セルモの教室長BLOG

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中学2年生の職場体験について

現在、各中学校の2年生が職場体験に行っています。

町田市はここ数年この取り組みに熱心ですね。とても良い取り組みですよね。数日間の経験ではありますが、働くことで将来に向けて意識を持てたら良いと思います。ちなみに、教室で実際に参加した2年生に感想を聞いてみると「疲れた」という意見が大半です。

そりゃそうでしょう。今まで使ったことの無い「気」を使う訳ですから。この貴重な体験を今後の進学や受験に活かして欲しいですね。生徒に「疲れた」以外感じたことは無いの?と聞くと、「働いている人の真剣さが伝わってきた」「自分達の受入は大変だったと思う」など、自分なりの意見をしっかり持っている生徒もいました。

一方で、残念なことですが参加者が遅刻する・人の話を聞かないなどマナーが悪く、翌年度からの職場体験を断る企業さんもあるそうです。そのような理由から毎年生徒の数に応じた職場を確保することが大変であると、町田市の方から聞いたことがあります。職場の方も真剣勝負ですから、いくら寛容な気持ちでがあったとしても、許容出来ない範囲があるということでしょうね。

学校でもマナーについては事前に説明しているそうですが、そもそもそのようなマナー違反をする生徒は、説明も真剣に聞いていないのでしょう。聞いていないというか、ルール違反をすることで、どのような影響があるか考えていない・想像が付かないのだと思います。職場体験先の方に怒られても、その段階ではどういう影響があるかまだ分からないのでしょう。職場体験先として駄目になった段階でしか生徒自身は自分が悪いと気付かないのかも知れません。

当然ながら、生徒よりも学校の先生達も大変です。先生の中には、そういった生徒と一緒に職場体験先に謝りに行ったりもするそうで、本来は先生ではなくて親が一緒に謝りに行くべきではないのかな?と個人的には思います。

いづれにせよ、話を聞くより実際に体験するのが一番であることは間違いありません。出来れば、もっと様々な社会体験の機会を用意し、生徒自身に考えて貰う機会が増えると嬉しいですね。

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2016.09.16

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