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発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年 を読んで[代表:宮谷]

ブログへのご訪問ありがとうございます。

昨晩は寒かったですね。日中が暖かったので、寒暖差で体調を崩された方もいらっしゃるかもしれません。

さて、先週かねてから読もうと思っていた書籍を読了することが出来ました。ここ数年読んだ書籍の中では、間違いなくナンバーワンで、感動した書籍であります。

タイトル:発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年

著者:松永正訓さん

本書は、小児科医の松永正訓さん(『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』で第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞されています。)が、著述家・講演家の立石美津子さんと自閉症の障害を持つ息子さんの関係や、その成長の軌跡を書いたルポタージュです。

立石さんとその息子さんのことは、私が個人でやっているFacebookのお友達繋がりで存じ上げており、その立石さんと息子さんが主人公の書籍という事で、発売後早く読みたいと考えていました。バタバタしており、なかなか読書開始出来なかったのですが、先週ようやく開始した次第です。

ところが数ページ読む度に、涙が溢れ先に進まない・・。松永先生の文体は、シンプルで力強く、心にすっと入ってきます。立石さんのご苦労についてはFBを通じて多少なり知っていたものの、やはり障害が発覚する経緯や、息子さんの成長プロセスを詳細に知ると、小さい子を持つ親としては涙なしには読むことは出来ませんでした。

とはいうものの、先に進まねば・・・という事で、移動の休憩途中のセブンイレブンの駐車場で集中的に読了することが出来ました。もしかすると、涙ながら読書をしている姿を見て、変に思われた方がいるかもしれません(笑)。

本書は、「子を持つ全ての保護者」「教育に関わる全ての関係者」に是非ともオススメしたい著作です。

一つに、

どの保護者も「我が子は普通に育って欲しい」という気持ちがある中で、その障害を現実に受け入れ、お子さんや社会環境、そして自分自身と対峙していく立石さんの勇気に感動(感動という言葉が良いかどうか分かりませんが、私は感動しました。)すること。

そして、

我々健常者が障害についてより理解し、受容性を高めていかないといけない実態、そういった事が松永先生の著書を通して学べること。

他にも様々な気づきや学びがあります。

とにかく一度手にとって読書されることをお勧めいたします。特に、学校や学習塾の関係者や講師の方々は、昨今社会問題になっている「発達障害」についての理解が、より具体的になることは間違いありません。

人気の著作ですので、近隣の書店においていると思いますが、お急ぎの方はアマゾンなどネット書店で注文して下さい。

松永先生、そして立石さん・息子さん、素晴らしい気付きをありがとうございました。

カテゴリー:
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2018.11.12

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