セルモの教室長BLOG

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赤ちゃんポストについて

昨日・今日と読売オンラインに熊本の「赤ちゃんポスト」についての記事が掲載されています。

(その1)

http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170512-OYT8T50009.html?from=yartcl_awst

(その2)

http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170512-OYT8T50010.html?from=ytop_os1&seq=02

設置された当初私は「赤ちゃんをポストに入れるなどあり得ない!」と感じ、設置された病院を非難する気持ちは湧かなかったものの、ずいぶん複雑な気持ちになったのを記憶しています。

それからはや10年。このポストに預けられた?子供は125名に上るということです。1年で平均約12名、1ヶ月あたり約1名のペースです。想像以上に多い人数です。

預けた理由(判明分)は「生活困窮」が21%で最も多く、「未婚」と「世間体など」が17%で続いた。とあります。他の記事を読むと子供に障害があるケースもあったようです。

これだけセイフティネットが普及した今でも、生活困窮という理由に怒りを覚える人もいるようですし、未婚や世間体という理由も親の身勝手な判断と感じる人もいるでしょう。ただ、やはり当事者じゃないと分からないことが多いです。

子供の立場で考えるとどうでしょうか。やはり、愛する親から縁を切られたことは非常に悲しい事です。一方で、預けられたことで命が助かったケースもあります。これもなんとも判断が付きづらい事です。

院長先生は開設は後悔されていないとあります。大きな視野で10年間続けられてきたことは、大変ご苦労のあったことと感じます。私自身、まだ人生修行が足りないのか、まだ本当にこの仕組みが良かったのかどうか、10年経って今でも判断が付きません。皆さんはどうお考えになるでしょうか。

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2017.05.16

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