明日は受験生の夏休み前作文練習会です。
残り枠は12:30開始の枠のみとなります。
お申し込み忘れはございませんでしょうか?
作文の習得は非常に時間が掛かるので、今のうちから時間を掛けてしっかりレベルアップしていきましょう。
なお、参加される方は、
①筆記用具
②開始5分前集合
③服装は自由
④教室は木曽教室
です。
場所、参加時間の間違えが無いようにお願いします。
さて、今日は理科分野のお話です。
よくハリウッド映画で、地球に巨大隕石が近づいてきて、その落下をアメリカ中心の防衛隊が防ぐ…というようなパターンがあります。
「あり得ない!」と思っている人も多いかと思いまずが、実際に巨大隕石は落下したことがあります。
巨大隕石が地球に落下したのは、約6,500万年前に「惑星キラー」と呼ばれる直径10kmの小惑星が地球に衝突し、ユカタン半島沖のメキシコ湾に直径200メートルの「チチュルブ・クレーター」が出来たことが、地球史の中で最大の隕石(惑星)落下です。
チチュルブ衝突と呼ばれるこの衝突により、恐竜を含む当時地球上に生息していた全生物の75%が絶滅したとされます。それ以来、地球に巨大隕石は落下していません。
では、なぜ地球に隕石が落ちてこないのでしょうか?
それはいくつかの理由がありますが、
①多くが大気圏で燃え尽きている。
②地球の近くに、地球より直径が11倍大きい木星があり、その引力に引き寄せられる。※下のイラストで、地球の二個右側が木星です。
太陽から右に、水星、金星、地球、月、火星、木星、土星、天王星、海王星(受験生は暗記!)
※月は地球の上の小さいものです。
このような理由から、大きな隕石が落下してこないそうです。
ちなみに、2023年には直径数十メートルの隕石が木星に衝突し、もし地球にこの隕石が来ていたらどうなっていたか?と考えると、恐ろしい感覚になります。
隕石の落下速度は秒速2〜10kmだそうです。
拳銃の何十倍もの速さなので、避けることはほぼ不可能でしょう。
では仮に6,600万年前の惑星キラーと同じように、地球に小惑星が近づいてきたらどうなるのでしょうか?
科学者達は真剣に議論していて、地球の周回軌道上にある小惑星を調査し、小さい惑星であれば現代の技術を持ってすればロケットや核兵器を用いて破壊は可能と分析しているようです。
しかし、惑星キラーより大きな惑星となると、現代の技術では避けることが出来ないようです。
衝突のエネルギーによって300℃の熱を持つ衝撃波が発生し、全大陸の広い面積で火災が発生すし、火災による煙は、塵や水蒸気とともに上層大気に厚い雲を形成し、地表に届く太陽光が大幅に減少します。
その結果、気温が数十年間下がり続け、植物の生育が難しくなり、飢饉が地球規模で蔓延するとのシミュレーション結果を出しています。
それに、これだけの人間が避難するシェルターもありません。
約7万4,000年前に、インドネシアで大規模な巨大大噴火がありましたが、この時も地球規模のは快適な気候変動で多くの人が亡くなったそうです。しかし、アフリカやインド方面で人類は生き残り、今があるそうです。
昨日、「先生、理科に興味を持つ方法を教えて下さい!」という生徒さんがいたので、自分たちが住む地球を起点に調べ物してみると、少し面白みがでてくるかな?と思い、今日のblogを書きました。
ところで、先週多摩センターの有隣堂書店で下記の書籍を見つけました。値段が高いので購入を躊躇してみましたが、やはり欲しいので今週末書いに行こうかと思います!
もう1冊気になっている本はさらに高いですが、こちらも面白そうです。