セルモの教室長BLOG

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夏期講習前半を振り返って [代表:宮谷]

夏期講習前半を振り返ると、いくつかの痛感することがありました。

①中学3年生の進捗に大きな差

夏休みは中学3年生にとってもとても大事な時期ということは、言うまでもありません。

受験に向けて「やらなければいけないメニュー」は概ね決まっているのですが、受験向けの学習に取り組み始めた時期により、大きな進捗差になっています。すでに2年生から当教室で取り組んでいた生徒さんは、冬休み・春休みとそのメニューを消化してきましたが、3年生になってから入塾した生徒さんは、他の生徒さんが冬や春に取り組んでいたメニューをいま消化している段階となります。


簡単に言うと、半年以上の差が付いている場合もあり、遅れている生徒さんは今後予定されているメニューの消化が難しくなります。志望校により、その必要性の有無もありますが、中堅〜上位校を目指す場合はなんとしてでも消化する必要があるものの、時間が足りません。秋〜冬で夏に消化出来なかったメニューを消化するため、「日帰り合宿勉強会」というものを実施していますが、選考しているライバルは過去問など仕上げに入っていきますので、結局最終的にはその差が埋まらないまま受験を迎えることになります。


つまり受験は先行逃げ切りになるので、とにかく早めに対策を打つことが重要です。今年も進捗が遅れている生徒を見て、「この生徒さんはどこまで進めることが出来るかな?」と考えながら指導しています。生徒さん以上に講師が焦っているかもしれません。焦っても仕方が有りませんので、一単元ずつ丁寧に取り組んで頂くしかありませんね。


ただ、保護者さんに理解していただきたいのは、今の中学校の学習しなければいけない教科書の範囲は、各科目ともにとても広く、そう簡単には復習出来ないということです。教科書を積み上げて頂ければわかりますが、5教科3年間で4,000ページ以上あります。教科書を読んで基礎的な内容を把握するだけでも膨大な時間が掛かります。


とにかくお子さんの学習に危機やリスクを感じたら、早めにご相談頂きたいと思います。


②小学校4/5年生の頑張り


特に5年生で頑張ってる生徒さんが多いですね。当教室の場合、算数や国語に遅れがあり入塾されてくる生徒さんが大半ですが、この夏期講習期間を活かし、大きくリカバリー出来ています。例えば春に入塾して4年生の最初から復習している5年生の生徒さんが、まもなく4年生の復習を終えれそうなところまで進んだ生徒さんがたくさんいらっしゃいます。

約5〜6ヶ月掛けて1年分を復習してきたわけですが、入塾当初と比べて皆さん解くのがとても速くなっています。イメージで言うと、パズルを組み上げるのが速くなった感じです。脳の中に色々な引き出しが出来て、それをさっと開けて必要な解法を取り出せるようになったということですね。


この調子で行けば、夏休み中にギリギリ5年生の学習に入ることが出来るので、夏休み明けは少し気持ちも楽になり、学校へも通えるのでは無いでしょうか。どの生徒を見ても、表情に余裕というか自信が生まれてきていますね。目つきをみればわかります。こういった生徒さんは、中学校に入ると強いです。小学校で遅れを経験しましたので、「遅れを取るリスクやダメージ」を理解しています。中学校に入ると「遅れが出ないよう」に頑張ってくれますよ。


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