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学習の中1ギャップに苦しまないために

昨日は中1の登校が多い1日でした。

2学期期末テスト以降、学習の中1ギャップに苦しんでいる生徒に向け小学校の復習を実施しています。

中1ギャップとは、学習面でいうと小学校の勉強をよく理解しないまま中学校に進学したことで、学校の勉強についていけなくなっている状態をいいます。学習面以外でも、友達関係や部活などで悩む生徒もいます。

一番顕著なのは「数学」で、中1の2学期で「文字と式」「方程式」等を学習しますが、「分数の通分・約分が分からない」「小数の筆算ができない」から始まり、「1キロメートルは100メートル??」「割合・速さの計算ができない」「食塩水の濃度って何?」まで、生徒さんによって様々な悩みを抱えています。

2学期後半からは平面図形・立体図形を学習しますが、「三角形の面積の公式は?」「円柱っでどんな形」など、こちらも様々な不明点が露呈しています。

時間をかけて1個ずつさかのぼり復習するしかないのですが、中1で小学校の復習をするということは多感な生徒さんだとプライドが邪魔します。ですので、私達もできればやりたくないことであります。しかし、やらないとまた2年生で苦労します。2年生は1年生の発展ですからね。

きちんと生徒一人ひとりに、「ここができないと、いつどこに影響するのか?」ということを説明し、納得してもらってから復習を行います。実際に復習してみると、最初はあまりにも理解できていないことに、生徒自身が仰天します。それを一つずつ紐解きながら、理解を進めていきます。

昨日は「速さ」の理解に苦しむ女子中1に補習に来てもらい頑張ってもらいました。「小学校6年生」にさかのぼり、2週間かけ3巡目の復習で8割自分で解けるようになりました。まだ単位の変換で理解が薄い箇所がありますが、もう少し頑張れば対応できるようになることでしょう。本人お最後は自分でクリアできたので、少し満足そうに帰って行きました。

学校の進度でいうと、図形に入っていますので、こちらは冬期講習の時間を割いて進めています。なんとか3学期の学年末テストは、70点以上は取らせてあげたいと思っています。そのためには、年明け以降も勉強を重ねていく必要があるでしょう。

ブログタイトルの「苦しまないために」というところですが、結論としては小学校の間にきちんと勉強しておくしか対策はありません。お子さんが何も言わないととしても、必ず保護者さんはお子さんの理解度を確認してください。学校の先生に詳しく聞くこと、また我々のような学習塾で模擬試験や学力チェック用のテストを受けていただければ、理解度は一発で判明します。

そして、いま理解できていないことが後々にどういう影響を与えるか?そういった点もきちんと説明してあげる必要があるでしょう。その上で、具体的な学習の対策を立てていきましょう。保護者さんが教えることが可能であれば、まずはご家庭で速やかに学習時間を確保してください。それが難しい場合は、我々のようなプロにご相談いただければと思います。

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2015.12.24

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