セルモの教室長BLOG

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興味深いニュース

今日の読売新聞に、奈良時代(700年代)の日本に「ペルシャ人」の役人がいたというニュースがありました。

http://www.yomiuri.co.jp/culture/20161004-OYT1T50163.html?from=ycont_top_txt

ペルシャ人というのは、あのペルシャ絨毯やペルシャ猫のペルシャです。つまり、現在のイランに当たるわけですが、今から1300年も昔に日本にいたという事実を知り、大変驚きました。

調べてみるとシルクロードを通って日本にやってきたようですが、当時の中国では宗教、芸術に始まり衣食住の分野に至るまで、イラン文化全盛ともいうべき大流行を見せたそうです。その流れで日本にやってきたのでしょうが、飛行機も電車も無い時代に途方も無い距離を移動してきたそのペルシャ人の人達は、大変勇気と行動力のある人達だったに違いありません。いったい何日かかって到達したのでしょうか?大変興味深い話です。

さらに調べて見ると、どうもこのペルシャ人は日本から中国に派遣された遣唐使に同行してやってきたようです。

付いてきたペルシャ人も凄いですが、連れて帰ってきた遣唐使達も大胆です(笑)。いったいどういう交渉をして連れてきたのでしょうか?遣唐使はいわゆるエリート達ですから、当時の日本の発展に役立つ情報やスキルをこのペルシャ人が持っていると考えたのかも知れません。このペルシャ人は、日本で階級も与えられたようですから、きっと高いスキルを持った人だったに違いありません。

この100年で社会は猛烈な勢いで技術革新し人間が出来ることは増えてきましたが、行動力だけで言うと当時の人のほうが先進的だったかもしれませんね。

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2016.10.05

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