セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

中間テスト対策実施中で感じること

町田市忠生の個別学習のセルモです。

日曜と月曜の二日間お休みを頂きました。ゆっくりできたかと言うと、家庭のやるべき事が山積みで色々活動していました。

世間ではシルバーウィークであと二日間お休みが続きますが、当教室は差し迫った中間テストに向け、先週土曜日に引き続き中間テスト対策を朝から進めています。

さて当教室は定期テストに臨むにあたり、定期テストの学習計画表作成と2科目程度の課題プリント(テスト範囲の基本となる箇所)の設定をしており、この計画と課題をきちんと実行した生徒さんに対し「テスト対策授業」を行っています。

これらの約束を守らない生徒に対しはテスト対策授業は実施しません。なぜ実施しないかと言うと、やったとしてもたいして効果が発揮されませんし、また約束を守った生徒を懸命に支援したいということがあるからです。


まずなぜ効果が発揮されないか?というと、勉強というのステップが大事で、ステップを無視して進んでも成果は出ないからです。基本をクリアしていないのに応用的なことを指導しても当然解けませんので、基本の学習を一からやらざるを得なくなってしまいます。テスト直前のテスト対策は普段塾で勉強していない科目を選択する生徒が多いのですが、1科目に取れる時間は数時間しかなく、テスト範囲のまとめや復習を行うのが目的ですので、一から勉強しなおすということは「学校の授業を聞いていない」「日頃の予習・復習を行っていない」ということに他なりません。これでは「学校や自宅では勉強せず、塾で全てを学習する」ということになってしまい、学習のサイクルとしては大変良くありません。直前に付け焼き刃的に全てを学習しなおしても、短期的には覚えることができても、中長期的には忘れてしまい、受験時に一から勉強をやり直さなければなりません。


また約束を守れない生徒に手を差し伸べてもそれは単に甘やかしていることになります。もちろん約束を守れない理由は確認しますが、たいていは「面倒だから」というのが理由です。「面倒だから」やらない生徒を甘やかしてしまうと、その甘えが増長し最終的には何も努力しなくなってしまいます。それは勉強だけでなく、人生を生きていく上でも良くないことと考えます。


約束を守った生徒に対しては、その努力に対ししっかり評価し、さらなる支援を行うことが本人のやる気と能力をさらに引き延ばします。「信賞必罰」という言葉がありますが、まさに信賞してあげる必要があるのです。日本社会はこの信賞が少し足りないような気がしますね。逆に努力しない人に対しての必罰がなく、甘えた人は甘えていても何とかなるというのが日本社会の特徴で、人材的な国際的な競争力を失っていると言うのは、こういうところも関係しているかもしれません。

そうは言っても中学生の多くが、「自分に甘く自律した行動」を取ることができません。だからチャンスは何度か与えないといけないでしょう。それも5度、6度とチャンスを与えても、何も努力しない・・・そうなるといくら中学生とはいえ、自己責任に掛けていると言わざるを得ません。このあたりのさじ加減は個人や個性によって異なりますので、大変判断が難しいところです。

今日もそんなことを感じながら、授業を進めています。

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2015.09.22

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