セルモの教室長BLOG

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それほど議論の余地は無いと思いますが・・。

今朝のNHKで中学校の先生の残業時間について特集がありました。

当ブログでも何度か話題にしたことがありますが、中学校の先生が特に部活動の影響で残業時間が非常に増えている現状があります。部活動を外部のコーチに委託を進めることによって、先生達の休日の確保・本来の業務に時間を割くことが出来るというものでした。

国の文部科学省でも、その動きを加速させるために各教育委員会を支援しているとのことでした。以前から学校の先生が本来の学習指導に時間を割けていないことを、当ブログでも指摘してきました。番組でもインタビューを受けた元先生の残業時間は180時間/月を超えており、また指導内容も手を抜かざるを得ないとのことでした。

考えるに、今の日本の教育現場は基本的な学習教育をないがしろにし、オプションメニューばかり増やしていると思います。オプションメニューとは、部活動や体育際・合唱祭・その他課外活動などです。もちろんそれぞれの有用性はあるのでしょうが、そのサービスを全て先生達に担わせるのは明らかに業務範囲が広すぎるし、また生徒達も全て受け止めることが出来るでしょうか?

そのような状況からすると、部活動を外部のコーチに委託することに議論の余地は無いと思います。先生達だって家族もいるし、自分の余暇を過ごす権利があります。「学校の先生だから」という理由で色々求めてはいけないのです。先生はスーパーマンではありません。

早く国のルールとして部活動のコーチや監督・顧問は先生達以外がやるというのが普通になってもらいたいものです。そうすれば先生達も本来の学習指導やコミュニケーションに時間が割けるし、学習に遅れの出た生徒へのフォローもやりやすくなるでしょう。

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2016.07.19

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