのは間に合わないので、できれば10個にしていこうと伝えました。 まだ着手出来ていない生徒さんも、食事前の時間や朝30分早起きして取り組むなど、各ご家庭ごとに時間を確保されて下さい。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.11.29 【受験対策】第2回 受験生日帰り合宿勉強会レポート 参加者保護者各位 いつもお世話になっております。 先週に引き続き、本日25日(土)は第二回の日帰り合宿勉強会の実施となりました。 明日26日(日)はESAT-Jの試験本番となり、いよいよ受験シーズンも本格化した印象があります。 空気も乾燥してきましたので、体調管理に留意しながら充実した受験シーズンを過ごして下さい。 (集合) ・残念ながら先週に引き続き、3名の生徒さんが集合時刻に遅れました。 保護者様からは時間に気をつけるようご指示頂いたようですが、生徒さんとお話した限りでは、移動時間の見積もりや遅刻することによる他の生徒さんへの影響が理解出来ていない様子がありました。 集合時刻ギリギリの生徒さんも他に数名いましたので、いずれにせよ集合締め切り時間の5分前には到着しておく必要があるでしょう。 ちなみに、明日のESAT-Jの試験の集合時間を把握していない生徒さんが沢山いました。スケジュール帳を購入する、スマホのスケジュール機能を活用するなど、スケジュール管理の徹底をご指示下さい。 (学習) ◯先週の数学の大問1に続き、今日は理科の大問1に取り組みました。 理科は大問1と2が基本問題で、計10問40点あります。中堅校以上を受験する生徒さんは、理科に注力する生徒さんも多い(勉強量が成果に繋がりやすい)ので、この40点は満点を目指していく必要があります。 今日は大問1に限定して実施しましたが、24点満点で満点を取れた生徒さんが2名いました。 一方で上位校を目指す生徒さんで、半分程度の得点になってしまった生徒さんもいて、それらの生徒さんは「理科を本格的に勉強しなければいけない。」という自覚に繋がったようです。 なお、大問1は1/2年生の範囲からの出題となります。各問題の解説を行いましたが、基本事項を綿密に勉強しなければいけませんので、自宅での理科の学習時間も今後増やすようにして下さい。 (漢字・英単語トレーニング) ◯第1回の実施時に、漢字・英単語は量が多いので自宅でも取り組んで欲しい旨を伝えましたが、きちんと計画的に取り組んできた生徒さんと、そうでない生徒さんに別れました。 定期テストも終わりましたので、学校の中休み等も活用しトレーニング時間を確保して下さい。また、字が小さく判読出来ない生徒さんもいらしゃいます。「大きな字ではっきりと書く。」何よりも受験で必要な要素です。 (英語) ◯英語では長文問題を解く際のコツを説明しました。12月からは本格的に長文トレーニングに取り組みたいですが、まだ夏期講習から取り組んでいる「英文法小問の達人」が終わっていない生徒さんもいらっしゃいます。 自宅でも取り組んで11月中には終わらせるように伝えています。夏期講習で取り組んでおらず、合宿勉強会から取り組んだ生徒さんも、12月中旬には終わらせましょう。そうしていかないと、長文トレーニングに取り組む時間がありません。 それほど分厚い問題集ではありませんので、頑張って早期に終わらせて下さい。 (社会) ◯社会では都立受験に出題可能性が高い地理の「地図記号」、歴史の「時代範囲」、公民の「日本国憲法」について説明しました。この出題可能性が高い範囲で、約50点の出題があります。今後もタイミングを見て出題可能性が高い内容を説明しますが、社会はこれらの範囲を特に意識して勉強して欲しいと思います。 残念ながら「足利尊氏」「平清盛」など、歴史上の有名人物の名前が読めない生徒さんが多くいらっしゃいました。社会は興味の無い生徒さんが近年特に増えておりますので、今日説明した内容も加味し、真剣に取り組んでいきたいところです。 歴史は時代的な流れもありますので、参加者にアカウント設定したe-boardの動画解説を活用し、各時代の流れ・重要人物・重要事項等を把握していくように伝えました。 (数学・国語・理科) ◯この3科目は今日は演習中心に行いました。 数学では連立方程式の解法を完全に忘れてしまった生徒さんが何人かいました。連立方程式の基本的な代入法や加減法を説明しましたが、連立方程式が出来ないと、関数が解けないなど影響範囲も大きいので必ず基本ルールを把握しましょう。また、方程式は「確かめの計算」を必ず行い、導いた解が正しいかどうか確認して下さい。 いずれにせよ、多くの生徒さんが実感している通り、学習時間を増やしていかなければ現状は改善出来ません。目的意識を持って一所懸命に取り組んで下さい。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.11.25 小学6年生の保護者様へ [代表:宮谷] 今年は(も)異常気象で、冬の訪れも随分遅いですね・・。 水・木と朝から暖かく、半袖で歩いていた小学生が沢山いました。 毎年楽しみにしている藤の台団地のイチョウ並木も、今日車で通行するとようやく黄色く染まっていました。 受験生で「リスニングテスト」がある受験をする生徒さんは、今週末から「リスニングトレーニング」を開始いたします。すでに早い生徒さんは、本日から開始しています。 普段からセルモの学習では、単語や並び替え問題に「発音機能」が備わっており、リスニングしながら問題を解いてもらっています。しかし、受験のリスニング問題に対応するには、やはり専用のトレーニングが必要となります。 セルモでは、長年エドベック社の”A・I・M”という、専用のリスニング教材を利用しています。受験問題で頻出のリスニング問題のパターン演習や、自宅でもスマホで音声を確認出来るなど、塾内と自宅両方で学習出来る教材です。「効率よく、確実に成果を出す」教材ですので、受験生の皆さんは是非活用して下さい。 さて、中学1年生の生徒さんのご入塾がラッシュですが、小学6年生の生徒さんのお問い合わせも増えてきました。 本日も各教室で体験学習を実施させて頂きました。 やはり皆さん中学校進学を見据えて、算数・英語を中心として心配な科目が多いですね。 結論から申し上げると、絶対にこの12月から3月までの間に、 ①中学校で一番問題になっている、算数や小学生英語の習得に問題が無いか、プロ目線によるチェック。 ②問題ある場合は速やかに「さかのぼり学習」。ただし、算数の課題範囲が広い場合は、ポイントを絞って対策。 ③問題が無い場合は、中学数学・英語の「先取り学習」の実施。 を行って下さい。 保護者さんが問題ないと思っていても、小学校では中学校に必要な学習がやりきれていない(時間の都合で)場合が多く、進学後に問題が露呈するケースが、今回の中学1年生の入塾ラッシュの原因です。 例えば、小学校で覚えるべき英単語は700〜900語ありますが、お子さんは意味が分かってスペルが書けるでしょうか?中学校では、意味が分かりスペルが書ける前提で英語の授業が始まります。 ②の場合は、保護者さんの予想以上に「さかのぼり学習」が必要な範囲が広いです。 ③の場合は、中学校入学後の学習に圧倒的余裕が生まれます。この余裕(学習貯金)があればこそ、部活動との両立が可能になります。 学習に余裕が無い状態での部活動や外部での習い事は、お子さんの中学校生活に混乱をもたらしますので、是非保護者さんは進学後の見通しをしっかり立てて頂ければと思います。 お子さん本人は、細かい話や自分の学習ポジションは分からないので、判断するのは保護者さんになります。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2023.11.23 NEXT BACK