最近大気汚染が酷いことをご存知ですか? 本日23日天皇誕生日も元気に冬期講習を実施中の、セルモ町田忠生教室です。 この冬、マスクをして登校する生徒がとても多いです。 風邪を予防するという目的もありますが、ほとんどの生徒が鼻炎予防です。教室には3つの高性能空気清浄機を設置していますが、それでも症状が酷い生徒はくしゃみや鼻水が出てしまいます。薬を飲んでいる生徒も多いですね。空気を清浄しても、どうしてもエアコンから入ってくる風の中や、生徒たちの服や頭についたホコリやチリで鼻炎になっているのかな?と思います。 昨年の冬はこのようなことがありませんでした。今年の冬はとても顕著な状況です。 原因を調べてみると、東京の大気汚染の状況が宜しくないということがわかりました。下記のサイトで東京のPM2.5の状況がわかります。 東京 pm2.5 リアルタイム http://pm25news.com/?area=2&pref=13 このPM2.5は何が原因で発生するのでしょうか? 中国の環境汚染が原因で日本にPM2.5が飛来するという話は聞いたことがありますよね。九州北部では影響を受けていることもご存知だと思います。 PM2.5まとめ http://pm25.jp このサイトの地図データをみると、中国大陸のPM2.5の色が赤やオレンジで染まっているのがわかります。)上海や北京など都市部のデータが出ていないのですが) PM2.5の主な発生原因は石炭の消費です。中国国内ではエネルギーの約70%が石炭だそうで 世界の生産量の半分を消費しています。 急激な経済の発展の為、環境設備が追いつかないまま石炭を燃やしている事が主な原因だと言われています。特に冬は家庭でも石炭暖房を使う為、その影響が深刻というわけです。中国のアパートなどは日本と違いセントラルヒーティングなので、一家庭でコントロールできないそうです。 ここ10年で6倍以上に増えた自家用車も追加要因の一つです。中国のガソリンは精製の品質があまり良くない為、車から出る排ガスも日本ほど浄化されていないわけです。 では、東京のPM2.5の濃度が濃いのは、中国が原因かというと半分当たりで半分外れているようです。研究では、その影響度は4割から5割だそうで、首都圏は幹線道路の交通量が多い上、東京湾沿いには大規模な工業地帯もあります。また、東京湾を往来する貨物船などの船も発生源とみられているようです。船に脱硫装置を付けるのは技術的課題が多く、燃料油の硫黄分の上限を決めて規制していますが不十分との指摘もあります。 ですので、対岸の家事と考えずに私たちも環境汚染をもっと考えていかないといけません。例えば、電力消費を一つとっても、家庭の電球をLEDに全家庭が交換すると、発電所数軒分の電力消費が抑えられるそうです。みなさんのご家庭でも、LEDに変わっていないところを交換するところから始めてみてはいかがでしょうか?最近はLED電球もとても安いですからね。当然、こまめな消灯は前提ですが。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2015.12.23