教室のこと

中学一年生の5月病をどう考えるか?

町田市忠生の個別学習のセルモです。

5月も下旬に入りました。

これから定期テストの結果が生徒たちから提出されます。

昨日提出してきた中学二年生の数学が34点アップし、かなり喜んでいましたね。こちらもうれしかったです。

34点アップということは前回かなり悪かった訳ですが、この生徒さんの場合、

学習した内容を理解・定着させるためには同じ箇所を3~4回繰り返して復習しなければいけないという特徴が判明しました。

解き方がアバウトな場合は、徹底して修正することで根気強く解いてもらいました。その結果が34点アップなのです。

他にも二桁アップが2科目ありました。あとはこの調子を維持していけるかどうかです。1回アップさせるのは、

それほど難しいことではありません。問題は継続していけるかどうかです。期末テストは内容が難しくなるので、

さらに気合を入れていかなければいけないでしょう。

さて、表題の通り5月末になると毎年中学校一年生の生徒さんが悩み始める時期で、保護者さんからのご相談が増えます。

内容はほぼ同じで、「部活動と学習のバランスをどう図るか?」という内容です。

要は、部活動が忙しく学習に割く時間が無く、中学校生活を過ごすのに自信が無い・心配ということです。

これは非常に大事なテーマですね。結論(私どもの意見)としては、ご家庭として「何を優先するか?」

そして「子供さんのキャパシティは?」という2点について、しっかり考えていただきたいということです。

まず2つめのキャパシティという点から申し上げると、生徒さんによって勉強や部活動をやりこなせる

ボリュームというのは千差万別です。本当に二つとも上手にやりこなせる生徒もいれば、

どちらも手につか無いという生徒もいます。生徒さんの性格や、それぞれの能力・体力など様々な要因が影響します。

いきなりその能力が伸びる訳で無いので、全てを完璧にやりこなせ!というのは大人のエゴになります。まずはその分析をしなければいけません。

そして、分析するにあたり重要なのが、優先順位は何が高いのか?という点です。

例えば学力にもともと不安を抱えている状態で、部活動を優先させると、

その後学力を取り戻すのは非常に難しくなります。最終的には高校受験に影響するわけですので、

優先順位の判断は長期的な視点で判断しなければなりません。

学力に不安がなければ、勉強への取り組みを少し緩めて、

まずは部活動のペースに慣れるように生活時間をコントロールしてあげれば良いでしょう。

その他、食事のタイミングや量、睡眠時間など、様々な角度で生活を調整していかなければいけません。

この5月のタイミングでしっかり調整していかないと、その後ズルズルと全てがうまくいかない状況が続き、

一年生が終わる頃には目も当てられない状況に陥ってしまうことも珍しくありません。

多感な時期の生徒さんですので、考えた通り全てうまくいくわけではありませんが、

とにかく創意工夫して子供たちをサポートしていきましょう。もちろん、

セルモでも保護者さんとご相談の上、様々なサポートを重ねていきます。

カテゴリー:
教室のこと
2015.05.21

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