セルモの教室長BLOG

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今年も残り3日

当教室の残りの営業日数も、あと3日となりました。

学習塾で大事なのは指導品質の安定ですが、年末残り3日だからと言って特に変わること無く淡々と指導しています。

さて少し早いですが今年1年を振り返ると、地域の学力相場は年々下がり続けている印象を受けました。特に小学校の勉強(科目は問わず)を理解しないまま中学生になっている生徒さんが年々増えています。従って中学校から入塾頂いたとしても、小学生の復習から開始しないと行けない生徒さんが、新規入塾者の中で非常に大きな割合を占めるようになりました。

我々学習支援業の業界では「9才の壁」と言う言葉を使っていますが、まさに9才(時には7才、8才)の学習内容を飛び越えることが出来ていない状態の生徒さんが多いのです。学年で申し上げると、小学校3年生の学習の壁です。例えば算数で言うと、分数や小数の基本的な意味を分からず進学している状態です。

要因は様々ですが、中学生に入り小数や分数の取り戻しから始めることは、生徒自身のプライドを傷つけることになりますので、出来れば小学生の間に解決しておきたい問題です。算数だけでなく、国語の文法や理科・社会の基本的事項も同様の状態です。

保護者さん自身がきちんとお子さんの学習の状態を把握することは当然として、学校側でも「もっと正直」に、生徒さんの学習の状態をご家庭に伝える必要があるでしょう。ただ、一つ言える事は、周りの大人に余裕が無くなっているのかな?とも感じます。ご家庭は共働きで、なかなかそういった時間を割くことが出来ない現実。学校の先生も、役割が多すぎてきちんと生徒一人ひとりと向き合えない状況。

我々セルモの役割としては、そういった現実をしっかり理解しながら「出来うること」をきちんとやっていくことなのかなと思います。生徒一人ひとりが「自信を取り戻して、自立して勉強できるようになる。」という信念を、来年も継続して持ち続けたいと思います。

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2016.12.26

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