セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

セルモ・学習Q&A その2!! [代表:宮谷]

先日セルモのQ&Aを掲載しましたが、その後も他多数ご質問頂いております。第二弾として、いくつかUPしますね。


質問①:「学習に遅れがある」場合は、どうすれば良い?


回答①:基本的には、どの生徒さんもつまずき始めた地点があります。算数(数学)では、我々の経験上、小学校4年生でつまずく生徒さんが多いです。我々は「10歳の壁」と言っています。


4年生になると、中学校で学習する内容の「予備学習」が始まり、単純な計算処理は減り、文章や図表を読み取り、複数の要素を判断したうえで、計算処理するというような「読解力・思考力」が必要な問題が増えます。これは、国が定める学習指導要領の根本的要素です。


ところが学校では授業時間が足りない・単元数が多すぎる・説明が大変などの理由で、教科書に標準的に掲載されている問題でも、端折って進めていくケースが多いです。このような授業を実施する先生の場合、お子様は小テストでは高得点をとっても、「実は理解していない。」という場合が少なくありません。


学校の先生がどうさじ加減をしているか、それは保護者さん側では知る手段がありません。そのような状況ですので、4年生、5年生、6年生と進むと出来ない範囲が増えてくるのです。


個別学習のセルモは、「完全教科書対応」であり、原則として中学校で必要な単元を飛ばすことはありません(そろばん等を除き)。


よってつまずいた生徒さんは、「つまずいた箇所に戻り学習する」という原則に沿えば、遅れを取り戻すことが出来ます。ただし、当然ながら数日で取り戻すことは出来ないので、しっかり時間を掛けて取り組んでいきます。


1年前は出来なかったことでも、1年後にやってみると理解できるケースも多く、まずは「さかのぼり学習」に取り組みましょう。


いったん範囲をさかのぼり、「比較的よく出来る単元から進め、徐々につまずいた箇所にアプローチ」することで、生徒さんも安心して取り組む事ができるでしょう。


※コロナ渦で、この「学習の壁」が低学年化している傾向があります。


質問②:「宿題」はどの程度出ますか?


回答②:基本的にはその日に実施した単元の類題を出題します。帰宅したら30分程度で出来るボリュームです。学年や授業時間により異なりますが、多くの生徒さんが「宿題で困る」ことはありません。授業で学習していない単元の宿題は出しません。


より多くの学習を望まれる方は、是非「教科書をしっかり読み込む」ことをお勧めいたします。次の日に学校で学習する箇所を読み込むことで、学校授業が快適に進みます。また、受講していない科目を学習したい場合は、教材の販売や自宅で取り組めるオンライン学習ツールをご提供いたします(有料・キャンペーン特典あり)。


質問③:子供がセルモで学習する内容はどうやって把握出来ますか?


回答③:通常授業では授業毎に「授業報告メール」をお送りしています。「宿題」「確認テスト」「授業」の内容が細かく把握出来ます。良い点や課題についてコメントを入れておりますので、生徒さんを褒める・コミュニケーションを取るきっかけになります。


質問④:今の所高校受験の目標は明確に決まっていないのですが、どう考えれば良いでしょうか?


回答④:どこの学校に進学するか、それは将来の目標から逆算していくことになります。大学or専門学校どちらに進学するのか、大学と言っても幅広くあり、どのレベル・どの学部、就職先や将来希望する職業によって異なってくるでしょう。



中学1年生の終盤位には、そのあたりの「仮の」イメージを検討していく必要があります。あくまでも「仮」なので、中学3年生までに修正する場合もあるでしょうし、実際に高校に進学してからも変わる可能性があります。それはそれで良いと思います。


あとは現実的な可能性や、ご家庭の予算も要素として加えていきましょう。町田市内の平均的な学力でいうと、学校の平均点を取っている生徒さんで、模擬テストでは偏差値42〜43程度になります。平均点を取っていても、偏差値50は無いということを認識する必要があります。


偏差値50前後を境に、大学の進学先は大きく変わってきます。大学にこだわりがある場合は、この50を取っていく必要があるでしょう。学校の成績でいうと、上から1/3位の生徒さんが目安になります。町田市内は学校の成績順位を公開していないので、一般的には模擬試験を受験して判定を受けることになります。当教室でも年間4〜5回の模擬試験を実施しています。


偏差値上位を目指す生徒さんほど、この判定は早めに取っておいて下さい。「学校の勉強は比較的大丈夫」という曖昧な情報だけで判断していると、実は学校により「定期テストが簡単」な状態で判断ミスをした・・というケーも珍しくありません。町田市内の中学校でも、問題の中身は驚くほど違います。


都立高校か私立高校か?という選択も重要です。カリキュラムが違う、学習/運動の環境が違う・指定校推薦の範囲や人数が違う、一概には学費だけで決められません。最近は都立よりも私立を選ぶ生徒さんが増えています。お子様の個性や希望を見ての判断、東京都は私立の学費補助があるなどの理由が主です。


いずれにしても考える要素や範囲が広いので、我々のような専門家に聞いて頂くのが良いでしょう。


質問⑤:都立高校の受験は何が難しいの?


回答⑤:簡単にいうと、「科目が5科目ある」「問題が教科書レベルでは無い」の2点です。中学校の教科書は3年間5科目で4,000ページほどあります。また、この4,000ページをベースに、受験用にカスタマイズされた問題が出題されます。


公立高校と言っても、都道府県によりレベル設定が随分異なります。お隣の神奈川県と比べると、東京都は難しいです。


つまり、学校の定期テストは解けても、都立の受験問題は解けないということです。基礎をきちんと身につけた上で、過去問題で経験を積んでいく必要があります。ボリュームもあるし、プロセスをきちんと踏んでいかないといけないので、中途半端な取り組みでは点数が取れません。


中学校入学前から、「助走期間」を設ける必要があります。①の回答にも書いたとおり、中学校の予備学習の段階からきちんと階段を登って下さい。階段と同じで、いきなり3段・4段飛ばしは出来ませんよね。


質問⑥:どうしても都立高校に行きたい。しかし、都立受験の勉強に耐え得ない可能性がある。


回答⑥:都立高校の中にも、何かしらの事情により勉強を苦手にしている生徒さんに向けた学校があります。例えば、町田市の生徒さんで言うと「八王子拓真高校」などがそれに該当します。


通常の都立高校とは、科目数や出題数・出題レベルが異なります。しかし、このような学校が多摩地域で数が少なく、倍率が高いのです。苦手にしている生徒さんにも、それ相応の努力をして頂く必要があります。受ければ受かるという学校ではありませんので、注意して下さい。


逆に定員割れしている普通高校もあります。これらの学校は逆に入学することは出来ても、高校の学習についていけない可能性があります。留年や学校に行かなくなり退学するというパターンもありますので、いずれにせよ高校の学習に耐え得るよう、中学校の基礎学習を習得しておく必要があります。


質問⑦:発達に悩みがある子供のフォローはしてくれますか?


回答⑦:はい。豊富な経験があります。現在も同様の悩みを持つ複数の生徒さんが通われており、それぞれの課題に合わせた授業を実施しています。


ただ、発達の悩みと言っても千差万別です。まずはお子様の状況について詳しくお教え頂き、どのような解決策があるかアドバイスさせて頂きます。教育センターや小児病院でWISCなどの発達検査を受けられている場合は、検査結果を共有頂けますと、より適切にアドバイス出来ます。


質問⑧:発達検査は受けるべき?


回答⑧:質問⑦に続いてお子様の発達に関するご質問ですが、お子様の成長や発達に心配がある場合は、速やかに教育センターに相談をしましょう。親切・丁寧に対応して頂けます。


発達検査の代表であるWISCは、お子様の特徴を非常にわかりやすく分析してくれます。学習やコミュニケーションに課題がある場合は、何が原因なのか明確にすることが出来ます。「記憶力」「情報処理力」「視覚認識」など、どこに課題があるから発達に影響があるのかを知ることが出来ます。


ただ、近年は教育センターへの相談も増加傾向で、明日急に相談出来る状況ではありません。初回の相談で3週間〜1ヶ月後、さらにお子様を連れての検査はその1ヶ月後・・というのも珍しくありません。ご心配される期間も長期化するので、思い立ったらすぐに予約するというのが良いと思います。


その場合は、ご夫婦でよく話し合って下さい。目線合わせをしたうえで相談を進めていきましょう。検査を受ける際は、お子様への伝え方もありますので、相談員の方から手順を学んで下さい。


無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!